「アンサンブル」のバイオリニスト、クォン・ヒョクジュさん、突然の逝去
2016年 10月 12日
公演DVD。真ん中の男性がクォン・ヒョクジュさんです。
今頃、天国への階段で戸惑ってられるかも知れませんね。どうか、安らかにお眠りください。謹んで、お悔やみ申し上げます。
下記の記事はKBS NEWSからお借りしてきました。元記事。
[Kスター]夭折した「音楽の天才」クォン・ヒョクジュは誰?
入力2016.10.12(16:13)|修正2016.10.12(19:36)インターネットニュース
バイオリニスト、クォン・ヒョクジュ(31)が、今日(12日)午前1時27分、急性心停止で死亡した。
クォン・ヒョクジュは今晩、釜山での演奏を控えており、タクシーに乗車している途中、死亡したまま発見された。クォン・ヒョクジュが参加することを期待された「ウム室内管弦楽団結成コンサートUnique Moment」コンサートは、無期限延期された。
故人の遺体安置所は13日、ソウル・ポラメ病院に設けられ、出棺は来る15日である。埋葬は未定である。
3歳の時にバイオリンを習い始めたクォン・ヒョクジュは6歳の時に音楽ジャーナルコンクールで最年少で大賞を占めており、バイオリンの天才と呼ばれた。 7歳の時に韓国芸術総合学校予備校に入学してキム・ナムユン教授にバイオリンを学んだ。
1995年に来韓したしたロシアの教授が彼の才能を認めて留学を勧め、クォン・ヒョクジュは11歳でロシア留学に旅立った。
クォン・ヒョクジュ、パガニーニのバイオリン協奏曲第一番第一楽章
ヒョクジュさんの演奏は、3分20秒くらいから始まります。
ロシアモスクワ中央音楽学校でエドゥアルド・グラツィエ教授に学び、実力を育んだクォン・ヒョクジュは11歳のときにチャイコフスキー青少年国際コンクールにて最年少で2位を占めたりもした。
以降、クォン・ヒョクジュは、モスクワのチャイコフスキー音楽院で勉強した。
2004年、デンマークのカール・ニールセンバイオリンコンクールにて、韓国人で初の優勝、同年ロシア国際パガニーニバイオリンコンクールで1位を占めた。翌年、クムホ・アシアナ文化財で授与するクムホ音楽家賞を受賞し、国内でも認められた。
クォン・ヒョクジュはモスクワ放送交響楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団と共演するなど、国内外で活発に活動し、過去2012年アニャン大学最年少教授として任用され、教壇に立つなどもした。
チョン・ヒェジョン
記事の引用は以上です。
パガニーニがお好きだったのか、2013年7月の大阪公演では、クォン・ヒョクジュさんのバイオリン独奏でパガニーニのカプリース24の24という曲を聴かせていただきました。ナムギルさんによると、この曲が作曲された当時、弾ける人がいなかったほどの難しい曲だったらしく、それを彼が自慢すると紹介のなかで話していました。天国でも、思いっきりバイオリンを弾いて、地球の私たちまで響かせてくださいね。