MNET『名不虚伝(ミョンブルホジョン)』11話 

映画『奇妙な家族』はそろそろクランクアップかなと思っていたのですが、スタッフさんのツイッターによると、今もボウンで撮影中とのこと。連日、夜間の撮影で大変らしいですが、クリスマスイブは、女優オム・ジウォンさんが会食を準備し、出演俳優さんたちや製作者がカンパした計400万ウォンを元にくじ引きをしたそうです。オム・ジウォンさんはまだお若いですが、まるで皆のオンマのような存在ですね。


https://twitter.com/oscarjang/status/944979172090249216


ちなみに、会食とは、ホ・イムが理解できなかった言葉「회식・フェシク」と書かれています。ドラマの字幕では「のみかい」となっていました。


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11話は全話のなかでも好きなエピソードのひとつですが、ただ、倭軍が村を襲撃し武器を持たない一般の民を殺りくする描写は観るに堪えないものです。しかし、あの戦(いくさ)や倭軍の将軍沙也加との出会いが、ホ・イムの後の行動が決定づける要因のひとつとなっていると思われますから、単に情景描写のひとこまであればいいのですが、どうか、反日を煽るものではあってほしくないです。


ヨンギョン祖父がフレームの中に隠し持っていた写真から、ホ・イムだけでなく、20年前にはホ・ジュンが現代にタイムスリップしていたことが判明。だからこそ、王様の治療に例の鍼筒を使って失敗したホ・イムを矢で射とめ、タイムスリップさせた張本人、いや、狂言回しはホ・ジュンだったのですが、しかし、ホ・ジュンにしてみても、ホ・イムの命を奪うことがタイムスリップに繋がる確証はなかったはずですから、まさに、一か八かの賭けに出た訳です。どの道、王様の治療に失敗した者がどうなるか、その末路を考えてのことだったのかも知れません。その結果、ホ・ジュンが20年前に治療したヨンギョンとホ・イムの運命とも言える出会いを生んだという、まさに、ドラマのような筋書です(笑)


11話で好きなシーンを挙げてみますと~



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治療中の真剣な眼差しが素敵♡




ヨンギョンと共に三度目となるタイムスリップで朝鮮に戻ったホ・イムが、眼の前の小さな村を見下ろしながら思い出を回顧する台詞。


「ここは時が止まったようだ。私もこんな村で育った。毎朝、女たちが水を汲みながら話に花を咲かせ、その横で子どもたちが水遊びをして叱られる。あの頃がなつかしい」



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ここは、Gilstoryの「漢陽都城1010色 エピソードONE」の描写とよく似ています。再度、その文章を引用してみます。


「漢陽都城の内四山から始まり、山の稜線に沿って流れ流れて、再び漢陽都城の二間水門を通して入ってくる水路のどこにでも場所を取るオモニたち。子供たちは傍らで水遊びをし、その頃から本格的に洗濯棒を叩いて汚れを落とす。そうして、いくらも経たないうち、肩から腕まで止むことなく下りてくる痛み。それでも休むことなく、さらに話の花を咲かせながら、白い木綿の服をより白くしていた女人たち。僕たちのオモニ。」


http://omasabeu.exblog.jp/25900945/


おそらく、ナムギルさんだけでなく、韓国の国民にとって共通に持っている原風景かも知れませんね。




そして、11話のハイライトは、ホ・イムとヨンギョンのコラボによる手術シーンでしょう。倭軍の隊長によって背後から銃で撃たれた男の子を救うため、10話で倒れたコップンハルメを前に、為す術もなく、おいおい泣いていたホ・イムではなく、「ここでは消毒も麻酔もできない」と嘆くヨンギョンに「わかった」と言うように頷いて僧たちにてきぱきと手術の準備を依頼するホ・イムがとても頼もしく感じられました。それぞれが得意な医術を用いてひとつの命を救うという感動シーンです。



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オ・ハラの死と父の死の真相が蘇ったショックから自暴自棄になっていたヨンギョンを救い、ホ・イムとの距離が一段と近づく結果になった出来事です。


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それに続く朝鮮の兄妹との家族ごっこもほっこりするシーンです。男の子を背負って歩きながら台詞を言うナムギルさんがかすかに息切れしているのがちょっと気の毒(笑)。この子はおんぶするにはちょっと大きすぎますね。



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「代わりにおんぶしてくだされ」
子どもをずっとおぶっているので大変なキム・ナムギル



家族ごっこシーンのメイキング


https://www.youtube.com/watch?v=-ub3pmDB30g


妹役の子役ちゃんが(名前をチェックしたのですが、わかりませんでした)役柄とはいえ、ヨンギョンにべったりくっついている様子がかわいいし、オフショットでナムギルさんにくるくるしてもらっている姿もとても微笑ましいです。


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ちゃんと遊んでくれるアッパ(笑)



