tvN『名不虚伝(ミョンブルホジョン)』5話
2017年 08月 27日
4話の最後で再びソウルに戻ってきたホ・イムとチェ・ヨンギョン。
ヨンギョンはオ・ハラの手術に急ぎますが、一方、シネ漢方病院で働くことを決意したホ・イムは病院内を歩く韓服の人たちに驚きながら、パネルの「ホ・ジュンとともに朝鮮時代の~」という文句に顔をしかめます(笑)。
ハラの手術を成功させたヨンギョンから、「あんたみたいな医者はここには必要ない。朝鮮へ帰れ。ここにいても警察につかまるだけ。もう迷惑はかけないで」と突き放されたホ・イムはヨンギョン祖父の恵民署へタクシーで帰ってきます。朝鮮で欲得ずくの医員と知らされたホ・イムのことがもはや信頼できないヨンギョンなのです。
お金も持たず、住所もわからないままにタクシーに乗るホ・イムは大した度胸ですが、おかげで、ヨ祖父は8万7千ウォンというタクシー代を払わされ、そのお金を返すまで出て行くなとホ・イムに言い渡します。
その夜遅く、疲れ果てて帰宅したヨンギョンが自室のベッドに横たわると、そこに自分のシャツとパンツを身につけて眠っているホ・イムに仰天、大騒ぎとなります。騒ぎを聞いて起きてきたヨ祖父は、二人の因縁を何か知っている様子なのが気になります。
「死にかけの病人を放っておいて金儲けをしていた人なんて医者じゃない」というヨンギョンの言葉を反すうしながら、「見返してやる」とハサミで髷を落とすホ・イム。
履歴書を認めているホ・イムから「就職してお金を返します。他人に迷惑をかけないなら、名声や富を得てもいいでしょう」と聞かされたヨ祖父は「あの偉大なホ・イム先生も若い頃は」とあきれるのですが、一体、祖父は何を知っているのでしょうか。
恵民署医院にやってきた認知症の老婆から長男ボンタクと呼ばれたホ・イム。老婆が抱きかかえている子豚の次男ボンシクの具合を見てやる羽目になり、見事、子豚の便秘を鍼で治し、お礼に受け取ったお金(実は、何かのクーポン)を持って、タクシーでシネ漢方病院に急ぎます。ここのシーンも笑えます。
交通事故の現場や被害者に遭遇すると覚えのない記憶に悩まされるヨンギョンですが、同じ病院の精神科医から、最近、新しく知り合った人が引き金になっているかもと言われ、首を振って否定するのです。
「おじさんと朝鮮に行っていたの?」と真顔で話すオ・ハラといい、二人がタイムスリップした原点に絡むミステリーに興味深々です。
シネ漢方病院に履歴書を持参したホ・イムは、クーポンをタクシー運転手に払い、警察に通報されそうになったところをヨンギョンに救われます。なんだかんだ言っても、彼を放っておけないヨンギョン。真剣に患者を救うホ・イムと火事の最中も財宝に素手を突っ込んでいたホ・イムのどちらが真実なのか、理解できないヨンギョンです。それにしても、乗り逃げはいけませんよ、ホ先生。
「漢方学のグローバル化と韓国の現実」というユ・ジェハによる講演が行われていた会場から出てくる漢方病院院長を追いかけて、トイレでクンジョル(膝まづいてするお辞儀)をして履歴書を渡すのですが、ヨンギョンに阻まれます。ちなみに、この講演では、朝鮮の鍼治療の最高峰であるホ・イム先生の名前が出ていましたが、ホ・イムの耳には届いていなかったでしょう。
「ここで金もうけをするつもり?」と問い詰めるヨンギョンに「朝鮮で自分がどう生きてきたか知らないくせに、ちょっと聞いただけで自分を判断しないでくれ」と答えるホ・イム。「あなたは、ここでは危険なの」と気遣いを見せるヨンギョンは、以前より、ホ・イムに対してだけでなく、患者に対してもやさしくなっているように思われます。
