おまさぼう春夏秋冬~Second Season~:映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
2021-01-08T21:34:15+09:00
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終活しなくちゃと思いながら毎日をだらしなく送っている団塊の世代です。写真は、ドラマ『子連れ狼』(北大路欣也さん版)の大五郎(小林翼さん)。私の癒しです。スカパー「時代劇専門チャンネル」のTV画面から撮影。問題でしたらお知らせください。
Excite Blog
映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』フォトブック
http://omasabeu.exblog.jp/32091893/
2021-01-08T21:25:00+09:00
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映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
私はもちろん、この通り。見応えあります。右側はパンフレット。ポスターも購入して壁際のフレームに入れてるんですが、フレームの大きさがポスターよりも少し大きくて恰好よくないので、私だけの鑑賞用ということで、お見せできかねます(笑)
初日限定チラシ
表
裏
肝心のフォトブック予約サイトは↓です。
https://finefilms.stores.jp/items/5ff6ed8cda019c281ce72ae8
STORE内を探索されれば、ほかにも掘り出し物がありそうですよん。
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『ワンデイ』キム・ナムギル インタビュー③ 個人の関心事?
http://omasabeu.exblog.jp/29735287/
2018-04-21T11:06:00+09:00
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映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
インタビューで語っている「騒がしかった頃に」という曲は、2016 Road Show 大阪公演で歌っていますし、「残された人々」は、かつて、Gilstoryで取り上げています。その折々に思いつきや言いっぱなしではないというナムギルさんの誠実さ、真摯さがこういう事例からも感じとれます。歌詞は以前の記事をリンクしておきます。興味のある方はご参照ください。
騒がしかった頃に
残された人々
[インタビュー③]キム・ナムギル 「個人の関心事? 政治・社会... 胸が締め付けられる」
[日刊スポーツ]入力2017.04.0809:00 http://news.joins.com/article/21453481
※インタビュー②から続きます。
- 飲み会もたくさん持ったか。
飲み会は多くなかった。ウフィはお酒をあまり飲まないんだけど、飲むと、よく飲むんだそうだ。ただ、好んでは飲んでないって。実際、『パンドラ』のとき、『ある日』チームがVIP試写会に皆来てくれたんだけど、ウフィは(チョン)ドヨン姉と朝まで一緒にいた。ぼくはさっさと落ちた(笑)。
- 感情をとらえるとき、助けになるものがあるとすれば。
やはり、音楽だ。イ・ジフンの「なぜ空は」のような音楽が好きだ。めちゃ過去のものか?ぼくはちょっと古い人間だ。ハハハ。インディーズバンドの曲も好きだし。「騒がしかった頃に」、トイ「残された人々」はまるでガンスの話みたいではないか? 冬の海のシーンを撮る時はコ・ヒョンジョン先輩が出ていたドラマ『ディア・マイ・フレンズ』のイントロ部分に広がるLynさんの歌を聞いた。「ほかには要らない。この音楽がここには最高だ!」という気持ちだった。
- ひげはキム・ナムギルにとってどのような存在なのか。
自尊心(笑)? はじめは作品のためにはやした。重厚感を出したくて。それから、だんだんと管理ができなくなったけど、しばらくすると、ヒゲのない顔が不自然だよね。無精なので剃らなかったが、剃るとびっくりされるからちゃんと管理をしてみようと思って着けている。顔の足りない部分を満たしてくれるような気もするし。
- 足りない部分がありますか?
口がちょっと小さな方だ。鼻の上までは男らしいが、鼻の下は女性っぽいようだという話をよく聞いた。それで「口を裂いてこようか?そしたら、少しは男っぽく見えるか?」と言ったこともある。今は年齢もあるし、やってみたらどれだけハンサムになるかという気もする。 - 最近、個人の関心事は何か。
「政治・社会。ほんとだよ(笑)! 生きていくという問題が最も気にかかるばかりだ。大きな関心まではないが社会的な現象を逃さないようにしている。今も毎朝新聞を読む。子どもの頃は何の話か分からなかったし、新聞に書かれた言葉がすべて正解ではないが、世界を見る目は育てられるようだ。そしたら、演技にも役に立つ。
- 疲労感が感じられる時期ではある。
人生そのものが厳しいから。今はニュースを見ると、胸がぐいと締め付けられる感じがする。この機会に、映画の宣伝をちょっとすると、『ある日』はそのような時期によく合う映画ではないかと思う。疲労感を軽減してくれ、人間本来の姿を再び考えさせてくれる。
- 『パンドラ』の時も時局の話が出て来た。
ぼくは『パンドラ』が世界を変えると思った。ところが、てんで原発自体に関心が見えない。ぼくもそこまでダメとは思わなかった。損益分岐点だけはネットフリックスに売れたからだそうだ。その時「時局から眼をそらしたくない」ということを言ったが、こんなことならそうすればよかった。映画よりも映画的な現実が多いみたいだから、観客も疲れたのではないかと思う。
いや、1000万(動員)した俳優がこのような話をすると「そんなことありか」とおっしゃるだろうが、ぼくは1000万したことのない俳優として、すごく言いたくて申し上げるとそうだということだ(笑)。大目に見ていただきたい。
- 小さな映画の復興期が再び起こってほしいという希望がある。
『殺人者の記憶法』をともにしたウォン・シニョン監督もそのような夢を見たとおっしゃっていた。会ってそのような話をした。あまりにも映画産業自体が1000万のみに焦点が当てられているから。小さな映画を出したとき、「見所が多い映画だ」という認識もさせてあげねばならないが、良い俳優、素材が多ければ、さらにいいのではないかと思う気持ちがある。すぐにではなく、次を考える映画が増えればいいなと願う。
- 『ある日』がその踏み台になり得ないだろうか。
ウフィと「やー、単に大きな映画をしなくちゃ! 娯楽映画をするんだ」という冗談も言ったが、「この作品がうまく出来たらいいな。観客の方々がどれだけお選びいただけるか分からないが絶望ではなかったという評判だけを受けても大丈夫だ」という気はさらに大きい。そうして、次を考えることができたし。製作者と「ぼくら、それでもよくやったさ!」と言いながら、ハイタッチ位はしたい。
