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カテゴリ:名不虚伝( 52 )

[記事]tvN『名不虚伝』キム・ナムギル、一問一答

今日は日差しが強くて汗ばむなか、京都市内にあるお寺へお彼岸の墓参りに出かけてきました。何気に数えてみると、子どもの頃から今まで、なんと少なくとも300回はお墓参りをしてきたようです。それって、とても有難いことに思われます。とりあえず健康で変わらない暮らしをしていると言えるからです。変わらないことがいいことかどうかは別にして、いえ、ちょっと寂しいことのようにも感じますが、それでも、明日のことはわからないのが人生。今を楽しく、ですね。皆さまも、季節の変わり目、ご自愛くださいませ。


そして、今、一番シアワセで楽しく感じられる時間がホ・イム先生に会える週末。キム・ナムギルさんが、『名不虚伝』の撮影で多忙ななか、インタビューに応じています。全体を読んでも彼らしいと思わせられますが、とくに、記憶に残る名場面として挙げている8話エンディングについての件にはとても共感を覚えます。



『名不虚伝』キム・ナムギル「ホデンデン、一番気に入ったニックネーム 」[一問一答]


記事入力 2017.09.21午前8:12


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tvN提供


http://m.entertain.naver.com/read?oid=112&aid=0002959248&gid=999339&cid=1071078


[ヘラルドPOP =キム・ウンジ記者]朝鮮往復メディカルドラマ『名不虚伝』に熱い愛を受けているキム・ナムギルがほとばしる疑問に直接答えた。


毎回、自己最高視聴率を更新し、話題を呼んでいるtvN土日ドラマ『名不虚伝』(演出ホン・ジョンチャン、脚本キム・ウ二、製作ボンファクトリー)は、放送終了までわずか4回を残すのみだ。キム・ナムギルが4年ぶりにお茶の間劇場に復帰する作品で、放送前から話題作として浮上した『名不虚伝』は好演を繰り広げるキム・ナムギルとキム・アジュンの演技の相乗効果、斬新な素材と愉快な笑いが調和して視聴者を魅了している。


特にキム・ナムギルはおとぼけとセクシー、愛らしさとカリスマを行き来する代替不可の魅力で俳優キム・ナムギルの価値と存在感を爆発させている。再び人生キャラクターを更新したという評価まであふれている中、キム・ナムギルが疑問について直接答えた。以下はキム・ナムギルとの一問一答。


#『名不虚伝』が最高視聴率を7%を突破するなど、熱い愛を受けている。人気の秘訣は何だと思いますか?


tvNで家族全員が一緒に観られるわかりやすくて楽しいドラマとして『名不虚伝』を披露していて、視聴者の方々が新鮮に感じられたようだ。単に医師という職業を持っている人々についての「彼らだけの話」ではない、誰もが共感できる人生に関する話、「よく生きる」ということについて、われらの些細な日常の悩みや、大げさに聞こえるかもしれないが、人間性回復という談論が込められているので、誰もが共感してくれるようだ。われらの人生そのものが喜怒哀楽が詰まったドラマではないか。『名不虚伝』には、笑って泣いて愛して楽しんでいる世の中の喜怒哀楽がすべて含まれており、老若男女誰もが共感して気楽にご覧になっているようだ。この場を借りて、『名不虚伝』を愛してくださる視聴者の皆さんに感謝の気持ちを伝えたい。


#「ホ・イム」で人生のキャラクターを更新したという評価を受けておられる。所感はどうなのか?


