日韓合作映画『蝶の眠り』
2018年 05月 21日
地元のシネコンで鑑賞。
50代で遺伝性アルツハイマーを患う作家、涼子(中山美穂)の最後の作品の手助けをすることになる韓国人留学生チャネ(キム・ジェウク)。その二人が仕事をしながら暮らす場となる涼子の家が素晴らしい。第三の主役と言ってもいいくらいだ。窓辺のベッドかソファで読書をしながら、つい昼寝をしたくなる家。判断ミスばかりの人生で最大のミスが私自身が好む住まいを持つような生き方をしてこなかったことだが、この家を観ていると、その想いが余計に強くなる。ギルペンなら、思い浮かべる映画があるかも知れない。
涼子の愛犬トンボを散歩させるチャネ、自転車に乗るチャネ、居酒屋でバイトするチャネ。どれもが自然体だが、こんなにかっこいい留学生はたぶんいないだろうと思う(笑)。
終盤の涼子とチャネのシーンにはうるっと来るものがあった。髪の毛に白いものが見える中山美穂さんの表情もよかった。
うっくん以外の出演者は全員が日本人だが、監督、脚本は、チョン・ジェウンさんという韓国映画『子猫をお願い』を監督した女性。韓国でも公開予定なので、ナムギルさんにも是非観てもらいたい。
タイトル「蝶の眠り」の意味は、劇中で明かされているが、私自身、気がつくと、蝶の眠りをしていた記憶がある。これって、心地よく眠っていたときだったかどうか、いま一度経験してみたいものだ。
前回はコメントがひとつ届いていなくてすみません。
ハッシュタグ部分“海外メディア”とういうところの翻訳、ありがとうございました。というコメントでした(汗)
この映画は観たいなと、つい先日まで予定していた作品です。
けれど、もう一本観たい作品があり、両方とも大阪遠征ですので、泣く泣く諦めた次第です。
遅れてでも地元で上映されないか、僅かに期待はしているのですが・・・・・・
ソファに座って(横になって)いる、ガンスが目に浮かびました。でも、悲しい場面でしたね(泣)
コメントをありがとうございます。いいえ、こちらこそです。エキサイトのせいかも知れませんから。
余韻の残る、いい映画と思います。機会があれば、ぜひ。
でも、わかりますよ。私も地元で上映される作品はやはり地元で観ることが多いです。ナムギル映画なら、大阪でも張り切って出かけますけどね。
ガンスの家も私はとても好きです。あまり、韓国っぽくなかったですね。