団塊のぼやき (6)断たれた俳人への道

黛まどかさんという俳人がいる。美人で、さわやかで、才能があって、俳句を越えて活躍する姿が目をひいた。テレビでも見かけることがあったが、私は嫌いだった。美人で才能がある女性というだけで、単なる嫉妬心や反感がむらむらと湧き上がってくるからだ。なんで最近の「天」は若い女性に二物どころか、三物も四物も与えるのだろうと生来のひがみ根性がもたげてくる。

このまどかさんが2002年度NHK教育テレビ「ハングル講座」の出演者のひとりだった。想像していたよりも率直な人柄がテレビから感じられたが、彼女が韓国のプサンからソウルまで歩いて踏破しながら句作する姿が番組内で紹介された時ですら、「いいな、頭痛のない人は何処でも行けて」などとやっかみ半分の見方は変らなかった。

その後、まどかさんが頭痛をテーマにした番組で、私と同じ片頭痛を患っていることを知ったとき、私は自らを羞じた。私は片頭痛を理由に一体どれだけのチャンスを逃してきただろう。もちろん、片頭痛の辛さは堪えようがないのは事実である。だが、それを理由に何もしないできたのは卑怯でしかなかったのではないか。

変わり身の早い私は、その年、京都の生涯教育センターで行われた日韓友好関係の集いに出かけ、女優のユンソナ(윤손아)さんとまどかさんの対談を聴く機会を得た。そして、まどかさんのさばさばした姿にますます好感を覚えた。

私も俳句をやってみようかなという想いが一瞬、頭をかすめた。<手軽に始められそうやし、かっこいいやん。> しかし、俳句については苦い思い出(トラウマ)があり未だ実現には至っていない。

中学1年か2年の頃、国語の時間に俳句を習った。一応季語を入れるだけの自由な句作だったと思う。

「死んだ姉 野菊みるたび 思い出す」

正確には全く覚えていないが、「死んだ姉」という直接的でくさいフレーズを入れたのは確かだ。

「おまさぼう、いい句やなあ。ほんで、いつお姉さんは亡くなったんや?」
「いいえ、姉はいません」と答える私に、「嘘はいかん!」とH先生の大きな声が教室に響いた。
Commented by syuringen at 2006-05-23 22:29 x
空想力の飛び方は、まったく仁義なしというわけですね。

ワタシはもっとひどい罪障があります。
学芸会でひけもしないオルガンのパートを受け持ったことです。
練習はさぼり、当日はオルガン奏者はなんとなく指をうごかしていましたが、オルガンの音色はありませんでした。
これは詐欺罪です。
Commented by おまさぼう at 2006-05-24 00:35 x
ハハハ、脱帽です。今後、姐さんと呼ばせていただきます。^^
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by omasa-beu | 2006-05-23 01:52 | 団塊の世代 | Comments(2)

♪♪Kim Nam Gil Forever♪♪ 韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆


by omasa-beu
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