Gil Story 更新 漢陽都城 2話(追記しました)
2016年 08月 23日
https://storyfunding.daum.net/episode/10928
ナムギルさんが実際に歩いて探してきた漢陽都城の道、最初の3キロの音声ガイドが聴けます。ただ、同じページに掲載されている文章は、音声ガイドそのものではないので、海外向けに文字に起こしてほしいものです。とりあえずは、この文章を読んでからじっくりと聴いてみますが、耳を傾けているだけでも、彼の声に癒されます。
後日、できれば、追記いたします。
[追記]自動翻訳では意味のとれない箇所がありますので、自分なりに訳してみました。それでも、適格な言葉が見つからなくてわかりにくい部分もあります。間違いはご容赦願います。
<キム・ナムギルが読む漢陽都城の3キロ>
この日は空が授けてくれた日であるように久しぶりに青空を見ながら城北洞プクチョンマウル(북정마을)に到着しました。まっすぐに村の後ろに屏風のように開かれた漢陽都城を眺めながら、ワリョン公園(와룡공원)まで登ってみました。それから、また、ゆっくりと城壁に沿って歩き始めました。通り過ぎる道のどこであれ、そのすべての視線のそばにゆったりと下の村を見下ろしていた漢陽都城がぼくを喜んで出迎えてくれます。
過去と現在の共存
山の稜線に沿って築造された城壁の内側は下段の一部が土に埋まって浅く現れている反面、外側は城郭の胴体ともいえる體城がもっと高くなっていて、その威容を誇ります。直接見る前には都城が前後で同じだろうと漠然と想像していましたが、こうやって、一つ一つをしっかりとかみしめるように直接この道を歩くと、単純に案内地図を見ながら道を想像した時とは本当に違います。
何よりも城壁の一区切りごとに空いた四角形の狭間が見せてくれる城の外の風景は直接歩かなくてはまともに感じることができないでしょう。額縁のような穴から開かれる風景は美術館の作品を見るように、狭間ごとに見える姿がおのおの異なる風景です。未来を見ることができる600年前の過去の人が2016年のぼくたちの姿を見ているようです。狭間ごとに眺める風景が異なるので、一つ一つ見ながら歩いてみるのも興味深いです。
失われた道を探して
内心この道が終わっていないのを願いながら歩いてみるとソウル科学高校に到着します。この道は再びキョンシン高校へ続くのですが、この時からは恵化門(혜화문)まで城郭が流失された区間です。あらかじめ地図で見て心の準備をしてはきたが、こんなに流麗に続いていた道が中間で切れているのですごく寂しいですね。
そうするうちに発見した電柱の上に付いている「恵化門」と書かれた小さな標識一つ。ところが、ここからはさらに判断しかねる状況に向き合います。キョンシン高校のセメント塀の下に城郭であるかのようで城郭ではない姿が続いていたのです。どこからどこまでが城郭なのか、このまま道を間違えたのか? 向こうの路地へ行けと言うのかとずっと振り返ってみたり、この道が合っているかと周囲をきょろきょろ見回しています。
道そのものは城郭の道ではなく、ただのありふれた村の路地のようでした。それでも、さらに先に歩いて行ってみると、まだあきらめないでさらに行ってみろという応援のような城北洞の都市の家庭菜園の後ろに続く漢陽都城が見えました。それでもこの辺では流失区間が終わることを首を長くして希望していた時、ついに海の道が開けるように、両側に続く漢陽都城に出合いました。
恵化門、鳳凰の意味
一気に恵化門の前に降りてアーチ内部の天井を見ます。五色の華麗な鳥二羽が向かい合っている絵ですが、鳳凰です。互いに向かい合って見ている一対の鳥の姿がとても華やかですね。普通の城門のアーチの中には龍が描かれていたが、ここだけは鳳凰なのか? 鳳凰はむつまじいペアを意味したりもするから、この周辺に烈女や孝子が多くて特別に描いてくれたのかという突拍子もない想像もしてみます。
昔、恵化門があるサムソン洞一帯にスズメが多く、農夫たちの被害が深刻化したそうです。それで、これを予防する次元で鳳凰を描き入れたという説もあります。もっとも鳳凰は単なる鳥ではなく、霊験あらたかな鳥なので、スズメたちを鎮めるという意味で描き入れたのだろうと思われました。本当に昔の人々は何ひとつ何となくしたというのはなさそうです。そのすべてにそれなりの意味があるので、漢陽都城の道を歩く味わいがさらに深まります。
城を築いた人たち
恵化門の向かい側へ道を渡り、駱山(낙산)区間で上がる階段から切れて繋がる漢陽都城を探して登ってみます。城の外壁に沿ってパノラマのように開かれる城の石に手を当てながら、そして、歩きながら、ずっと前にここを同じように歩いた人たちを考えてみるようになります。彼らはどこからどのような経路で山を越え、川を渡り、この遠い漢陽まで来たのだろうか。
