35年振りのロサンゼルス

35年振りなんていうと、『遥かなり○○』のように、昔の自分を訪ねる旅のようなロマンを感じる人もいるだろうか。残念なことに、35年前のことなど、ほとんど覚えていない私には無縁。ただ、ただ、今を楽しみに出かけてきた。


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ロサンゼルス空港

トムブラッドレー国際線ターミナル (Tom Bradley International Terminal)




前回のロサンゼルス訪問は198312月。トムブラッドレー国際線ターミナルはその翌年のロサンゼルスオリンピックのために建設されたようだ。


飛行機を降りてから出口を出るまで、入管等でおよそ一時間ほどかかったかと思う。出口を出ると、スロープになっている細い通路を上がっていくのだが、その片側の壁の上から出迎えの人たちが顔を出しているのが見えた。この光景は結構おもしろかった。私が友人のNさん夫妻に会うのは、30年ばかり前の大阪以来だったので、どこかな、どこかなと迎えの人たちの顔を一人一人見ながら前へ進んだ。そして、そうだ、間違いないと思ってお二人の顔を少し凝視してしまったような気がする。とくに劇的な再会の挨拶をするでもなく(笑)、お二人の案内でパーキングへ移動。


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空港を出てすぐに見えてきた建物。テーマビル (Theme Building)


Nさんの運転する車の助手席に乗せてもらい、向かう先は、オレンジカウンティのハンティングトンビーチ(Huntington Beach, Orange County)にある夫妻のお宅。滞在中、助手席が私の定位置だった。お二人の配慮に感謝。


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キム・ナムギルさんが2012年に滞在していたハモサビーチは、❤マークの場所。

地図をかなり拡大しないと名前が出てこないので書き加えた。


ハワイを除き、アメリカ本土の土を踏むことはもうないだろうと漠然と考えていた私がその機会に恵まれたのは、3年ほど前のNさんとの電話が発端だった。


はなしの経緯は省くが、当時から数えて3年後の私の古希の年を目標に飛行機代を積み立てして遊びに来ればと言ってくれたのだ。うちに泊まればホテル代は必要ないからと。


35年前、ボストン(Boston)3ヵ月ばかりを過ごした帰り、彼女が当時住んでいた家に泊めてもらったことがあり、面倒をかけることを考慮する前に、それ、いいねとすぐに応じてしまったような気がする。その証拠には、すぐに、お札(さつ)を入れる貯金箱を100均で購入、原始的な毎月の積立を開始したからだ。


今回、彼女と話すなかで再確認したのだが、彼女と会うのは、この旅行が4回目だった。私が30代前半の頃の職場の同僚だった。と言っても、私は大阪、彼女は東京勤務だったので、会ったのはたぶん一度だけ。しかも、その後、彼女は結婚のため渡米したので、この会社に勤めていたのは数か月だったと今回あらためて聞いて、正直、びっくりしてしまった。


ほんとうは、この旅が5回目になるはずだったことを急に思い出した。Nさんが東京に来たとき、偶々、観劇で上京予定だった私と会う約束をしていた。ところが、当時、というか、長年、苦しめられた片頭痛の発作のため、約束の時間に行けなかったのだ。


話は戻る。職場の電話では何度か話していたとは思うが、そんな浅い付き合いを頼って、当時、厚かましくも泊めてもらったのかと、今更ながら、自分の遠慮のなさに唖然としてしまう。ほかの理由としては、私が感じた彼女の性格によるところが大きかったような気がする。心にないことは言わない女性。話をしてもとても気持ちのよい人だったからこそ、どちらかと言うと、人見知りの私がホイホイとお世話になるようなことになったはずだ、と思いたい(笑)。


飛行機代だけは何とか貯まり、ぼちぼち、渡米の時期を決める時期になったが、私としては、人生の優先順位が命の次に高いキム・ナムギルのイベントがない時期に行きたいと伝えていたし、Nさん夫妻にも事情が生じたりして、もしかして、無理かなとあきらめかけていたのも事実だった。そんななか、「彼も私もMさんに会うのを楽しみにしている」と言ってくれた彼女の言葉が大きかった。


夏休みの繁忙期を避けて出発日と決めた619日の前日、大阪北部地震が発生。予約していたJR特急はるかの運転が取りやめとなり、急きょ、妹夫婦に車で関空まで送ってもらうなど、面倒をかけてしまったが、無事、出発。妹夫婦に感謝!