- 次期作は決まったか。ドラマではいつ観ることができるのか。
ドラマを探しているのだが、まだ確定されたものはない。それから、ぼくが興味のある作品はほとんど若い俳優たちとやりたいと言われる。それなら「そうですか。若い方たちとなさってください」と言って気を変える。映画は話が仕上げの段階になっている作品が一つあることはある。話したら、会社で何とかするかな?話してはいけないね。ハハ。
チョ・ヨンギョン記者写真=オーパス・ピクチャーズ]]>
『ワンデイ』キム・ナムギル インタビュー②「お喋りなキム・ナムギル」
http://omasabeu.exblog.jp/29712078/
2018-04-10T19:48:00+09:00
2018-04-10T19:51:36+09:00
2018-04-10T19:48:51+09:00
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映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
http://www.wowkorea.jp/news/enter/2018/0406/10210299.html
一方、嬉しいニュースとしては、『殺人者の記憶法』韓国版ブルーレイが4月20日に発売とのこと。本編+監督版の2Discが入っているのが魅力です。当分は、この作品をはじめ、過去作品を観ながら過ごすことになりそうです。
[インタビュー②] "コ・ヒョンジョン母さん、どうしてる?会いたい!」お喋りキム・ナムギル
[日刊スポーツ]入力2017-04-0809:02
http://news.jtbc.joins.com/article/article.aspx?news_id=NB11451408
※インタビュー①から続きます。
- 『パンドラ』に続き『ある日』も節制された涙のシーンが光っている。
『パンドラ』は、個人、人間についての考察と悩みが込められた涙だった。その男は最初からそんなことができるやつではなかった。家族のために身を投じたため恐怖感が大きいだろうと思った。しかし、演技をしながら、ぼくが持っている限界にぶつかり、その未熟さに自分自身すごくもどかしかった。
- 『ある日』は少し違ったのか。
「少なくとも怖くはなかった。同じ涙でも『ある日』は漠然と犠牲的な部分だけを考えたというよりは、それでも人間だから、新しい出発ということをしたくて、心の重荷を減らしてしまいたいという考えをしたのだと分析した。暴発しても声を出して泣くよりは両手をぴったりと合わせ、すまないという感情が出る痛ましさを表現したかった。
- どのような演技がより大変だったか。
両方ともに気が重くはあった。『ある日』は、カメラを4台回したし、『パンドラ』は6台を回したが本当に気が重かった(笑)。ただ、『ある日』は時間的余裕がもう少し足りなかった。日が沈む時間に合わせて撮らねばならなかったので、瞬間の感情に集中した。
- 実際には涙は多い方か。
ぼくは一人では泣かないタイプだ。泣きたくても我慢する。感情的に楽になりたいと思うことはあっても、涙で解消されない。
- フィルモグラフィーを見ると、憂愁に満ちた男のキャラクターが多くの持ち分を占めている。
そんな作品を中心に入って来たりもしたし、ぼくが望んだイメージでもあった。若い頃は、俳優としての地位を確立するとすれば、自分だけのロールモデルを立てがちである。何度も言及しているが、ぼくにとってのロールモデルはチャン・チェンとトニー・レオンだった。彼らのフィルモグラフィー、演技、イメージなどをたくさん念頭に置いた。
- その間も少しずつ変化はあるようだ。
実際、ある瞬間から、わざとそんな作品とキャラクターを求めることはなかった。『パンドラ』は災難映画だと思ったのに、後半部分が感性的であり、『ある日』も同じだ。しかし、ここまでは良かったが、後半はぼくにとって慣れているシーンと言っても、できないとするには作品を放棄するのが惜しくて手放したくなかった。仕方なくやってくる仕掛けられた感性は受け入れなければならないだろうか。
- 作品とキャラクターが違うから自然と差別性も見える。
憂愁に満ちた悲しみであっても異なるほかはない。随分前のことになってしまうが、『善徳女王』や『赤と黒』の頃の感じはもうないじゃないか。表現する部分において、ポーカーフェイスもして、成熟した感情表現を代入しようとしたが、正直、一人の感情が違ってみたところでどれほど違うというのか。ぼくは、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク、キム・ユンソク先輩でもないのに(笑)」
- 自分自身もうんざりする時があるのか。
当然だ。演技しながら「ぼくがこんなにうんざりしているのに、ご覧くださっている方々は、もっとうんざりしてないだろうか?」と考えたりもする。以前はこの言葉を聞くのがとても嫌だった。強迫観念があるほどだった。しかし、そのたびに周りから「おい、一人が何をどれだけ表現することができると思うのか」と言われた。スペクトルを広く深く固めながら方向性をとることがより重要であると。実際、それは正しい話だが、一、二ヶ月、練習して出来ることではないから。
- だから、時間と経験と実力が重要だという言葉が出てくるだろう。
「20代の頃は「男優は30歳からだ」という話を聞いたし、30代になってからは「男優は40歳からだ」と言う。言葉がずっと変わる。40を前にした今は、「男は50〜60代位になってやっと世の中が眼に見える。きみは人生の何を知っている」と言う。「何だろ?」と思っても、変化する自分に対する期待はあるようだ。
- 『ある日』のガンスとミソの関係は曖昧なようで曖昧ではない。
「おそらくウフィさんがミソのキャラクターをつかむのが難しかっただろう。早熟に行くのか、あるいは、すごく幼い友だちに見えるようにするのか。元々は今よりももっと早熟な感じだったが、ウフィさんが「年代をこの辺に決めた」と言うので、そこに合わせてみた。そうしながらも「これでいいのか?間違っているか? ぼくも溌剌とすべきか」と悩んだ。
- 呼称は「おじさん」だ。
呼称も「オッパ」「ちょっと」「ガンスさん」など、とてもバージョンが多かった。どんな呼称を使うかによって、関係性が違って見えるから。そうこうするうちに「おじさんで行こう」という言葉が出てきた。ある程度の距離感もあるようであり、歳の差も感じられるという理由だった。
- メロがなくて物足りなくはないか。
「もともとはちょっとあった。監督も悩み続けてられたが、メロまで入れると物語の中心が他の方向に行くようだと結論を下した。メロのように見えうるシーンもそう見えないように努力した。『善徳女王』の時と似ている。劇中、(コ)ヒョンジョン姉はとにかくぼくのオンマではないか。台本を受け取ると、カッコに「絶対メロのように見えないようにしてください」という地の文が必ず書いてあった。ところで、オンマは、最近、どうしているのか。会いたいね。会いたいよ、オンマ!(笑)
