『サメ』 17話 (後半)

(記事の字数制限のため、前後半のふたつに分けました)

チョ会長の書斎。イスの協力者について(おそらく)殺し屋から聞き、ほくそ笑む会長。

電話でイスからたきつけられ、チョ会長の書斎へ来る息子のチョ社長。
休暇でもとり、旅行に行けという会長の勧めに、自分を閉じ込めるつもりか。ホテルの経営権を自分によこせと談判。逆に、どやしつけられるが、居直るチョ社長。拉致された時、親父の言ったことはすべて聞いた。地検長も親父がやったのか。誤解だとうろたえる会長に対し、自分の名前は、元々、チョン・ウィソンではないのか。しかし、秘密を暴露してもいいことはないから、自分に経営権をよこせと言う息子。親父がなぜ自分の母親を追いだしたのかわかった。未だに母のことは忘れたことはない。今までにない息子の姿にすがりつきながらも、強かさを隠せないチョ会長。

カフェ。ビョン刑事が先輩刑事と会い、チェ・ビョンギのことを訊いている。チェ・ビョンギは1980年代に退職し、その後の8年間の記録がないことを説明するが、先輩によると、チェ・ビョンギは南営洞で拷問技術官だったこと。大物を担当させられていたため、身分を変えていたので記録が残ってないかも知れないなどと聞かされ、カン・ヒスのことを連想するビョン刑事。

公園で話をするヘウとビョン刑事。傍にスヒョン捜査官。
カン・ヒスとチェ・ビョンギが知り合いだったと話すビョン。カン・ヒスの名前に微かに反応するスヒョン。カン・ヒスが学生運動をやってた時期とチェ・ビョンギの記録が消えている時期が一致すること。カン・ヒス殺害の理由は文書と関係ないとするビョンに反論し、カン・ヒスは文書のために殺されたと断言するヘウ。チェ・ビョンギとチョ会長との関係については自分が調べるとヘウへの思いやりを示すビョン刑事。一方、カン・ヒスの精神科医と連絡をとりたいとスヒョンに依頼するヘウ。

ビョン刑事宅。養父から家を出るなと言われ、アルバイトにも出られず、退屈しているイヒョン。

キム・ジュンの代表室。音もなく帰ってくるイス。鋭い眼差しでチャン秘書を見ている。
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「代表!」
「急用はなかった?」
「ええ。どちらへ行かれてたのですか?」
「個人的な約束があったので」と平常に戻っているイス。
「ああ、はい。あの-、開業式の前に従業員のためのワークショップがあるのですが、代表のお時間はどうですか?」
「可能なかぎり、参加します」
「無理はしないでくださいね」
「わかっているよ」一礼し、去って行くチャン秘書を呼び止める。「チャン秘書(さま)」
(イスは、これまで、ヨンヒに対し、韓国語で「チャン秘書」と呼び捨てにしていましたが、初めて「チャン秘書さま」と「さま」付けにしました。会長のスパイをしているヨンヒに対し、心の壁ができたという意味か?)
「なんでしょうか?」
「(瞬間、考えて)感謝の言葉をきちんと伝えたことがなかったみたいだね。チャン秘書(さま)のお陰で、傷が早く治ったよ」
「よかったです」と真実味のある返答をするチャン秘書。
「まったく。チャン秘書(さま)がいてくれて、ほんとに幸いだった」じっとヨンヒの反応をさぐっているイス。電話の音。

「ああ、イヒョン」
「どこ、オッパ?」
「会社」
「家に閉じ込められちゃって、誰も出してくれないの」
「みんな、心配してるからだよ」
「わかってる。オッパ、何してるの?」
「仕事だよ」
「オッパが仕事をしてるとこ見たいよ。わたしに会いたい?」
「会いたいさ」
「ふふ、わたしもオッパにすごく会いたい。会いに行ってはだめ?」
「当分、家にいた方がいいよ、イヒョン」
「うん」
「オッパが面白いマンガを送ってあげようか?」
「わたしが会いたいのはオッパだよ~」
「もう少しの我慢だ。もう少し我慢すれば、オッパが毎日毎日遊んでやるよ」
「その時になれば、わたしも忙しくなってるよ」
「ふふ。一人で外に出るなよ。わかったね」
「わかった。オッパも、ごはんはちゃんと食べてね」
「うん」と電話を切るイス。

イスにも外出するなと言われ、スヒョンに「頼みがある」と電話するイヒョン。

「なんの話だ?」とビョン刑事。
「イヒョンさんがすごく退屈しているようですので、ぼくと映画でも見ようかと話してるんですが、構いませんか?」
「うちのイヒョンにデートを申し込んでいるというわけか?」
「ええ、チーム長」思わず、言葉を失うビョン刑事。「もしもし」
「いや、ほんとうなのか?」
「ええ、ぼく、イヒョンさんが好きです」
「いや、おまえ、、」と言葉が出ないビョン刑事。
「ぼくが家まで送ります、きちんと。チーム長」
「おおおお、そうだ、な」
(ほんとに、実の父親以上に情の深い、すてきなお父さんです)