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変形性膝関節症の膝をカバーするべく、ジムでの筋トレは続けているものの、長時間のフライトに不安がなかったと言えば嘘になる。運動をかねて何度でもトイレに立てるよう通路側の座席を確保。行きが10時間、帰りが12時間という長時間を狭い座席に委ねるのはやはり心配が先に立った。しかし、脚を絶えず動かすようにしていたおかげか、結果オーライだった。長時間のフライトを考えると、隣席にどんな人が座るかも問題だが、行きは台湾からの31歳の男性、帰りはこれから神戸で働くというアメリカ人の若い女性だった。最初、にこやかに会釈を交わし、軽く話をすることで、全く気づまりがなかったのは幸いだった。


行きのフライトで観た映画: 韓国映画『七号室』

帰りのフライトで観た映画: 日本映画『祈りの幕が下りる時』、『不能犯』


フライト中もまた楽し。ただ、機内食は、行き、帰りともに口に合わなかった。


LAXからハンティングトンビーチまで小一時間のドライブだったと思う。広い道路の両側に植えられているパームツリー(Palm Tree)が「ロサンゼルスだ~」という気分を高めてくれる。いや、正確には、ロサンゼルスではなく、私たちが向かった先はオレンジカウンティと呼ばないといけないんだが。


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友人宅の近辺。突き当たりに見えているのは海。


夫妻の家に到着。階段からバスルームに至るまで、床はすべて白い絨毯が敷かれた瀟洒な家の2階に私が泊めていただくゲストルームがあった。専用のバスルームもついていたので、何の気兼ねもなく、快適な日々を過ごすことになった。


旅行をする際、ツアーであっても個人旅行であっても、何らかの予定を立てるのが普通かも知れないが、実は、私には何の予定もなかった。もちろん、この町の見所などはインターネットで確認したりはしていたし、唯一、ディズニーランドを再訪できればいいなくらいに考えていた。私は、ただ、ゆっくりと過ごさせてもらえばシアワセくらいに考えていた。


それを知ってかどうか、Nさんが滞在中の予定をすべて考えてくれていたのが、今思い出しても、有難く、また、申し訳なかった。


全体として、「非日常のなかの日常」を体験できたと思う。つまり、旅行そのものは私にとっては非日常だが、Nさんのおかげで、彼女たちの日常の世界を垣間見られたからだ。時間に急かされることなく、夫妻がそれぞれに通っているクリニックや図書館、様々なスーパーマーケットなどを含め、オレンジカウンティの町やビーチを見物できたからだ。


立ち寄ったスーパーマーケットや図書館。

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観光客相手ではなく、地元のレストランやカフェでの食事が楽しい。

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アーバイン (Irvine)のカフェでブランチ。

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この写真のパンケーキセットを頼んだが、実際の写真は食べてから撮ったので見苦しい(汗)

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写真ではわかりにくいが、かなり大きなカップが嬉しい。


イタリアンの店

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生ビールはなかったので、ウエイトレスさんがお勧めのビールを!

パンケーキ専門店
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どこも結構食べきれない量が出るので、残りをこういう容器で持ち帰り。
あとで食べても美味しかった。


移動はすべてNさん運転の車。乗せてもらうばかりで申し訳ないけれど、通りすぎる街並みを眺めているだけでも旅行気分を満喫。



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晩御飯の折、ご主人のBさんが作ってくださったミモザ(Mimosa)が美味しかった。飲むことに専念して、その写真を撮ってなかった。これは、ミモザを作るのに必要なトリプルセックというもの。


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ネットには、スパークリングワイン+オレンジジュースだけでもいいように書いてあるので作ってみたい。


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新聞の幅が日本の新聞の半分サイズ。持ちやすそうと思ったが、文字が小さい。



ディズニーランドは、Bさんの元勤務先。私自身は今回が3度目。スモールワールドと鉄道に乗りたくて連れて行っていただいた。35年前は入り口のすぐ近くにパーキングがあったような気がするが、今回、パーキングから入り口までかなり距離があった。


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広大なパーキングからトラムで入り口へ



ナムギルさん同様、絶叫マシーン系は真っ平御免之介なので、Small World Disneylandの周囲を走るRailwayだけを体験。


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また、ある日は、Huntington BeachNew Port BeachLaguna Beachのビーチ沿いドライブも快適だった。

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長期滞在するなら、こんなINNでしょうか?