ちなみに、兄役のパク・ミンスくんは、キム・アジュンさんの前作、ドラマ『ウォンテッド』では母子役での共演だったようです。いつか、観てみたい作品です。


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倭軍のために負傷した多くの民の治療にあたるホ・イムとヨンギョン。ここでの二人の会話は二人の未来を感じさせられるシーンでもありました。というよりも、二人で生きるという、こういう未来もありではと野次馬として願ったシーンです。


そして、つい、笑ってしまうシーン。


ホ・ジュンの屋敷に着いた両人はマッケに再会します。ヨンギョンの服装が前回とは違い、お嬢さまの服装ではないことに言及するマッケに「そんなことは言うな」とばかりに表情で制止するホ・イム。マッケとは師弟というよりは、兄妹のように気心が知れた仲ですが、ここ、ナムギルさんの素みたいです(笑)。



最後に感嘆したのが、エンディングのナムギルさんの演技です。漢陽から逃げる兵判に出くわしたホ・イムは、前回のタイムスリップでトゥチルの命乞いをしたときとは異なり、高官面をしながら賤民の服装をして逃げる兵判をこきおろしますが、その台詞廻しに惚れ惚れします。抑揚といい、まるで、歌舞伎の啖呵(たんか)を聞いているような心地にさせられました。



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何度も何度も観ているので、いろんなことを書きだすとキリがありません。韓国の放送時にアップしたあらすじと合わせてお読みいただければ幸いです。


11韓国語


그냥 놔두지(クニャン ナドゥジ)

このまま 放っておいて


차라리 그냥 죽게 놔두지チャラリ クニャン チュッケ ナドゥジ)

いっそ このまま 死なせて


ヨンギョンの台詞ですが、ホ・イムはオ・ハラとヨニからも同じ言葉をぶつけられていました。彼の人生に大きく関わった3人の女人。


韓国語の解釈について、間違い、勘違いはご容赦ください。ご指摘いただければ訂正いたします。


写真は、FacebooktvN토일드라마(土日ドラマ)、『名不虚伝』およびアジュンさんの所属事務所King Entertainmentnaver postから拝借、あるいは、youtube (tvN Drama)からキャプチャさせていただきました。問題があるようでしたら、削除いたします。


11話のあらすじはこちら↓。

http://omasabeu.exblog.jp/28152540/


Commented by ホタル at 2017-12-27 19:05 x
おまさぼう様こんばんは。京都は冷え込みが厳しいことと思いますが、澄み切った夜空には美しい星が瞬いていますでしょうか?文法は不得手ですが平安文学が好きな私には朱雀大路にお住まいのおまさぼう様が羨ましいです。
さて、11話ではホ・イムがヨンギョンを立ち直らせますが、一方的な関係ではなく、二人が互いに補完しあう様が随所に出てくるところが명불허전 の魅力の一つかと思います。マッケとのシーンも子どもたちとのシーンも微笑ましく、ほっこりさせられますね。妹役の子役が泣きながら兄を思い、詫びる場面ではあどけない中にも演技者としての気構えが感じられました。倭軍の殺戮シーンは覚悟していても辛い場面です。モダンボーイや漢陽都城もそうですが、日本が冒してきた取り返しのつかない過ちが悲しくてなりません。
兵判に対峙するホ・イムの畳み込むような台詞には気持ちを偽ることなく生きようとするホ・イムの強い意思が感じられます。ヨンギョンと離され、斬られたホ・イムの表情が切ないです。12話と13話は帰省から戻ってから観るのが楽しみです。
本年は大変お世話になり、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。では寒さ厳しき折、お身体くれぐれもご自愛くださいませ(^^)
새해 복 많이 받으세요m(_ _)m
Commented by omasa-beu at 2017-12-27 22:09
ホタルさま、こんばんは。

お忙しいときに、コメントをありがとうございます。
朱雀大路と言っても、その近くですから、朱雀大路に住まいするという訳ではありませぬ(笑)

<日本が冒してきた取り返しのつかない過ちが悲しくて>と書いてられる想いは、私とは微妙に違うかも知れません。どこが違うとはっきりと書けないところが、私の歴史についての知識や意識が浅薄な部分です。

ご実家に行かれるんでしょうか。どうか、気をつけて行ってらっしゃいませ。こちらこそ、来年もお付き合いいただければ幸いです。
Commented at 2017-12-29 14:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by omasa-beu at 2017-12-29 18:47
鍵コメさま、こんばんは。

本年はご訪問ならびにコメントをいただき、ありがとうございました。
人生、明日は何が起こるか、何が待っているか、わからないものですね。だからこそ、生きていられるのかも知れません。

あなたさまも、どうか、よい年をお迎えください。来年もお待ちしています。

その前に、今夜は12話。放送があるだけで、ほんとに、ほんとに嬉しいです。
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by omasa-beu | 2017-12-27 14:52 | 名不虚伝(ミョンブルホジョン) | Comments(4)

♪♪Kim Nam Gil Forever♪♪ 韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆映画『殺人者の記憶法』1/27(土)公開!! 同映画監督版『殺人者の記憶法:新しい記憶』2/10(土)公開@シネマート


by omasa-beu
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