- 直接会ったチョン・ウフィはどんな俳優か。
「女優はこういうのがある。やさしいもてなしをしてあげねばならない?これ、うまく言わないといけないんだけど。ハハ。現場で「きれい、きれい」を望む俳優たちがいる。ところが、ウフィは全然。むしろ本人がそのようなことを嫌がっている。現場にジャージを着てくるのを見ると、言うまでもない。女優たちはセンスが優れていてもいなくても、どんなに飾り立てなくても、シャツにジーンズ程度は着る。ところが、ジャージを着る女優はぼくも初めて見た。新鮮だったし、同質感が感じられた。ぼくも毎日ジャージばかり着ているから。ハハ。
- エネルギーが人並みはずれた俳優のように見える。
「小柄な身体から出てくる強いエネルギーがある。最初はいたずらもたくさんした。現場に来て、「オッパ!」と呼ばれると、「来たの?ところで、きみはどこにいるの?」と言いながらウフィの頭の上で首をキョロキョロと見回した。そうして下を見て「おっ!ここにいたのか?」というふうにふざけた(笑)。しかし、たまにヒヤッとしたことはあった。ぱっと見ると「うわー、やー」という声が自然に出てくる。当時「コクソン」が公開した最中で人気のある時でスタッフも「コクソン」の話をたくさんした。ウフィに「石を投げてみて」と言うと、うずくまってビュービューと投げてきそうだった。 "
- 相変わらずムードメーカーだ。
ぼくはおせっかいな方なので撮影前にここにちょっと、あそこにちょっととしきりに行ったり来たりしてから「本番入ります」となると、「もう、するのか?」というタイプである。このような行動が邪魔になる俳優たちがいるかと思えば、現場の雰囲気が楽になっていいという俳優たちもいる。ウフィは全く気を使わない方だった。ただ、年上のオッパが笑わせているね?」という気持ちでよしよし~としていたが、撮影に入るとぴたっと没入していた。
- 演技の呼吸もよく合っていたようだ。
車の中で交わした台詞はすべてアドリブだった。ぼくが何を投げても毅然と受けて対処してくれた。「少し強く行ったほうがいいか?」と思ったくらいだから。今、階下でウフィもインタビューを受けているのではないか?ウフィや! オッパはきみを賞賛している。ぼくの賞賛もしてくれ!
>>インタビュー③につづく
チョ・ヨンギョン記者写真=オーパス・ピクチャーズ]]>
『ワンデイ』キム・ナムギル インタビュー①「言葉遊び・アドリブ自主検閲」
http://omasabeu.exblog.jp/29701371/
2018-04-05T22:38:00+09:00
2018-04-12T22:15:29+09:00
2018-04-05T22:38:15+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
[インタビュー①]『ワンデイ』キム・ナムギル「言葉遊び・アドリブ自主検閲」
[日刊スポーツ]入力2017-04-0809:02
http://news.jtbc.joins.com/article/article.aspx?news_id=NB11451407
ここまで来ると、認める時が来た。キム・ナムギル(37)はおしゃべりだ。慎重かつ重みあふれる人物のイメージが積もり積もって現在の俳優キム・ナムギルの雰囲気が完成したが、実際に向き合ったキム・ナムギルは彼が愛されたキャラクターたちとはかなり多くの違いを見せる。
なぜか、言わねばならないこと以上は言わないように思えるし、鋭敏な性格を持っているようだが、わかってみると、口数が多く、片時も自分をそっとしておけない茶目っ気を誇る。チョン・ウフィも「オッパ、ちょっと静かにしてよ!」とたしなめたほどだから、繰り返す必要はないだろう。
公式的にお喋りを差し引いても、誰も何もしないインタビューもやはり豪放なキム・ナムギルが雰囲気をリードする。ひとつの質問にひとりで5分以上答えるのはもちろん、時折交える冗談はオプションである。コミック映画『海賊:海へ行った山賊』(イ・ソクフン監督)を選んだときは、それだけの理由があるとのことだった。
そんな彼が大衆的なイメージと実際の性格を絶妙に混ぜたようなキャラクターに出会ってひらひらと飛んだ。『ワンデイ(イ・ユンギ監督)』は、深みのある素材を愉快に生き生きと表現しようと努力した作品である。前作の『無頼漢(オスンウク監督)』と似ているようで異なる。今度はメロではなく、ヒーリングを伝える。
-久しく待たねばならなかった作品だ。どうだったか。
CGに心残りがある。ぼくたちが小さなシアターで観たのでそうなのかも知れないが、画面がちょっと暗く感じられた。映画を観ながら(チョン)ウフィとちょくちょく話をした。とくに、自分の感情演技が出るときは互いに心配になったのか、「おかしくないかい?」と尋ねた(笑)。ところが、ウフィはすごく声をかけてきて「ちょっと静かにして!オッバのも集中して観ないと」と一言、言ったりはした。ハハ。
- 満足できなかったということか。
いつものように、個人的に足りないものが感じられるのだ。商業的に作ってみたかったし、観客に親切な映画で近づきたい気もあったし、そんな期待値もあったので、どのように観てくださるのか、わからない。全体的な流れはいいが、表現する部分において恥ずかしい(照れくさい)部分はあるようだ。
- 監督とも話を交わしたか。
監督はちょっと女性っぽい一面がある。後半作業の真っ最中にはひとりですごく鋭敏になって拗ねていた(笑)。編集室へ行くと、「何が変だと言うんだ。もっと撮ればよかったのに。話をして~」と責めたりもした。そうしたことに比べると、あんたが意図したとおりにはよく出ていると。すべて最善を尽くしたから満足とおっしゃった。
- 話をするのがまるで監督のようだ。
それでも、大小の映画を何本か撮ったので映画の全体的なことに関心が生じる。『ワンデイ』は独立映画にしては大きいが、商業映画にしては小さいサイズなので、一旦、撮影現場に出ると、当日目標にしていたシーンは全部撮らねばならない立場だった。環境によって変わったり遅れたりし得る部分を最大限に少なくせねばならなかった。
- 相談と議論の過程をうんと経たようだね。
序盤には、ぼくも監督も互いについて知って行かねばならないから、酒を一杯ずつ飲んだけど、しきりに他の話をした。作品については、後になって、コンテ作家と話をするとき、ちょっとしたようだ(笑)。お金が有り余っているから映画を撮るのではない。別個の問題だ。だから、捨てるものは捨て、どうしても持っていなければならないものは持っていくという選択の過程が必要だった。
- その点で惜しい部分もあるのか。
ぼくよりは監督が悔しがっておられた。病院で、子どもの日の行事を執り行うシーンも、人々が皆ごちゃごちゃと賑やかな感じが入ってほしかったが、決められた日数と決められた時間内で撮らねばならないので、物足りなさを感じられたようだ。準備をしても満足できない部分があるんだ。
- 直接、演出をしてみる気はないのか。