視聴者の皆さんは、これまでぼくに見られなかった新しい姿に出会って気に入ってくださっているようだ。ぼく自身はまだ人生のキャラクターに出会えていないと思う。演技するにあたり、いい加減にしてはいけないという覚悟と気持ちで、いい作品でいい演技をお見せできるよう、常に努力する。


# 「医員として生きて来て最も大変な時がいつだったかわかるか? 救える、救いたい人を失った時だ」など、ホ・イムの痛みや信念を著す名台詞も多くの話題を集めている。最も印象深かった台詞、あるいは、記憶に残る名場面を挙げるならば?


「あの日、そなたを救ったのは私ではなく、そなた自身だった。生きようとするそなたの気持ち」。 3話でハラに伝えたホ・イムの真情が込められたこのセリフがいまだに心に残っている。おそらく、自分自身にも言ってやりたかった言葉だったようだ。


名場面を挙げるなら、8話の最後の場面だ。朝鮮時代を生きたホ・イムがその時代のすべての人々の痛みを代弁するようだった。 400余年が過ぎた今のわれらの現実も別段変わらないのでは...という個人的な感情が加わって、さらに胸が痛かったようだ。


#視聴者たちもホ・イムの魅力にすっかりはまってしまった。もしかしたら記憶に残る印象的な記事やコメントへのリアクションはあるか?  ホイム、ホガイム、ホボンタク、ホデンデン、イムからカップル愛称であるカルチム(刃物で刺したり刺されたり)これらまで数多くのニックネームがあるが、最も気に入っているのは何か?


今は時間的余裕がなくて記事をチェックできないでいる。最も気に入っているニックネームは「ホデンデン」だ。 「ホデンデン」という言葉の意味を最初は知らなかったが、デンデンがモンモン(わんわん)のように可愛てく愛らしさを意味する言葉だから。最初、「ホ・イム」のキャラクターを構想するとき、米プロバスケットボール(NBA)シカゴ・ブルズのマスコットである「ベニーザブル(Benny The Bull)」をモチーフとした。 「ベニー」は、優れたバスケットボールの実力と面白い状況設定で楽しみを与えながら観衆の多くの愛を受けているマスコットだ。


#いまや『名不虚伝』は4話を残すのみだ。さらに興味深々で観られる「蜂蜜ジャム(めちゃ面白い)」観戦ポイントを選んでくれるとしたら?


真の医員の姿を追い求めているホ・イムが果たしてソウルに残ってヨンギョンを一人にしないという約束を守れるかどうか、ヨンギョンとともに朝鮮に戻ることになるのか、でなければ、一人で再び朝鮮に帰って行くことになるのか、ベールに包まれているホ・イムの変化を興味深く見守ってくださればいいと思う。


#終わりに、視聴者の皆さんに最後の言葉


『名不虚伝』はもう4話のみを残している。今まで一緒に笑って泣いて喜んでくださった視聴者の皆さんには何よりも感謝している。有終の美を飾ることができるよう同僚の演技者たちと全制作陣が最善を尽くす。最後まで多くの視聴をお願いしたい。

一方、届きそうで届かなくて、視聴者をやきもきさせロマンステンションを高めたホ・イムとヨンギョンは先週の放送で切なくてときめく「ツボキス」でついに気持ちを確認した。ホ・イムはマ・ソンテ(キム・ミョンゴン)が提供した利便性を返して恵民署医院に戻ってきたが、ユ・ジェハ(ユ・ミンギュ)の「ホ・イムは帰る人、いや、帰らねばならない人」という言葉にチェ・ヨンギョンの気持ちは重くなった。4回のみを残し、ホ・イムとチェ・ヨンギョンの歩みがどのように展開されるのか、関心はさらに高まっている。 『名不虚伝』13話は来る23日午後9tvNで放送される。


by omasa-beu | 2017-09-21 16:24 | 名不虚伝 | Comments(0)

