「求めよ、さらば与えられん」
2006年 03月 29日
昨夜のNHKTVハングル講座は2005年度の最終回だった。週一度の講座を4年間見続けてきたが、これまでのなかで、最も解りやすく、楽しい講座となった。それは講座の内容が問題ではなく、遊び半分ではあったが、継続してきたお陰で、私自身が少し理解できるようになったということだと思う。
最終回のインタビューコーナーは韓国映画「クライング・フィスト」のリュ・スンワン監督(류승완감독님)だった。
「撮影現場では常に楽しもうー上手下手が問題ではなく、どれほど私が現在していることを好きで楽しめるかが重要です。映画を作る人が楽しむことが出来なければ、映画を見る人を楽しませることはもっと難しいでしょう。ですから、そのような楽しい過程を逃さぬように努力するタイプだと思います」
と監督としての自分を語ったうえで、好きな格言のひとつして、次の言葉を紹介した。
『上手な人は好きな人に勝つことが出来ず、好きな人は楽しむ人に勝つことができない』
(잘하는 사람은 좋아하는 사람을 이길수가 없고, 좋아하는 사람은 즐기는 사람을 이길수가 없다)
私は嬉しくなった。私が求めていた答えがそこにはあった。楽しめばいいんだ。私の書く文章が単なるテレビの感想であろうと、誰かの受け売りであろうと、私の心を一旦通して出てきている私の想いであり、考えには違いないのだから。
ずっと昔、キリスト教系の大学に通っていた頃、必修だった「聖書」の単位を落とした私が書くのもおこがましいタイトルだが、リュ監督のインタビューを聴き、すぐに浮かんだ文言だった。知る人ぞ知る、新約聖書「マタイによる福音書」7章7節である。
求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
Ask, and it will be given to you.
Seek, and you will find.
Knock, and it will be opened to you.
そして、開かれるにはたたいてみなくちゃあ~(反省^^)
私もふくめ、自分自身は見えないもののようです。
サブレさんも焼酎派さんも私から見れば、楽しむことの達人でいらっしゃいます。そして、お二人の影響も多分に受けている私です。
なんや、ここは褒めあう場か(笑)