ぼくは、以前、ギャラクシー(携帯電話)で分不相応にも演出をしてみたことがある。ところが、撮影監督とケンカした(笑)。外国人モデルを起用したので終わらせねばならない時間が決まっていたり、演出が初めてだったり、撮りたいものが多かったりね。何が何だかわからない状況のなかでメンタル崩壊だった。撮影監督はもどかしくて「何を撮りたいのか、話をしろ!」と怒鳴るし。ふだんは親しくて尊敬する監督だったので、ぼくの演技が未熟であっても癇癪を一度だって起こしたことがない方が、そのときは、そうだった。
- 監督の苦衷をまともに感じた。
ぼくは、だから、その次からは、現場で監督を急き立てたりしてない。元々、性格がせっかちなので「速く、速く、撮りましょう!」と言ってたけど、もう、そうしない。「急き立てるのはやめよう。監督も何か考えがあるんだろう。待ってあげよう」と気持ちを引き締めている。
- 投資にも関心があるのではないか。『ワンデイ』には投資していないのか。
しなかった。ぼくは、食べるのも大変だ。ハハ。
- 『ワンデイ』は、作品がさっぱりしているという感じが強い。少しのんびりしているような雰囲気もいいし。
『海賊』の頃、『8月のクリスマス』が再公開された。観に行ったが、今だったら、すぐに過ぎてしまうシーンが、その時はかなり長い時間、画面にそのまま置いてあった。余白の美が感じられた。『無頼漢』も昔の映画の感じがあってよかった。そんな映画を好きでいてくださる観客もいるが、速いテンポの映画に慣れてみると、大抵は、「何でそんなに長い~」という強迫観念が起こるようだ。
- 誰かは退屈を感じることもあり得る。
定石どおりに撮ったし、真面目に撮られた。「退屈しないか」という悩みはあるが、ある部分はわざとそんなコンセプトで決めたので満足している。大学生たちが撮ったもののような感じもするし。さらに、商業映画とは思わなかったと言っていた人たちもいた(笑)。しかし、イ・ユンギ監督の映画の中で最も商業映画的作品であり、最も多くの観客が入る映画だと確信している。
- どの程度の数値を予想しているか。
監督は、「10万?20万?」と言うが、ぼくは「50万!」と言った。もちろん、損益分岐点は100万人を超えねばならない。ハハ。ぼくたちの悩みを観客の方々が知ってくださると信じる。無理なく、染み渡れないかと思う。
- 鏡の前のジタバタする演技が印象深かった。
あきれて笑わせたのではないか(笑)。そんなときがある。全く予想できなかったポイントに笑いが起きる。『海賊』のときも(ソン)イェジンと浜辺でおしっこをするシーンがあるが、観客の方々がすごく笑った。「これがおかしいの?ほんとに?」と二人が一様に言った記憶がある。撮ったときは、めちゃめちゃ真剣だった。誇張して見せることができるから。ジタバタ演技も同様だった。
- 様様なバージョンがあったようだ。
そうだ。意図して笑わせるというバージョンもあった。しかし、そんなときは監督と「あまりにも笑わせようとしている」と話しながらレベルを調節した。子どもの日の行事で凧を作るときも、病気の子どもが自分の治療費がたくさんかかるのでアッパがこれもしてるし、あれもしていると話すのだが、瞬間、父親が幼い子どもにそんな話までするのかと思って「アッパがそんな話もするのかい?」とアドリブを放った。監督は「それはカット」とおっしゃった。「真摯な状況で、病気の子どもにそんなことを言いたいかと。ハハ」
- 確実に適正ラインを守るということが重要なだけに難しい。
ぼくたちの間では楽しくて現場では面白くても、観客は完成された映画だけを観ることになるから、すべての雰囲気を感じることができないのではないか。そうすると、ふざけて投げたアドリブが受け入れられることがある。チョン・ウフィの手に水が通らないのを見て気絶するシーンは、元のシナリオにはなかった。監督に「この辺で気絶しそうではないのか」と話して、リハーサルを兼ねたものが編集に含まれた。ぼくは自分がしておいて、むしろ「あまりにも、それはないだろ」と尋ねた。「言葉の遊びはダメで、これはいいんですか?」と反論もしたが監督なりの基準があるのではないかと思った。
- 桜のシーンは意図してきれいに見せようとするシーンのようだった。冬の公開から春に公開が延期されたのがそのシーンのために神の一手になり得るようにも思われるし。
あー、鳥肌が生じた。まさに、望んでいた反応だ。演技そのものは自然にしようと努力したが、シーンはきれいに見えることを望んだ。たぶん、昔だったら、「この手ひとつをちゃんと支えてあげなくては」という考えをめちゃくちゃ意識しながら演技したのに、今回は違っていた。実際、冬の撮影なので気候がめちゃくちゃ寒く凍えて死にそうだったが、きれいに見せたい気持ちで懸命に我慢した(笑)。周りからも、いいシーンと言ってくださるので、内心、気分がいい。ぼくはそのシーンを観ながら恥ずかしくて「おおおう」と言ったが、ウフィは「気にしない、気にしない~」だってさ。
- 惜しまれるカットシーンはないのか。
惜しいというよりところどころ少しずつ続くシーンがあった。妻との話ももう少し詳しい。不動産業者と新婚夫婦が訪ねてきて、ガンスは妻を想うと上がれない2階を見物し、部屋を見ながら自分たち同士で妻の推測をする。ぼくはそれを最後まで聞けずに飛び出して泣くシーンもあったし、キムチを食べるシーンも後ろにもっとそんなシーンがあった。「キャッキャッ」という雰囲気のような。ハハハ。>> インタビュー②に続く
チョ・ヨンギョン記者写真=オーパスピクチャーズ
記者さんから「監督のように話すね」と言われていますが、ワンデイDVDの撮影風景(韓国版、日本版ともに収録されています)を見ると、ナムギルさん自身の出番でもないのに、あれこれと自分の意見を言う姿が見られます。そこに監督がいるのに、一体、どこのあんちゃん?と一瞬思ったら、それがナムギルさんでした。ギルペン、失格です(汗)。いつものことながら、意味の取りにくい箇所がありますが、それは私の韓国語能力の欠如によるものです。ご寛容に願います。
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[記事]『ある日(ワン・デイ 悲しみが消えるまで)』 キム・ナムギル インタビュー
http://omasabeu.exblog.jp/28247049/
2017-10-21T12:31:00+09:00
2017-10-21T12:32:34+09:00
2017-10-21T12:31:44+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
最近は、昨年と今年のファンミDVDを繰り返し観ています。昨年のファンミで、ほっぺがたこ焼きだったナムギルさんは映画『殺人者の記憶法』で体重を増やしたあと、減量している最中だったことが、今更ながらに感じられたりします。ファンミの翌月にはワンデイの撮影に入ったはずですが、さらにすっきりしたガンスに変身しているのですから、俳優さんというのは、すごいというか、大変というか。体重が増える一方で憂うつでしようがないのに、食べることがやめられない自分自身がますます嫌になってきます。
さてと、ワンデイが韓国で封切りされた頃のインタビューです。すでにご存じの方も多いかと思いますが、私は見落としていましたので、興味深く、読んでみました。