tvN『名不虚伝』12話

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韓服のナムギルさん、よくお似合いです。




朝鮮。刀で切られたはずのホ・イムが突然に消え、土の上には彼の笠のみが残されています。

「どこだ。どこへ行った?」


「見たか?」「見ました」とユ・ジノと手下。


雨のソウル。車道に落ちたホ・イム。

「戻らねば...」と走ってくる車に向かって走り出すのですが、急停車する車。

「おい、ばかたれ、死にたかったら独りで死ね」と怒鳴る運転席の男。その場に気を失って倒れるホ・イム。


朝鮮。

「この女はどうしますか?」

「放っておけ。放っておいたら息たえる」と兵判。「行くぞ。急ぐんだ」


兵判たちが立ち去ったあと、ヨンギョンの元に駆けつけるユ・ジノたち。

「むすめご、むすめご」と声をかけながら、手元の布で傷口を止血。


ソウルの病院。ストレッチャーで運ばれてくるホ・イム。

「どうしましたか?」

「道路で倒れていたのですが、自殺しようとしたようです」と救急隊員。


「患者さん、気がつきましたか?」という医師の声に起き上がろうとするホ・イム。

「落ち着いて」

「ナイフをくだされ」

自分で医療トレイからメスを取ろうとして、医療スタッフに押しとどめられます。

「戻らねば...放してくれ...


朝鮮。

「そこまでだ」とホ・ジュンの手の者がマッケとともに現れます。

「何者だ?」とジノ。

「医員さまがお待ちだ。お連れする」

「私が医員だ。治療は私がする」

刀を抜くジノの手下。応戦するホ・ジュンの手の者。


ERに駆けつけてきたユ・ジェハ。ホ・イムが寝ているベッドの傍へ。

「電話でお話した方ですか? 運ばれてきてからすぐに気がついたのですが、死ぬと言って騒ぐので鎮痛剤を打ちました」と看護師。

「他に誰もいませんでしたか? 女性はいませんでしたか?」

「いえ、一人だったみたいです。そうだ、保護者とおっしゃる方が来られるそうです」

「保護者ですか?」

「ええ、この方の携帯に出たものですから。院長と呼ばれていたみたいですが」

「ハラボジ」

ベッドの周囲のカーテンを閉め切り、ホ・イムを揺り起こすジェハ。

「おい、おい。ヌナはどこだ。なんで、あんた一人なんだ?」

起き上がろうとするホ・イムですが、両手両足を包帯で縛られているのに気がつきます。

「あのひとが危うい」

「どういうことだ。ヌナがどうして?」

「ほどいてくれ。戻らねば」

「それはどこだ? 俺が行く」

「頼む。ほどいてくれ。あのひとが危ういのだ。頼む。私が戻らねば」

「帰ってきたらちゃんと説明しろ。ヌナを必ず連れて帰れ」と包帯を切ってやるジェハ。

「礼を言う。(腰から鍼筒をとり、その中の一番長い鍼へ)頼むぞ。あそこまで連れて行ってくれ」と心臓に鍼を突き立て苦しむホ・イムを驚愕の眼で見るジェハ。

入れ替わるようにマ院長が到着したときにはホ・イムの姿は消えていたのです。


朝鮮に戻ったホ・イムは先程の場所に戻りますが、残っているのは、土の上に溜まっている血の塊だけ。

「ヨンギョンさん...誰か見なかったか...ヨンギョンさん。警察...こんなはずは」とどこを探せばいいか、どうすればよいかわからないホ・イムですが。


立派な寝具に横たわっているヨンギョン。眼を覚まし、あたりを見回します。

「あなたは誰? ここはどこ?」

「あたし、おねえさんと会ったことがあるよ」

以前、道でぶつかったことがあるのを思い出すヨンギョン。

「あなただったのね。お名前は?」

「ヨニだよ。ヨニ」

「かわいいね」


ヨンギョンを探し回るホ・イムの前にホ・ジュンの手の者。

「誰だ?」

「一緒にいくところがあります」


「身体は大丈夫か?」とホ・ジュン。

「幸いにも止血をしたから血はそんなに失ってはいない。当帰だ」と煎じ薬を手渡します。

「おじさんだったのね。20年前のあの時、あの人と同じように、おじさんも来たんでしょう、わたしの元へ」

「思い出したのか。20年前のあの時、まだ若くして医員になったことで思いあがっていた。救えるはずの少女を救えなかった。私のような者が医員である資格はないと手首を切ったのだ。その瞬間、見知らぬ場所に落ちた。その場所がどこかを知る前に~アッパ、アッパ~と呼びかける少女の切ない泣き声が聞こえてきた。ひと目でわかった。この子の長い人生に傷跡を残すであろうと」