滞在していた最後の夜。食後、Huntington Beach Pierへ夕陽を眺めに。

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旅行中で唯一の曇り空だったため、ロングビーチ(Long Beach)方面に落ちて行く太陽を一瞬だけ目撃。壮大な夕陽は次回にお預けとなった。次回があるとすれば(笑)。



そして、お別れは、あっという間に。


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Bye Bye, Huntington Beach!

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Bye Bye LA!



予定通り、関空到着。到着してからがバタバタと忙しかったが、それは、また、番外編で。


帰りは、JR特急はるかが通常運転に戻っていたので、1時間20分で、無事、京都到着。



こうして、しばらく時間が経ってから振り返ってみると、胸がじんと熱くなってくる。滞在中のすべての体験をカバーしきれてないが、車に乗りながら、食事をしながら、あるいは、Nさんの書斎の片隅でのお喋りもほんとに楽しかった。


気楽に過ごさせていただいたのは、100%Nさん夫妻のおかげです。ろくにお礼も言ってないけど、心から感謝しています。また、会う日まで、お元気で。


Commented by miyochan222 at 2018-07-17 21:00
おまさぼう、旅レポ待ってました〜!
久しぶりのアメリカ、良い旅ができて良かったネ。
ステキなお友達ご夫婦やね(^^)
Commented by omasa-beu at 2018-07-17 21:11
miyochan~

コメントをありがとう。なんか、旅レポというほどでもないんやけど、何でもすぐに忘れるから記録しておかんとね。ロトを当てて、もっともっと、ゆっくりと行きたいなあ。
たまに、海外に出るのはいいもんやね。miyochanの気持ち、わかるわ。
Commented by yoyo at 2018-07-18 13:25 x
ちんぐ~ あんにょん~(*^▽^*)
良い旅、したね~。
うらやましい(^^♪
とっても素敵なところ。💛
素敵なお友達💛 私も貯金しよ!
Commented by omasa-beu at 2018-07-18 18:17
チングや、あんにょん!

コメント、コマウォヨ。たまに旅行するのはいいもんですね。
チングは貯金しなくても大丈夫と思うけど(笑)。その前に、お商売をヒムネセヨ!
Commented by inmyon at 2018-08-13 00:40
おまさぼう様

こんにちわ(o^^o)
LAの旅行記と、沢山の素敵な写真
堪能させて頂きました。(o^^o)

実は、私がLAに行ったのは、
約40年前です。

ディズニーランドでの
思い出とか、
かなり、記憶も曖昧で、
ぼやけていますが、

あの時の、自分を重ね合わせて、
懐かしく読ませて頂きました。
(o^^o)

また、お会いして
お話したいです。

実は私も、10代の頃から
片頭痛で、悩まされていました。
最近、名医に遭遇しました。
この話もしたいです。

これからもよろしくお願いします。
(^^)
Commented by omasa-beu at 2018-08-13 15:30
inmyonさま、あんにょん!

お元気でしたか。コメントをありがとうございます。
書いていますように、私も35年ぶりでしたけど、ほんとに、前回のことは、びっくりするほど、覚えていません。最近のことも覚えてないから当然かも知れませんけどね(苦笑)

片頭痛については、60歳を過ぎると改善される人が多いと聞いていましたが、私の場合、実際、その通りでした。歳をとったということなので、「嬉しいような悲しいような」と内科の医師には話してますけど、痛みがでないのはいいに決まってますね。

15,6年ほど前に認可された片頭痛の薬は画期的でしたけど、その薬も、最近は服用せずにすんでいます。inmyonさんも、早く解放されるといいですね。
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by omasa-beu | 2018-07-17 18:38 | 日々のこと | Comments(6)

♪♪Kim Nam Gil Forever♪♪ 韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆


by omasa-beu
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