城の石のすき間を抜けて木の根が飛び出ている姿を見ながら、その長い歳月の間、こうして互いに支えながら、しっかりと持ちこたえている城の石が今更のように殊勝にさえ感じられます。そうすると、このむつまじい城を築いた人たちは誰だろうか知りたくなりました。
特別な道具もなく、この丘陵でどうやって石を引っぱってきたのか、このすべての石をのみだけで自ら手で削ったのが、それ自体がどれだけ辛かったことだろうか?実際、工事の過程で、多くの人々が負傷したり、命を失ったということです。崇高な魂が込められているようなこの道をこのように簡単に軽く散歩するのは、なんか、しんみりとしながら、この道を心して歩かねばならないと思います。そんな考えが連鎖する漢陽都城を歩いています。
消え去っても消えないもの
漢陽都城3kmの道の到着地、長寿村(장수마을)のハルモニの憩いのベンチにすわってみます。四方が開いた風の道に座って、今まで歩いてきた道を考えてみると、普段は見えなかったささいなことが見えました。この瞬間だけは、世の中のすべての時間をしばらく止めてぼくだけの時間のなかに留まっているようでした。
あえて速度を出さなくても、とくに何かをしなくても、心がいっぱいになった頼もしい城めぐりの記憶、われわれには、消え去っても消えないものがあります。
©Gilstory
上の写真は上記サイトからキャプチャさせていただきました。問題あれば、削除いたします。
今日やっとスクリーンで観賞できますっ
さぁ、洗濯して掃除して(我らが主サマみたいに)自分を律してから出発したいと予定してます
きゃー、待ちに待ったこの日、ムフフです
では、まずは朝ごはん!!(えーーっ?そこ???我ながらそこなのが笑っ・・・)
『花、香る歌』ですよね。日本では4月に公開されて以来、今もどこかで上映してくれているのが嬉しいです。韓国よりも観客動員数が多かったりしてね。
今頃、ご覧になっている最中でしょうか。ナムギルさんとの素敵な時間をお過ごしくださいね。
ご飯は大事ですよ。何はなくとも、ね!
夜中にアップされているのを知り、何度も聴いてしまったので、またもや夜更かしでした(苦笑)。そうですよね。私は自分のことばかりを考えていたけど、文字起こしは必須です!
城北洞の音声ガイド同様、各国の言葉でも、そのうち案内されるかも知れないですが。
とても読みやすく翻訳されているロングインタビュー(前記事)を改めて拝読し、彼の思いがまた一層ヒシヒシと伝わってきました。
そんな中、会社のPCにて映像だけでも見てみようと開いたところ、動画が再生されませんでした(-。-;)
スマホで再生できましたので、そちらで映像&文章を翻訳し、読んできました◎
後ほどハニーボイスを堪能します(笑
とは言え、この文章は、音声ガイドを文字おこしされたものではナイんですね。!?
リニューアル後の新企画!! 以前のような字幕付きが配信されることを期待して、その日を待ちたいです 字幕に日本語選択があると喜び倍増(*^_^*)
歌に 、ナレーションに 、彼の声に 心のコリをほぐしていただいております (*^^*)
人の声 ・・ 色々ありますね 。
あまり 大きな声でなくても、耳にザラザラと溜まり、肩まで凝ってくる話し方 ・・
大きな声なのに、さほど苦にもならず 遊びに回る声 ・・
声の、高低、速度、大小 では説明のつかない伝わり方が、不思議です。
心が乗ってくるのですね ♪ ♪
好き
嫌い
の字も不思議.
両方に女がついてますね !
動画から聞く自分の声は、自分の声 ? と思うし ?
お読みいただき、ありがとうございます。自分が読みたくて、翻訳機以上の訳出をしようとしてるんですけど、読んでくださる方があると、また、次もやる気が出ます。
ナムギルさんのガイドを断片的に聴き取った感じでは、出発地点の地下鉄の駅の名前まで言ってるから、やはり、あの音声ガイドを聞けば、3キロを歩けるということなんでしょうけど、意味がわからないではね。文字起こしは必須です。期待して待ちましょう。
声はいろいろですけど、昔、テレコに録音した自分の声を聞いた時の衝撃は忘れがたいです。数年前に通っていたスピーチの教室でも、たまに、自分のスピーチを聴かされる時がありましたけど、ガマの油でした。でも、自分の話し方の特徴がよくわかって、いたたまれない想いはありながらも面白かったです。癖は直りませんけどね。
好き嫌いもあります。とくに、人の好みが。いやな性格ですが、今さら、無理をするのもしんどいですし、しようがないですね。