~大丈夫、大丈夫だ~


「子どもの眼は救いを求めているようだった。私が救えなかった少女の眼によく似ていた。そなたは幼かったにもかかわらず、父親の死に責任を感じていた。そんなそなたをどうしても救いたかった。しかし、私が治療したのは半分だけだ。眼を覚ましたとき、そなたはなにも覚えていなかった。

~これは朝鮮語でサダンウォンというんだが、おじさんが、キョンイが泣かないようにあげるのだ~

「自ら記憶を消してしまったそなたを見ると、かえってよかったと思えた。いつか、その記憶に堪えられる年齢になり、その傷を癒すのを助けてくれる人に出会えたなら、再び、記憶が戻ると考えた。私が終えられなかった治療をその者が終えてくれるはずだ。あのとき、そなたを助けて、医員になる道を再び見つけられた。そなたは、その人に出会えたのか?」

「ええ、出会いました、その人に」


ホ・ジュンの屋敷に到着したホ・イム。

「どこにいるのだ。どの部屋だ?」

部屋に入るや、ホ・ジュンには一瞥もくれず、ヨンギョンの前に座るホ・イム。

「大丈夫か? 大丈夫なのか。 すまない。ほんとに、すまない。けれど、こうして生きていてくれてほんとに有難い。大丈夫か」

黙って部屋を出て行くホ・ジュン。

「あなたも苦しかったでしょう」

「二度と、置いて行くことはない、二度と。絶対に。ほんとにすまない。生きていてくれて、ほんとに有難い」涙しながらヨンギョンを抱きしめるホ・イムです。



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屋敷の門の中。

「ホジュンおじさんも旅立たれると聞きました。また、会えますよね」と涙を流しながら深く頭を下げるヨンギョン。

「では、失礼します。マッケをよろしくお願いいたします」とホ・イム。うなづくホ・ジュン。



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二人が立ち去ったのち、外に出てくるマッケ。

「ホ・イム先生が行ってしまわれたら、いつ帰ってこられるんですか? 再び、帰ってこられるんですか?」


回想。

「キョンイの心を癒してくれた礼を言う」

「ヨンギョンさんを治療してくださってありがとうございます。しかし、先生に対する積年の恨みが消えたわけではありません」

「そうだな。われらの間にはまだ問題が残っているな」

「すべて過ぎたことです。ここでの記憶は何も持って行かないつもりです」

「それがそなたの行く道に重荷になるなら、記憶を消すのもいいだろう。できるならば」

「私が自分の意志で戻ってくるとお思いなら、そんな考えはお捨てください」

「今まで同様、すべてはそなたの選択だ。私はただ自分の責務を果たしているだけだ」


「待っているつもりです。待ちます。ヨニのことをなぜおっしゃらなかったのですか? 生きていたと知れば、喜ばれたでしょうに」とマッケ。

「喜んだであろう。しかし、まだ、その時ではないようだ」

「今、ヨニは薬のおかげで持ちこたえていますが、あの子に何かあれば」

「私の薬のせいではない。ヨニもまた待っているのだ。その期待があの子を支えてくれている」


ソウルのシネ病院。ヨンギョンを抱きかかえて入ってくるホ・イム。「他の病院に行けばいいのに、どうしてここなの」とヨンギョン。

「救急患者だ。助けてくれ」と騒ぎ立てるホ・イムの口を手でふさぐヨンギョン。

「刀で切られた。診てくだされ。早く、早く」


治療室。

「どなたですか?」と医師。

「ああ、この女人の保護者である」とホ・イム。

「もしかして、チェ先生のナムチン(カレシ)?」

「いや、まだ~」と嬉し気。

「あれ、これは何ですか?」とヨンギョンの背中を見て驚く医師。

「誰かがふうと古い松の木の樹脂粉末を置いたようだ。止血や感染、傷の治療に効果がある。大したものだ(と憎憎し気に)。やさしく縫っていただけぬか。痛まぬように」

「麻酔をしましたよ」

「しかし、痛むかも知れぬ」

「ちょっと」とヨンギョン。「外に出ててほしいんだけど」

「そういうこと!」と医師。「出てくれませんか」

「保護者がどうして外に出るのだ。静かにしているから、痛くないようにやさしく」



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治療室の窓からヨンギョンの治療をのぞいている胸部外科の面々。