俳優という職業は、そのときどきで、見知らぬ人物に憑依していくわけですから、現実の自分とどう折り合いをつけていくのか、考えが深い人ほど、悩みの幅も広いように思えます。
ナムギルさんのインタビューは、時々、禅問答のようで、どう理解すればいいのか、単純な私には理解できなかったりします。でも、それは、ある意味、韓国語がわかっていないせいかも知れませんので、下記の日本語訳も、そのあたりを忖度(そんたく)しながら(笑)お読みいただければ幸いです。
【マガジンM】『ある日』キム・ナムギル、自分の中の孤独をじっと慰める
【中央日報】入力2017.04.06 00:00
ナ・ウォンジョン記者
キム・ナムギル(36)は、軍入隊前、一週間ほど、寺院に逗留したことがある。 TVドラマ『グッバイソロ』(2006年、KBS2)をともにしたノ・ヒギョン作家、ペ・ジョンオクとその翌年のTV単発ドラマ『私たちを幸せにするいくつかの質問』(2007年、KBS2)を撮ってからいくらも経ってない頃だ。チョントフェの寺院に誘ったのは、しばしば彼の個人的な悩みを聞いたりしていたノ作家であった(キム・ナムギルは彼女を「先生」と呼んだ)。 「先生の勧めでペ・ジョンオク先輩とともに現実を離れ山寺で知らない人と過ごしました。とにかく、すべての人格体は一人ではないですか。どれほど寂しく大変か、自ら認めようとしないと、誰もわかってくれないということを悟った瞬間が一番印象に残っています。現実に戻って1、2ヶ月は人生に感謝しながら過ごしました。社会生活をしてみると、このような悟りをまた忘れたりするでしょう(笑)。それでも試行錯誤を繰り返しながら、ぼくも少しずつ深まってきたと思います」
以後、キム・ナムギルはTVドラマ『善徳女王』(2009年、MBC)で「人生のキャラクター」ピダムに出会った。『悪い男(赤と黒)』(2010年、SBS)ではイタリア・フランスまでファン層を呼び起こした。エイズ患者役のために13kgを減量した映画『暴風前夜』(2010年、チョ・チャンホ監督)、ソン・イェジンと呼吸を合わせたTVドラマ『サメ』(2013、KBS2)まで、かつて彼が演じた男たちは、ことごとく捨てられ、ずっと傷を負った存在だった。痛ましく孤独であればあるほど、キム・ナムギルは俳優として愛された。作品に没頭するたびに手にあまる心は長く残った。そうすればするほど、彼は作品とキャラクターにさらに共感し、抱きかかえようとした。確固としていたはずの信念がすっかり崩れることを経験し、悩みの歩幅を少しずつ広げながら。キム・ナムギルの魅力を最近の言葉で「ビーグル美(ビーグル犬のようにやんちゃでいたずら好き)」と言うのか。カバーストーリーの撮影中ずっとビーグル犬の子犬のように茶目っ気にあふれていた彼の眼がこの話を聞かせてくれる時だけは淡々となった。
『ある日』は、そんな彼に10年前の山寺の記憶を蘇らせてくれた映画だ。「誰もが隠したい過去のひとつ位は持っているでしょう。『ある日』は、顔をそむけていた自分の痛みに向かい合ったときに初めて立ち直れる人たちの話です」キム・ナムギルの言葉だ。
最初はガンスがミソの魂を見るという設定のために出演をためらった。映画の後半、ガンスとミソは生死の境界である選択の岐路に立つ。彼は「このような真面目な素材をファンタジーのジャンルで語るのは軽くないか、先入観があった」と述べた。「イ・ユンギ監督の粘っこいメロ映画を好きだった」というキム・ナムギルが第一に挙げるイ監督の映画は、『女、チョンヘ(チャーミングガール)』(2005)だ。「『女、チョンヘ』で(主演俳優)キム・ジス先輩がタバコを吸いながら道を歩くシーンが好きです。俳優と背景とすべての感情が演出(ミザンセーヌ)されて余白に溶け込むその余韻が本当に長かったんです。『ある日』は、イ監督の作品の中で商業的な悩みが最も多く盛り込まれた映画なんです。最初はイ監督の前作の色と違っていたので戸惑いました」
わずか数ヶ月後に反転が起こった。再びシナリオを読んだキム・ナムギルはこみ上げる涙をどうしようもなかった。キム・ヨンハの同名小説が原作の映画『殺人者の記憶法』(2017年公開予定、ウォン・シニョン監督)を撮影している時だった。この映画で彼は、アルツハイマー病にかかった連続殺人魔(ソル・ギョング)とある種の関係にある連続殺人魔役を演じた。「皮肉なことに、『ある日』を読んだのは、憂鬱とか苦労を超えた、ぼくの中の暴力性を最大化して演技していた時期だったんです。決して殺人鬼の行為を正当化することはできませんが、時代が作り出した社会像・人間像という考えに「人間の欠乏とは何か」と悩んでいた時だったんです。何かに心が動いたのか、『ある日』が異なって見えました。置かれた状況や心情によって、より長く残る映画という気がしました」だからといって、「この映画は『でもな、オレ、こんなに死にそうに痛いんだから分かってくれ』ではない」とキム・ナムギルは焼酎にたとえた。「1、2杯飲んで杯をとんと置くと痛みがあるが、それを現さないポーカーフェイスを想像して演技しました。『パイラン』(2001年、ソン・ヘソン監督)が浮かんだが、調べてみるとソン・ヘソン監督が書いたシナリオをイ監督が脚色していたんです」
妻の死から抜け出せないガンスとミソのメロに見えることだけは警戒した。劇中、ミソがガンスを呼ぶ呼称を「おじさん」に定めたのもできるだけ距離感を置くためだ。ガンスがミソの手をそのまま透過する雨水を見てびっくり仰天し、ミソとなんだかんだと穏やかな笑いを誘発する場面は彼が一人で悲しみを抑える瞬間と交差する。一瞬たりとも思いのままに流れることのない私たちの人生のように。
ガンスは泣くことができない男だ。 「原発の爆発の危機の中で、仕方なく小市民の英雄として背中を押され、死の恐怖と憤りを堪えられなかった」前作『パンドラ』(2016、パク・ジョンウ監督)のジェヒョクと異なる。キム・ナムギルは「(感情を)秘めることが習慣になり、泣くときも声を上げて泣くことができず、縮こまるガンスが痛ましかった」と語った。「泣いたら胸がすっきりしたという人々が時にはうらやましくもあり、気にかかったりもします。悲しい時、ぼくは何もしないで時間が過ぎて行くのを待つ方なんです。務めて忘れてみようとする行為自体が大変ではないですか。実際、自ら崩れたり座り込んで起きられないことがあり、恐れたりもします。肯定的なエネルギーで満たされ、少ししっかりして振り返ってみる勇気が生じる頃には、遠回しにあばいてみて、自虐するなり、哀れんだりしてもそうであったようです。ある意味、(痛みに)正面からぶつかっていけないんです」