自宅の冷蔵庫の前で薬を呑んでいるイス。鳴るドアフォンにスヒョンの姿。
「どうした」と迷惑そうなイス。
「オッパ」とスヒョンの後ろから出てくるイヒョンに微笑む。
「うわあ、オッパの家、ほんとに素敵」
「そうかい」と今まで見せたことのない笑顔のイス。
「うん、宮殿みたいだ」
水槽を見ながら、いちゃついているかのようなイヒョンとスヒョンを兄目線で見ているイス。
「オッパ、スパゲッティ、作ろうか?」
「うん、そんなこともできるのかい?」
「基本でしょ。ちょっとだけ待ってね」と行きかけながら、リビングの望遠鏡に眼を止めるイヒョン。
「これは」と恥ずかしそうなイス。
「オッパとずっと一緒だったんだね」頬笑み会う兄妹。
「ちょっと待ってね。おいしいの作るから」とキッチンへ行く妹を追いかけようとするイスへ
「あの、チェ・ビョンギについてわかったことがあるのですが」とスヒョン。

一方、ヘウは、迎えに来たジュニョンの運転で、義父の入院先ではなく、どこか他の場所へ連れて行かれる。

「あの男、拷問技術者ですって」
「えっ?」
「8年間、南営洞にいたそうです」
「もしかして、カン・ヒスさんを拷問したのがチェ・ビョンギだったのか?」
「そうみたいです」
なぐさめるように、スヒョンの肩をもつイス。
(スヒョンがカン・ヒスの縁者ということがわかります)
「チョ会長との関係は?」
「まだ、見つかっていません」
深刻そうに話す二人を心配気に見るイヒョンに気づき、妹の傍に来るイス。
「手伝おうか?」
「オリーブオイルが見つからないの」
「おれが探してやるよ。う~ん、オリーブオイルは、ここにあった」と冷蔵庫の中から出すイス。
「にんにくは?」
「にんにく?(冷蔵庫のなかを探して)どうしよ、にんにくはないや」
「オッパ、毎晩忙しくて食べてないの?」
「ホテルで食べてるから、心配するな」イスのスマホに着信音。「ちょっとごめん」
非公開番号という表示を見、スヒョンに眼で合図するイス。
「はい」
「まだわしを探しているのか?」と殺し屋の親父の声。
「(イヒョンの傍から離れ)どこだ?」
「おまえは、その辺でやめておいた方がいい」
「あんたこそ、よく考えろ。チョ会長は、決して、あんたを生かしておかないぞ」
「いつ死んでも惜しくない年齢だ」
「死ぬのが怖くないなら、おれの前に出てこい」
「警告しておく。この辺でやめておけ。後悔するようなことはするな」
「あんたが、おれの親父を殺した罪を受けるまで、決して、終わらないことだ。それで、均衡がとれる。そうだろ」
「均衡をとりたいなら、デオ書店まで来い」
「どういうことだ?」
「机の一番下の引き出しを開けてみろ」と電話を切る殺し屋。
「(イヒョンに)出かけないと」とイス。
「スパゲッティは?」
「ごめん。今度、食べるから」
「どうしたのよ~?」
「心配するようなことじゃない。(スヒョンに)イヒョンを頼むよ」
「兄貴」
「連絡する」
「(イヒョンの髪をなでながら)ごめん」
「気をつけてね、オッパ」
「うん」

ジュニョンの目的地はブティックだった。ヘウの服を選ぶジュニョン。言われるままに試着するヘウ。(もはや、無理をしているのが見え見えの夫婦です。それにしても、前回の終わりから、ヘウの衣装はずっと同じです。それも、パジャマのような水玉の上着とホットパンツ。衣装の替え過ぎはリアリティがないかも知れませんが、ヘウの場合、ちょっと、度が過ぎているし、検事として働く女性の服装として現実味がありません)

公園へやってきたヘウ夫婦。唐突に「子供を作ろうか」と言いだすジュニョン。そんな夫婦らしき会話には耳を貸さず、話があると言うヘウ。今度聞くと答えるジュニョン。構わず、「イスに会った」と告白するヘウ。キム・ジュンがハン・イスなのは知っている。これ以上、イスの話はするな。おれたちには関係ないと突っぱねるジュニョン。暗闇にひとりで居るイスを放ってはおけないという妻に声を荒げ、父の入院先へもひとりで行く夫。
(ジュニョンの気持は、痛いほどにわかりますが、人の気持ちというものは、思案のほかです。新婚間もない身では気の毒ですが、元々、イスがいないという前提で成立した、無理のある結婚。しかも、実父を殺そうとしたのがチョ会長ときては、もう、時間の問題でしょう。しかし、仮に、二人が離婚したとしても、ヘウとイスが結ばれてほしいとは、金輪際、思ってはおりませぬ。すみません。あらすじとは関係のないことでした)