「あの服装はなんだ。時代劇の撮影でもしていたのか」

「あの傷はなんだ」

「警察に通報しなくていいのか」

結局、気にしない方がいいと立ち去ります。


「あ~~」と痛そうな声をあげるヨンギョン。とっさに医師をにらみつけるホ・イム()。ナムギルさん、お笑いの腕をあげてますね。


ヨンギョンの病室。脈をとりながら初めて彼女の脈を診た日のことが思い出されて。

「まさに、この脈だった。この脈があなたに導いてくれたようだ。あなたの脈を診た瞬間にわかったのだ。私と同じ脈を持つ女人だと。私に母の影があるように、あなたのお父上の死による傷があるに違いないと」

「それで始まったのね。同じ傷を持っているから」

「同じ傷を持って成長し、あなたはあなたのような医者になり、私は私のような医者になった」

「いいえ、わたしたち、ただの医者よ。人を治療し、救い、同じ道を行く医者」


「同じ道を行く医者」というフレーズに二人の将来を見てしまいます。同じ道ではあっても共に行くとは限らないからです。ああ、切ない!


そこへ入ってくるヨンギョンの祖父。

「先生」

「こやつめ」とホ・イムの腕をたたくヨ祖父。「心配するなと言いおって。心配をかけないようにしろ。このザマはなんだ」

「落ち着いてくだされ」

「うちの大事な孫になんてことをしてくれる」

「申し訳ありませぬ。面目ないです」

「アイグ~」

「では、お二人でお話を」と部屋を出るホ・イム。


「大丈夫か。大丈夫なのか?」

「おじいちゃん、全部知っていたんでしょう」

「えっ?」

「あの人が誰か、どこから来たのか」

一通の手紙を差し出すヨンギョン。

「それは何だ?」

「ホ・ジュンおじさんからです」

「ええっ? ホ・ジュン」

「おじいちゃん、あの日、あんな言い方をして、ほんとにごめんなさい」


病院の廊下。

「どうして話してくださらなかった?」

「話をしても何も変わらんじゃろ」

「考えてみると、おかしなことです。みんなが私のことを変なやつと思っているときに、漢方医の資格がないのに鍼治療をさせてくれました」

「やりたがっていた者にやらせたまで」

「最初にどうしてわかったのですか」

「その鍼筒だ。20年前もその鍼筒を持っている者がもうひとりいた」

20年前? ホ、ホ・ジュン先生も鍼筒を持ってここに?」

「でなければ、ここには来られなかったはずだ」

「先生、これは何ですか。どうやって私の元へ?」

「なんでわしに聞くのだ、おまえが解く宿題を。世の中には、人間の知恵ではわからんことがある。理由のわからないことが生じるものだ。時間をかけて見守っていればわかるようになるさ。ある日とんでもないことが起こっても偶然ではない。みんな、避けられない理由があるものだ。途中まで来たようだな。おのれの宿題もわかったようだし、自分でやれ。おまえ、二度とうちの孫を連れて行くな。行くなら、一人で行け」

一礼をして見送るホ・イムです。鍼筒を見て、何か、感じた様子。



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ホ・ジュンからの手紙を読むヨンギョン祖父。

「チョンスル兄上、お変わりありませんか。ホ・ジュンです。天から大きな贈りものが送られてきたというのか、キョンイを見ていると、ともに兄上にも会っているようで嬉しく存じました。私が去る前に兄上にお話したことを覚えていますか。もう、心配なさることはありませぬ。うちのキョンイは強い子ですから、きっと打ち克ってくれます」


