BS11『サメ~愛の黙示録~』 第17話「”影“と呼ばれた男」

レンタルビデオ店でイヒョンを演じているナム・ボラさん出演の映画『母なる復讐(原題: Don’t cry, mommy.)』が眼に入ったので、つい借りてしまいました。実話を基にしたストーリーですが、未成年者数名にレイプされ自殺する女子高生をボラちゃんが演じています。レイプされた少女への労りが全く見られない検察と警察、医療関係者たち。被害者と加害者が顔を合わせる公開の裁判。無罪という判決。反省のない加害者の少年たちとその家族たち。自殺に至るまでに女子高生が味わう度重なる苦痛。救いようがない映画です。これが現実にあったとしたら、母親役のユソンさんの行為も心情的にはわかっても、あまりに短絡的でやりきれなさが残ります。日本でも未成年者の犯罪が少年法に守られていることは同じですが、それにしても、集団でレイプした者たちが無罪とは信じられない判決です。

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さて、17話。チョ会長と殺し屋チェ・ビョンギに対峙するハン・イス。厳しい表情が続きますが、それだけに、元々イスが持っていたやさしさが垣間見られるシーンに注目しました。

突然マンションに訪ねてきたイヒョンを前に、イスにしてはめずらしく満面の笑顔。大きな前歯は、私にとって、ナムギルさんのチャームポイントのひとつです。
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また、チェ・ビョンギのアジトを一人探しに出たチョ・ヘウを案じるイスの表情には、ヘウへの想いが素直に表現されています。そして、自分を盗聴していたチャン秘書には殊更に平静を装い、上司として接するイスの自然な笑顔。

イスの演技のどこが失敗なんだろうと、つい、考えてしまうほど、ナムギルさんの演技に引き込まれました。

17話については、こちらにも書いています。よろしければ、ご覧くださいませ。

今回、カットされているシーンは次のとおりです。

☆イスとチョ会長がキス写真をめぐって電話で対決している頃、難しい顔で車を走らせるオ・ジュニョン。

☆グランブルー社長から差し向けられたヒットマンが残した言葉を思い返すイス。「あの女には気をつけろ」

☆ジュニョンと別れたイスは、入院中のグランブルー社長に電話し、半ば脅迫気味にヒットマンの居場所を聞き出す。

☆ヒットマンの居場所へ向かう車中のイスにヘウからの電話。文書を渡してというヘウ。おまえを信じられないと応えるイス。

☆キム・ジュン代表の部屋。チャン秘書が代表を盗聴していることを知ったキム・ドンスがチャン秘書にジュースを持ってくる。

☆チェ・ビョンギが乗って行ったスヒョンの車が見つかり、そのことをイスに電話するスヒョン。

☆チョ会長からキス写真を見せられ、ジュニョンのことを考えろと叱責されるヘウ。そのジュニョンの父を殺そうとしたのはおじいさまでしょうと反撃する。

☆スヒョンの車が見つかった場所。彼を監視するチェ・ビョンギ。

☆電話中のチョ会長。イスの協力者が判明したという相手からの報告。おそらく、チェ・ビョンギからの電話。

☆家から外出しようとするイヒョンを引き留める養母。

☆ヘウを迎えに来たジュニョンが車でどこかへ連れて行く。

☆ブティックでヘウの服を探すジュニョン。

終盤、父ハン・ヨンマンと殺し屋チェ・ビョンギのツーショット写真を見る羽目になった哀れなイス。新たな展開が予想されます。

写真は、KBS『サメ』HPから拝借、あるいは、KNTV放送『サメ~愛の黙示録~』録画画面からキャプチャしたものです。
Commented by ぷりん at 2014-09-19 10:46 x
おまさぼう様、ただいま~です♪
「大きな前歯」ほんとチャームポイントです♥

以前、「海賊の感想は「オモシロイ」しか聞こえてこない」とおっしゃっていたこと覚えていらっしゃいますか??
そんな気がします(#^.^#)
見終わった後に「いい映画に出会ったな…」と心にとまる映画ってありますよね?? そんな感じではないですね笑
監督はココを伝えたいのかな?という部分は掴めましたけど、コメディーというのもあるのかもしれませんが、「良かったね。面白かった~」と軽い気持ちでした。

爆笑とはいかず小笑いぐらいでしたが、母は声上げて笑っていましたし、隣のアジュモニも爆笑してました。
予告にある「プーハー」ではそんなに笑いがおこっていなかったので、おまさぼう様、大丈夫ですよ(^u^)

まぁ、何せ私の感想は「クジラ」ですからね(>_<)
準主役のユヘジンさんはじめ、脇役の皆さん演技がうまくキャラがたっているので、正直、ナムがそんなに光りませんでした爆
もちろん見せ場もありますが!!

ペンらしからぬ!?熱い感想で無くて、スミマセン^_^;
でも娯楽映画にはピッタリだと思います。
Commented by おまさぼう at 2014-09-19 14:33 x
ぷりんちゃん、おかえりなさ~い。実りいっぱいのソウルの旅だったようですね。お疲れのところ、感想をコマウォヨん。

ナムギルも、『海賊』は家族が気楽に楽しめる映画と言ってましたから、ああ、面白かった~で十分なわけですね。それでも、10回近くご覧になっているイルボンペンさまが結構いらっしゃるみたいですから、ナムギルさんの魅力はもちろん、映画の魔力もあるのかしら。イルボンペンの場合、韓国まで行って観るという行為には、彼を応援したいという想いが多分にあるんだろうなと想像しています。私は、今回、単純に、お金の問題だけで渡韓できなかったので、日本公開の折に挽回したいです。
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by omasa-beu | 2014-09-18 20:08 | サメ/상어 | Comments(2)

終活しなくちゃと思いながら毎日をだらしなく送っている団塊の世代です。写真は、ドラマ『子連れ狼』(北大路欣也さん版)の大五郎(小林翼さん)。私の癒しです。スカパー「時代劇専門チャンネル」のTV画面から撮影。問題でしたらお知らせください。


by omasa-beu
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