以下については、下記の記事をご参照ください。
6話予告の最後に登場したシルエットのナムジャは、この人でした。
髭をそりスーツを着て若々しくなったホ・イム先生(のはず)。今夜の6話が楽しみですが、韓服のホ・イムが観られないのは寂しいです。写真はフェイスブックからお借りしました。
[記事]『名不虚伝』キム・ナムギル、漢方医になる道は遠く険しかった(総合)
記事入力2017.08.26 22:20 /記事を修正2017.08.26 22:21
[エックスポーツニュース イム・スヨン記者] 『名不虚伝』キム・ナムギルが漢方医になろうと努力した。
26日放送されたtvN『名不虚伝』5話では、[許任]ホ・イム(キム・ナムギル)がシネ漢方病院を訪れた。
この日、シネ漢方病院を訪れたホ・イムはそこにいる医療スタッフの衣装が韓服であることを見て表情を和らげた。おりしも漢方のイベントが行われていたのだ。彼は病院のあちこちを歩き回っては、医師が患者に鍼を打つことに口出しし、医師はホ・イムに「何だ、きみは何だ。下で今日のイベントをやっているから、医員のふりをするなら、そこに行ってやりなさい」とあきれて言った。
患者は、医師とホ・イムがけんかをするのを見て、「おれは治療はやめだ」と怒って立ち去った。それで、医師はホ・イムをつかまえようと追いかけたが、ホ・イムは、医師から逃れて受付に行った後、スタッフに「ちょっと訊きたいのだが、医員に最も早い方法は何であるか」と尋ねた。スタッフはホ・イムに「実力が優れていれば院長にスカウトされます」と笑った。漢方医になる方法を尋ねる奇妙な男が笑わせたのだ。
たまたまデスクを通りかかったユ・ジェハ(ユ・ミンギュ)はホ・イムにすぐに気がついた。ユ・ジェハはホ・イムにどうしたのかと尋ねると、ホ・イムはジェハにシネ漢方病院の医師になる方法について尋ねた。するとユ・ジェハはホ・イムに「履歴書を書いて志願するのだ」と話してくれた。
その夜、ホ・イムは自分に「朝鮮に帰れ」と冷たく言って背を向けたチェ・ヨンギョンを思い浮かべ、自ら髷を切った後、履歴書というものを書き始めた。履歴書を完成したホ・イムは明るく笑って満足気であった。彼の履歴書はすべて漢字で書かれていた。
ホ・イムは自分の履歴書を持ってシネ漢方病院を訪れた。そして、そこでシネ漢方病院の院長を見かけたホ・イムはトイレに行った彼を追いかけて「先生。私のお辞儀をお受けください」といきなりクンジョルをした。突然のホ・イムの行動に慌てた病院院長は「私に何か話でもあるのか」と尋ね、ホ・イムは「私はホ家のイム、ホ・イムでございます。これは履歴書です。私が医員として生きてきた履歴と病人を治療した履歴を詳細に記しました。私のこうした振舞いはこちらのしきたりに反するかもしれませぬが、あまりにも切迫しておるのです。昔の賢者の言葉によると、貴重な人材を認めることが、身分の高い方たちの美徳でした」と追従した。
ホ・イムはさらに話をしようとしたが、突然現れたチェ・ヨンギョンのため、それ以上言葉を続けられなかった。その後、とぼとぼと家に帰るホ・イムは突然倒れた要人を発見し、漢方病院院長が彼にぺこぺこしていた姿を思い出した。ホ・イムは倒れた要人に近づき鍼を打ち始めた。ちょうどそこに通りかかった漢方病院院長はその姿を目撃した後、静かにホ・イムの行動を見ていた。しかし、ホ・イムを追ってきたチェ・ヨンギョンは「あなたがここで鍼を打ったら、今度はほんとに終わりよ」とホ・イムを退けた後、心肺蘇生法で要人を救った。
一方、この日放送のエンディングでは、ホ・イムが現れたという話を聞いたシネ病院の院長が警察を同行したまま現れ、ホ・イムを危機に陥れた。