大衆に愛されてきて、キャラクターが強く、痛みのある作品を主に追求してきてマンネリズムについて悩むことになったというキム・ナムギル。 『ある日』でくたびれた背広に無精ひげをはやしたままミソに巻き込まれるガンスは、最近、『海賊:海に行った山賊』(2014、イ・ソクフン監督)、『桃李花歌』(2015、イ・ジョンピル監督)『パンドラ』などで彼が挑戦してきた様々な試みの一つだ。もちろん、おもわず眉間をしかめる悩みに沈んだりして、のそりのそりとリードして行く姿でいつもの「香港ノワールのようなキム・ナムギル印の雰囲気」が滲み出るのかもしれないが。次回作『殺人者の記憶法』では感情が一つも盛り込まれていない不気味な眼つきを披露する予定だ。全裸の後ろ姿が殺伐として現れる場面のために撮影当時体格を大きくすることもした。しかし、いつの間にか原状復帰だ。いや、「作品のためにわざと体重を減らしたことを除けば、最近ほどやせたことはない」ほどだ。彼にそれとなくガンスのような人生の決定的な一日を経験したことがないかと尋ねた。「ある日というのはいつもあるようです」彼はにやっと笑った。もっとも、口癖のように「ぼくは肯定的」と語る俳優ではないか。キム・ナムギルの人生は川のようにとうとうと流れている。 ナ・ウォンジョン記者]]>
映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』雑感③(ネタバレあり)
http://omasabeu.exblog.jp/28103853/
2017-08-28T22:03:00+09:00
2017-08-29T15:24:49+09:00
2017-08-28T22:03:22+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
そして、久しぶりにワンデイです。このところ、『名不虚伝』のホ・イムにかなり心を持って行かれているので、ほんとにご無沙汰してしまいました。
何回も観たからよくわかるという訳ではないですが、観るたびに自分なりの発見があるのは新鮮です。ただ、私の場合、ファン目線というのか、ガンスの心に寄り添いながら観ているような面があるので、偏った見方になっているかも知れません。
喪主でありながら葬儀に現われなかったガンスを職場に訪ねた義弟ヨンウは、顔を見るなり、怒りに任せて罵倒します。
「姉貴がさっさと死ねばいいと思ってたんじゃないのか」
闘病に苦しむソンファからもガンスは心に突き刺さるような言葉を投げかけられていました。
「わたしが早く死ねばいいと思ってるんでしょう。あなたの顔に書いてあるわ」
一番身近な存在である夫のガンスにつらくあたるのは、病気が言わせる言葉でもあり、甘えと申し訳なさの入り混じった複雑な感情の発露のような気がします。
そんな状況のなかで、ガンスがこの辺で終わりにしたらどうだろうと一瞬でも思ったとしても、誰も責められないでしょう。しかし、そう思った直後のソンファの死に彼が打ちのめされたのは当然かも知れません。
妻がいつも座っていた食卓に火をつけた煙草を一本置き、何とも言えない自嘲的な笑みを浮かべたガンス。彼は葬儀でソンファに別れを告げるよりも、ひとりで妻と向き合い、いつも二人で共有していた時間を取り戻したかったのではないかと感じさせられたシーンです。
長期の闘病で直面するのが、もうひとつ、経済的な問題です。ミソの交通事故をさっさと示談に持ち込まないガンスに上司のチーム長は言います。
「いつまでも課長のままでいいのか。奥さんの病気で財産を使い果たしたんだろ」
また、ミソの相続を含めた代理人の立場を断ったミソ母に較べると、ミソ妹(義妹でしょうか?)は、今後の介護期間を考え、はるかに現実的に割り切った考え方を示しています。
病気に付随してくる側面を、立場の違い、年代の違いなどから、うまく台詞に反映されていると感じます。ファンタジー映画の体裁はとっていても、現実的な問題が描かれているからこそ、自分自身の体験を省みて、より感じるものがあるように思われます。
もう一か所、今までずっと見逃していたのですが、エンディングで、病院の出口あたりに立ち止まったガンスは日の暮れた空を見上げます。このとき、彼の眼は、いつもそうしていたように、ミソを探していたのですね。ああ、彼女は、もう、いないんだと我に返ったように、口の端に微かな笑みをもらしたガンス。あらためて、心に残ったシーンでした。
写真はFine Films 『ワン・デイ悲しみが消えるまで』ツイッターから
心斎橋での上映は、9月8日が最終日。午前中の上映は、宵っ張りの私にはきついのですが、ぜひ、大阪での最終は見届けたいです。そして、次は京都。ナムギルさんだけでなく、ファンもまだまだ忙しい日が続きます。
週末を背負っているキム・ナムギル俳優が週初を
背負っているキム・ジョンヒョン俳優に送ったコーヒー車の
プレゼント!終盤に入った『学校2017』の現場に大きな力となる
訪れです。
オーエンエンターテインメントさんのインスタグラムからお借りした写真です。現在、ドラマ『学校2017』に出演中のキム・ジョンヒョンさんですが、ワンデイでは、保険会社でガンスの後輩、チャ代理として出演しています。 ]]>
ワンデイ上映後の古家正亨さんトークショー@シネマート新宿(追記あり)
http://omasabeu.exblog.jp/28026071/
2017-08-04T22:17:00+09:00
2020-04-15T05:45:02+09:00
2017-08-04T22:17:20+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
<トークは25分ほど。キム・ナムギルさんのお茶目な人柄がわかる裏話やガンスやミソ、ソンファの役名に関する話、韓国の結婚式事情等々>で、みなさま、楽しまれたようです。
古家さんはSNSで拡散してくださいとおっしゃったとのことで、写真をアップさせていただきました。他にもトーク内容についてお知らせいただける方は、追記しますので、よろしくお願いいたします。
ツイッターでもトークショー開催レポをツイートしてくださっています。
ツイッターを転載させていただきました。問題なら、削除いたします。
古家さんが超多忙なのは想像がつきますけど、大阪でも実現してほしいです。
[追記]トーク内容について、ギル友さまたちからお聞きしたことを追記いたします。
「今年のファンミの折、トイレで用足し中、ナムギルさんに遭遇し、挨拶。<背中の演技がよかった>と言ったら、<うそばっかり!>と背中を押されてよろけ、危なかった」と古家さんがその時の様子を再現。
古家夫人は韓国の方なので(注: シンガーソングライターのホミンさん)、ガンスと言う名前のイメージを聞いたところ、奥さまにとっては、「強いけれど、少し古くさい感じ」と。名前に「花」がつくのも古い感じ。
共演者のユン・ジェムンさん(保険金詐欺まがいの男)は『パパは娘』でチョン・ソミンさんと共演。パク・ヒボンさん(ミソの代理人ホジョン)は伝説のアイドルグループ、MILKの元メンバー。
ロケ地について。アクアリウムはCOEXの人気スポット。
韓国の結婚式事情について。古家さんご自身は、日本で2回、韓国で2回、計4回も挙げられたとのこと。
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映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』雑感②(ネタバレあり)
http://omasabeu.exblog.jp/28024967/
2017-08-04T13:42:00+09:00
2017-08-30T10:26:05+09:00