検事執務室に戻ったヘウ。カン・ヒスの精神科医から連絡を受ける。

殺し屋の本屋にやってきたイス。南京錠をこじ開け、なかに入る。(『赤と黒』でも、ゴヌクは、外から鍵を開けるのを得意としていましたね)
殺し屋に言われたとおり、机の一番下の引き出しの、そのまた下に保管されていた『レ・ミゼラブル』の本を取り出す。本の中から落ちる1枚の写真。そこには、亡き父と殺し屋の親父が仲良く収まっていた。背景には、「卒業おめでとう」の横断幕が見えている。
「どうなって・・るんだ?」と戸惑いを見せるイス。

書斎で策を練っているかのようなチョ会長。

家の前までイヒョンを送ってきたスヒョン。「おじさん」ではなく、これからは「スヒョンオッパ」と呼ぶようにと話し別れる。

車に乗ろうとするスヒョンの背中に突きつけられる拳銃。
「じっとしていろ」と殺し屋の親父。

カフェで、カン・ヒスの精神科医と会うヘウ。カン・ヒスが拷問によるトラウマから精神を病んでいたこと。拷問をしたのは、「影」と呼ばれる男だったことを知る。(1話で、イス父に思いがけず顔を合わせたカン・ヒスがイス父を影と呼んでいましたね)

殺し屋の本屋店内。父と殺し屋のツーショット写真を見つめるイス。
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18話へ。

なんとか、急いで、あらすじとイス中心の会話をさらいました。意味のとり違いをはじめ、誤字、脱字等、ご容赦くださいませ。

(写真は、KBS『サメ』HPからお借りしました。あるいは、動画からキャプしたものです)
Commented by ツッキ― at 2013-07-23 23:20 x
おまさぼう様

17話あらすじ、ありがとうございます。


前後半におよぶ、たっぷりの長文。待ってました~!と一気に読ませていただきました。途中の、おまさぼう様らしい突っ込みに笑いながら。


『鮫』の〈あまちゃん編〉があるとしたら、「かっけ~」→「泣き」→「じぇじぇ!」→「チョーかっけ~」→「泣き」→「じぇじぇじぇ!」→「めちゃめちゃかっけ~」→「泣き」→「じぇじぇじぇじぇ!」→「じぇじぇじぇじぇじぇじぇ…」→「号泣」おしまい…になりそう。


イスはもちろん、美しき秘書様も他の方も、辛く厳しい選択がまっていそうですねぇ。もうこれ以上犠牲者は見たくないなぁ。
Commented by とんまあ at 2013-07-24 11:40 x
おまさ おんに
お久しぶりです。
ド近眼と、そこそこの老眼がまた進んで…
PC用のメガネが届いたら、あらすじを読ませて頂きます(*´∀`*)ノ

今は握手会で迷ってます。
生身のギル様ってどんなかなあ?
こんなに日本にばかり来てて、本国での人気大丈夫?
なんて、いらぬお節介ですね(・_・;)

名古屋で 生身のギル様のお話、楽しみにしてます(*'▽'*)
Commented by おまさぼう at 2013-07-24 17:07 x
ツッキーさま

コメント、ありがとうございます。
この先、作家はどこへ持って行くのかと、興味深々ながら、疲れ果てているおまさぼうです。

全く、じぇがいくつあっても足りない展開になってきています。
Commented by おまさぼう at 2013-07-24 17:10 x
とんちゃま

私も、もう、眼は悲惨です。明後日の名古屋公演は、前から12列目なんですけど、ほとんど見えないと思います。双眼鏡は持ってはいきますけど、ああ、歳をとるって、こういうことなんだなあと。あ、とんちゃまは、まだまだお若いですよ^^

生身のギル、ほとんど記憶にないという・・・とほほ!
Commented by ゆっつ at 2013-07-24 22:42 x
お見送り、はずれました・・・大阪の席といい、ぜんぜん運がない私。握手会でその分をとりもどしたい!
17話、特にいつもですが、ギルの眼の演技に心ひかれます。ジュニョンになぐられたあと、彼を見つめる眼、チャン秘書を見る目、吉村会長との会話のあとの眼、イヨナを見つめる眼差し、セリフがなくても、ないぶん余計にその心情、が眼だけでたくさんのことを語りかけてきます。ああ、あと2話だけなんて!
17話の家にいる時のスタイル、チョア~ですね。こんなに白いパンツが似合う人、ほかにいる(笑)??紺×白っていう色のコンビネーションもチョアです~。
Commented by おまさぼう at 2013-07-25 20:42 x
ゆっつさま

さきほど、握手会、エントリーしました。実際、数秒のために東京まで行くのは大変なんですけど、でも、あがらえない私(苦笑)

サメは、ドラマは暗いけど、ギルのファッションはどれも素敵ですよね。スリムになったから、余計、引き立ちます。
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by omasa-beu | 2013-07-23 21:22 | サメ(サンオ)~愛の黙示録~ | Comments(6)

♪♪Kim Nam Gil Forever♪♪ 韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆


by omasa-beu
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