朝ドラ『半分、青い』~お母さんの子どもでよかった~

お久しぶりの朝ドラネタです。朝ドラはずっと観てはいるし、時々、「面白かった」と思う回もあったりしますが、何となく、すぐに書く気にならなかったりして、今に至るというわけです。


今朝(824日)放送の『半分、青い』には、つい、自分自身を重ねてしまいました。いや、私だけでなく、おそらく、多くの人が同じような体験をしているかも知れません。


律(佐藤健)は、心臓を患う母、和子<わこ>(原田知世)のリクエストで季節はずれの苺を買いに出た帰り、幼なじみの鈴愛<すずめ>(永野芽郁)が始めた五平餅カフェに立ち寄ります。すでに閉店していて誰もいないカウンターにひとり腰かけ、「今朝はサンキュ」というメモをつけて苺のお裾分けを残し、自分も母に持ち帰る苺のパックから一つを口に入れながら、カウンターの端に置いてある大きなぬいぐるみの岐阜犬(ぎふけん)につい話しかけるのです。(店と言っても、屋台を少し大きくしたようなカフェなので、自由に入れたようです)


突然、岐阜犬が「わん」とかわいい声で返事をします。実は、この岐阜犬のなかには携帯電話が仕込まれており、遠隔操作で前に来た人と話ができるという仕組み。今では、ぬいぐるみに相談事をするお客が増えてきています。この声の主は、律の母の和子さん。病気のために生きる元気をなくしている和子さんを想って鈴愛が考え出したアイディアです。ベッドに寝ているはずの母の声を聴き、律は岐阜犬の前に席を移します。


「いま、苺を買ってきて、二個食べたところです」

「おつかれさま」

... 岐阜犬くん...

「はい」

「ぼくは<わこさん>の子どもで仕合せだ」

パソコンの前のマイクに向かって座っている和子。「えっ」

「ぼくは、<わこさん>の子どもで仕合せだった~し、仕合せだ。あなたの息子で、ほんとうにほんとうに、よかった。大好きだ。面とは向かって言えなくてごめん。ありがと。今、もう、何をどうしてやったらいいのか、わからなくて。何をどうしてやったらいいのか、わからん。不甲斐ない息子で申し訳がない。弱虫の息子でごめん」

静かに微笑みながら聴いている和子。「もう遅いよ。帰っておいで。わん。... 律、わたし、あのとき、律がかんちゃんと一緒に歌ってくれた子守歌、すごく嬉しかったよ」

「そんなの、いつでも歌ってやるよ。(泣きながら)歌ってやるからさ、おかあさん」

(ナレーション)そして、その八日後、満月の夜に和子さんは逝きました。


https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/index.html




母親のことはずっと<わこさん>と呼んできた律くんの「おかあさん」という呼びかけには胸にぐっとくるものがありました。いつまでも少女のような母親の呼び名として「わこさん」はすごく似合っていたと思いますが、もう自分の子どもがいる年齢になった律くんにとっても、やはり、<わこさん>は「おかあさん」なのです。


原田知世さんのふわっと柔らかいお母さん像がとても素敵でした。斎藤工さんとのラブストーリー『運命に、似た恋』もよかったけど。あら、どちらも、作者は北川悦吏子さんですね。タイトルも、真ん中に「、」があるし(笑)


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ドラマ『医心伝心~脈あり!恋あり?~(原題:名不虚伝)』の

恵民署漢方医院の庭に咲いていた百日紅を見てから、

京都の街でやたら眼につくようになりました



私の母は最期の3ヵ月ほどはもう眠っている状態でした。最後に交わした会話すら思い出せないのですが、過去記事に書いているように、私も、律くんと同じことを母の手を握りしめながら声にだして話しかけたことがあります。

「おかあさんの子どもに生まれてよかったと思ってる」

ただ、<わこさん>のように返事をしてはくれませんでしたが、微かに、私の手を握り返してくれたような気がしました。たぶん、気のせいだと思います。しかし、このとき、口にしなかったら、後悔するだろうという思いがあったのは確かです。欧米や韓国の方たちのように、親子間で、”I love you.”사랑해요.(愛してる、好きだよ)などと口にする機会のほとんどないごく普通の日本人としては、律くん同様、面と向かっては言い出せないものです。


このドラマ以外でも、最近、最期が近くなった身内とのシーンの描写で、あ、私も同じことをしていたと思い出されることがままありました。


おかあさん、いろいろ、ごめんね、それから、ありがとう。


Commented by sumomo0753 at 2018-08-25 08:04
おまさぼうさん、おはようございます♪

わたしが韓国ドラマを好きになった理由の一つは
親子間でも友達との間でも愛情表現を素直に表現しているのが素敵なことだなと

そうはいっても現実には
母や家族に対して、愛してるなんてなかなか言えないですけど
それでも「ありがとう」はちゃんと伝えるようにしています

わたしも日々色々なことはありますが
まだ母が健在でそばにいてくれるということは有難いことですよね

原田知世ちゃん...ちゃんって言ったら笑われちゃうかしら(苦笑)
時をかける少女のイメージが強くて..
いい女優さんになりましたよね(^ ^)

Commented by omasa-beu at 2018-08-25 11:51
sumomo0753さま

おはようございます。コメントをありがとうございます。

現在、妹夫婦と一緒に準二世帯住宅で暮らしていますが、母がいなくなってからは真の家族と呼べるものではないように思います。姉妹は、まさに、他人の始まりと思うことの方が多いですから(笑)。ですから、気ままに生きられる今が性に合っているということもあり、韓国ドラマで描かれる家族の形態は暑苦しいと感じることがよくあります。でも、韓国でも、個人でも家族でも、いろんな形があると思っているので、ドラマがすべてではないだろうという思いもあります。

sumomoさんのように、お母さまがご健在でいらっしゃる友達によく言うのですが、親には、口だけでいいので、やさしくしてあげてほしいです。親になったことのない私が言うのはお門違いですけど、親って、仮に口だけとわかっても、嬉しいものではないでしょうか。安心させてあげるのが大切と、まだ、母が元気でいた頃に思える事件がありましたので。

原田知世さんは、はい、知世ちゃん~と呼んでもいいイメージをお持ちですよね。年々、素敵になってられます。
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by omasa-beu | 2018-08-24 22:42 | 映画、TV、本、音楽 | Comments(2)

♪♪Kim Nam Gil Forever♪♪ 韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆


by omasa-beu
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