2017-08-04T13:42:49+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
そんな思いがあったせいかどうか、4回目の鑑賞は、これまでにも増して映画に没入していた気がします。
シネマート心斎橋のナムギルロード
デコレートされたガンスうちわ。スタッフさま、ありがとうございます。
雑感①では、私にとってのベストシーンを挙げていますが、実際、この映画には印象に残るシーンが多く、回数を重ねてくると、あれもこれもベストと思えてくるので困ったものです(笑)
この日、私にとってのベストは、ガンスがうっかり持ち帰った小石を返すために夜の病室を訪れ、ミソに語りかけるシーンかも知れません。少し酩酊状態のうえ、ミソの意識がないと思うからこそ、誰にも言えない胸の裡を吐露できたのだと思いますが、キム・ナムギルの背中で見せるひとり語りにすっかり心を持っていかれました。
ミソ(微笑み)はいい名前だね。誰が名付けたんだい。俺の知り合いにソンファ(ソナァ)という名の子がいるんだけど、漢字で書くと「善花」というのがダサいと言ってね。俺はいいと思うんだけど。
この時のガンスの話をミソが聴いていたことは後の二人の会話でわかります。
話はそれますが、母の末期、面と向かっては話にくいことを語りかけたことがあります。今しかないと思えたからです。そのとき、意識がなく眠ったままにしか見えない母の手が微かに反応してくれたような気がしたものです。
ミソの病室でつい寝込んでしまった翌朝、音を立てないようにそっと部屋を出ながら謝罪の言葉を口にするガンスに彼の人柄がよく表れています。
ちなみに、ガンスのスマホに妻の名前が、「착한 꽃(チャッカンッコ)」(善良な花)と登録されているのが、かつての夫婦仲を思わせて微笑ましく感じられます。
ついでに、チーム長の登録名は、「팀장새끼(ティムジャンセッキ)」、(チーム長の野郎)とでも訳せばいいのでしょうか。字幕は、(クソチーム長)でしたか?チーム長はガンスとはそんなに年齢が離れてない設定なのか、もしくは同期なのか、中間管理職としてうるさいのは仕方のないことですが、会話の終わりにガンスに対し、「사랑한다(サランハンダ)」(愛してるよ)で締めるのが二人の関係性を表している気がします。
そして、妻の弟ヨンウは、ガンスのスマホには「처남(チョナム)」(義弟)と登録。冒頭のシーンでも、会社に訪ねて来たヨンウを「チョナム」と呼びかけているように聞こえます。ドラマを観ていても、みんな、家族間の関係性がわかる呼び方をしますもんね。
ワンデイのそういうディテールも面白いです。 この日、14:20の回を観ましたが、40名ばかり入っていたと思います。
ワンデイのあと、『あの人に逢えるまで』と『春の夢』を続けて鑑賞。さすがに、昨夜は疲れて早々に眠りにつきました。]]>
8月は映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』
http://omasabeu.exblog.jp/28017463/
2017-08-01T14:29:00+09:00
2017-08-01T14:31:04+09:00
2017-08-01T14:29:09+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
8月のカレンダーのナムギルさんはいたずらっ子のような表情が彼らしいですね。
シネマートのむら氏のツイッターによると、ワンデイは少なくとも4週目まではまだ上映されているので、出来るだけ通いたいです。ロングランになるといいですが、ということは、地元、京都みなみ会館での上映は9月以降でしょうか。
のむら様のツイッター画像、お借りしました。
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映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』雑感①(ネタバレあり)
http://omasabeu.exblog.jp/28014680/
2017-07-31T13:48:00+09:00
2017-08-30T10:26:52+09:00
2017-07-31T13:48:18+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
今朝、シネマート新宿に3日続けて参戦されたギル友さまから届いた写真では、新宿のお花も健在。映画も、日本全国でロングランになるものと期待させられます。
ナムギルファンである私にとって、キム・ナムギルの姿を追っているだけでも仕合わせを感じさせる映画ですが、そんな感想ではナムギルさんに嫌われそうですから、いつもと同じように、感じたこと、思ったこと、ガンスの台詞(韓国語)、出演者のことなど、だらだらと書き留めていきたいと思います。
妻の葬儀にも出られないほど、その死を受け入れられず、行き場を見失ったように街中をさまようイ・ガンス。勤務先の保険会社に復帰し、クライアントの交通事故の調査のため、その被害者であるタン・ミソを入院先の病院に訪ねます。
深刻そうな始まりにもかかわらず、映画のトーンは軽快で、時折、くすっと笑わせられます。被害者のミソは意識のないままベッドに横たわっているのに、ミソと名乗る明るい女性に出合ったことからガンスの心にも変化が生まれてきます。
チョン・ウフィさん演じるタン・ミソは、この世では、ガンスにしか見えない存在。彼に頼るしかないこともあって、結構、押せ押せでガンスに迫ってきます。それが嫌味に感じられず、初めて出合った両者にもかかわらず、まるで、昔からの知り合いのような雰囲気をかもしだします。
ガンスがミソに対してパンマル(タメグチ)を使っているのは、出合いを考えると自然の成り行きなので、そのあたりも、両者の関係を自然なものに見せているように思われます。
最初、この映画のタイトルは、『マイ エンジェル』と聞いていましたが、映画を観たあとでは、今更に、その意味に納得している自分がいます。
写真はフォトブックからキャプチャさせていただきましたが、シナリオのタイトルが ‘마이엔젤”(マイエンジェル)となっています。
しかし、楽しいだけでは終わらないのが韓国映画。終盤に入ると、客席のあちこちから鼻をすする音が聞こえてきます。
海辺で向き合うガンスとミソ。いつしか、ミソが亡き妻ソンファの姿に入れ変わり、薄青色に広がる空を背景に二人が浮かび上がるシーンはまさにファンタスティック、いえ、ファンタジック。
ガンスの心に変化が生まれ、亡き妻の仕事部屋で楽しかった二人の時間を思い出す姿は、BGMの効果もあいまって、とても心に残るシーンとなっています。
エンディング、ガンスが横たわるミソの手を取るシーンは、今のところ、私にとってのベストシーン。ガンスのミソを見送る表情、ミソの閉じた眼から落ちる涙、二人の魂が確かに通い合ったことに胸を揺さぶられます。
ガンスが最終的に取った行動については賛否両論があることと思います。しかし、亡き妻の真意を知り、ミソの願いを聞き入れたガンスの行動は、私の胸の裡にすとんと落ちたように感じられたのです。
