<韓国語ボキャブラリー>「こんにちは」(複数形)
2016年 01月 21日
やはり、一度聴き取れた外国語の音は、ぱっと耳に入ってくるものですね。ドラマ『私はチャン・ボリ!』で、チャン・ボリの子ども、ピダン(ピダムではありません、笑)が、ボリの結婚相手の家族たちに会った際に口にしていました。(38話)
안녕들하셨어요?
アンニョンドゥルハショッソヨ?
お元気でしたか?
How have you been?
違うのは、ヘギョンが初対面の人たちに話しかけていたのに対し、ピダンは面識のある人たちへの挨拶で使っているところです。この子はお利口さんな子どもとして描かれていますが、実際、小学校に入る前の6歳位の子どもでも、こういう風に、複数形と尊敬の意味合いが入った言葉を使い分けているのでしょうか。
ところで、『無頼漢 渇いた罪』雑感の最終回は、年末、十三で最後の上映を観たまま、風邪でうだうだしているうちに、どこかへ飛んで行ってしまいました。
以前あるお宅に電話をしたら5歳くらいのお嬢さんが電話に出てくれました。とりあえず「○○先生、いらっしゃいますか?」と聞いたものの、無言。そこで「お父さん、いはる?」と聞くと「いはる!」と元気のいい返事が返ってきました。丁寧語が理解できるようになるのが6歳前後、自分で使えるようになるのは、もう少しあとじゃないでしょうか。
ちなみに、くだんのお嬢さん、「お父さん、いはる」と言った後、電話を代わってくれず、「お父さん呼んできてくれる?」と頼んで初めて電話を代わってくれました。「お父さんがいるかどうか」の質問が「電話に出てほしい」という要求だと理解できるのも、6歳以降らしいです。
ついでに 안녕들하세요? が気になって(^^; 調べていたら↓な記事を見つけました:
http://korean.joins.com/news/article/article.asp?total_id=13495838&ctg=
この記事によると、「안녕들 하십니까」というタイトルの壁新聞運動が広がった2013年末ごろ、アンニョン複数形の挨拶は正しいのか、という質問が読者からあったそうですから、比較的新しい言い方なのかも知れませんね。相手一人ひとりへの配慮を示すようなニュアンスがあるようなことも、どこかに書いてありました。
すいません、凝り性でつい(笑)
子役でも、インタビューで大人よりも折り目正しい言葉遣いができる子がいたりしてびっくりぽんですが、恥ずかしながら、私は、大学生の頃でもきちんとした敬語を使えてなかったのを働き出してから思い出しては赤面していました。育ってきた環境の影響が大きいかもしれません(^^;;
言葉は時代とともに変化しますから、안녕들하세요?は比較的新しい言い回しなのかしら⁈
norikoさんは、凝り性だけでなく、職業病かもですねo(^_-)O