このあたり、イ・ユンギ監督が、ファンタジー映画の手法を取った理由かも知れないと思わせられました。
みなさまは、どんな感想をお持ちになりましたか。
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映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』公開日のお花
http://omasabeu.exblog.jp/28010976/
2017-07-30T00:19:00+09:00
2017-07-31T13:55:20+09:00
2017-07-30T00:20:00+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
シネマート心斎橋
シネマート新宿
この映画は大切な人の死をどのように受け入れて生きていけばいいのかという普遍的なテーマを扱っていると思うのですが、それをファンタジーとして、明るく、やさしく、そして、悲しく表現されているイメージをお花に託せればいいなと思いました。
ご参加くださった皆さま、改めまして、ありがとうございました。
上記の写真は、スタンド花企画に参加してくださった何名かの方の撮影によるものです。
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祝『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』本日公開!!
http://omasabeu.exblog.jp/28008034/
2017-07-29T00:00:00+09:00
2017-07-28T21:36:25+09:00
2017-07-28T21:33:22+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
本日公開されるのは、シネマート心斎橋、シネマート新宿、ディノスシネマズ札幌劇場の3館ですが、順次、皆さまの地元でもご覧になれるよう願っています。
皆さまのギル愛がこもったスタンド花は、すでに、心斎橋と新宿の両館に設置されたとの連絡を受けています。
上記のお名前ボードをスタンド花の下につけています。設置されるのは、7月29日と30日の両日だけですので、お花の画像は、明日、心斎橋から帰宅後、アップさせていただきます。みなさま、ありがとうございます。
~ONE DAY forever in our heart~
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『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』キム・ナムギル インタビュー
http://omasabeu.exblog.jp/28005442/
2017-07-27T20:52:00+09:00
2018-04-05T14:46:40+09:00
2017-07-27T20:52:23+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
https://www.youtube.com/watch?v=bOIBXMhteM0&feature=youtu.be
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『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』公開記念キャンペーン決定!
http://omasabeu.exblog.jp/28003410/
2017-07-26T23:08:00+09:00
2017-07-26T23:13:04+09:00
2017-07-26T23:08:39+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
主演キム・ナムギルのサイン入り韓国版マスコミ用プレス(非売品)他豪華関連グッズを、本作をより多くご鑑賞して頂いたお客様を対象にプレゼントさせて頂きます。また、鑑賞回数が多い方のお名前(ペンネーム)を『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』の公式HP上にて発表させて頂きます。是非、この機会にあなたの熱意を届けてください!
詳細はHPにてご確認ください。
熱意だけはあるのですが、心斎橋まで何度も通うのはちょっと難しいです。同じ日に続けて鑑賞するのも座り続けることになるので、膝関節症にはよくないかもです。でも、心斎橋だけでなく、地元公開の折には、ちょくちょく通いたいです。おそらく、ナムギル映画の中では、これまでの鑑賞回数を自己更新するような気がしています。
グッズも次々と発表されるので、あれもこれもほしいのですが、あれもこれもは買えないので、悩ましいところです。]]>
祝『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』公開迫る!!
http://omasabeu.exblog.jp/27998119/
2017-07-24T22:05:00+09:00
2017-07-24T22:25:20+09:00
2017-07-24T22:05:46+09:00
omasa-beu
映画 ワン・デイ 悲しみが消えるまで
いよいよ、今週末(29日)となりました。ワクワクしながら大きなスクリーンの中のナムギルさんに会える日をお待ちのことと想像します。
http://www.finefilms.co.jp/oneday/
映画の公開を祝うスタンド花企画は、今回、計65名もの参加者となり、感謝の思いでいっぱいです。すでに、お花の手配等は完了していますので、29日、30日の両日、シネマート心斎橋と新宿の両館でみなさまをお待ちしていることと存じます。
なお、お花代につきましては、参加者全員のご入金を確認させていただきました。みなさま、早々にご対応いただき、ほんとうに有難うございます。お花代の精算は後日ご連絡申し上げます。
ご参考までに、週末の上映時間は次の通りとなっていますが、シネマートHPで再確認なさってくださいね。
シネマート心斎橋http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/schedule/index.html
シネマート新宿http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/schedule/index.html
(タイムテーブルは、HPからキャプチャさせていただきました)
本日、本編一部映像の第二弾が公開されています↓。ページの下の方に動画があります。
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https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/