「だから二人が出会ったんだな。それは、有難くも幸いなことだが、うちのキョンイ、その時がきても、ちゃんと持ちこたえることができるか」


またも、二人の将来を示唆するような「その時がきても」という言葉に過剰反応してしまいます。


翌朝。ヨンギョンの病室。抱き合って眠っているヨンギョンとホ・イム。入ってきたチャン看護師が驚きのあまりカルテを落とす音で目覚めるヨンギョン。床に蹴っ飛ばされるホ・イム()

「どこに寝てるのよ」

「昨夜、そばに来てくれと言ったではないか」

「え、わたしがいつ。先生、わたし、そんなことは言いませんから」

(韓国の医療ドラマでは、ベテラン看護師は先生と呼ばれているように思います)

「寒いから抱いてと」となおも言うホ・イムの口をふさぐヨンギョン。

たえられない思いで出て行くチョン看護師()



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食事の時間。

「さあ、食べて」とヨンギョン。催促され、スプーンのご飯の上におかずをのせてやるホ・イムですが、逆にすすめられると、「いいから」と遠慮しながらパクっとたべるというパターンです()



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ホ・イムに甘えまくるヨンギョンがカワイイですが、迷惑を被っているのはチョン看護師です。


ヨンギョンの脚をさすっているホ・イム。

「ちょっと。ガムタッチみたいにくっついてないで、行きなさいよ」

「ガムタッチなんて存ぜぬ」(続いて、ダジャレを言っているように聞こえるのですが、聴き取れません。日本語字幕をお待ちください)

「出勤しなくていいの?」

「辞めろと言ったのはいつのことだ。それに、私のために怪我をしたのだから、すっかり治るまではここにいる。傷を縫うことはできぬが、他のことは全部できる。だから、そんなことは言わないでくだされ」

「そしたら、身体を洗うなり、服も着替えて、睡眠も取って」

「そうしてきたら、また、ガムタッチしてもいいのだな。そしたら、身体を洗って、着替えて、睡眠をとってくるから、ちょっと待っていてくだされ」と喜び勇んで出て行くホ・イムとそれを見ながら幸せそうなヨンギョンです。



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ドラマでも素顔でも、ナムギルさんの笑顔が好き💙


オフィステルに帰ってきたホ・イム。ヨンギョンの傍にいたハイテンションでシアワセそうな雰囲気とは違い、心身ともに、ひどく疲れている様子です。VIP患者からの贈りものを見ながら、かつて財宝を貯めこんでいた自分の姿、ホ・ジュンやヨンギョン祖父、ヨンギョンの言葉を思い浮かべて、何やら、思うところがある様子。そこに、マ院長から着電。


ユ・ジェハの治療室。祖父のマ院長とホ・ボンタクがVIP患者を往診治療している写真を眺めているところへスーツ姿で訪れるホ・イム。

「ヌナは? どこにいるんですか?」

「今、病院に。ちょっと怪我をしました。昨日のことは礼を言う」

「そちらに礼を言われることではないです」と出て行くジェハ。

彼の机の上の写真に眼をやり、大きなため息をつくホ・イムです。


ヨンギョンの病室。

「ヌナ、大丈夫なのか。怪我はどんな具合だ。ちょっと見せてくれ」

「わたし、大丈夫よ、ジェハ。心配かけたね。ヌナ、ほんとに、大丈夫だから」

「あんなふうに消えてしまって、怪我をして帰ってくるなんて。大丈夫かい?」

「ああ、それ。大したことではないの。尖った木の枝が刺さったのよ。何針か縫ったけど、ほんとに大丈夫だから。ジェハ、ここに座って」とベッドに並んで腰かける二人。

「あの日、あなたが眼にしたことなんだけど~」

「いや、いいんだ、ヌナ。今は何も言うな」

「昨日、あの人を助けてくれたようね。ありがとう」

「急にヌナが遠くに感じられる」

「何の話? あなたは今でも一番親しい弟みたいなもんじゃない」

「弟か。そうなんだな」

「ジェハ」

「どうすればいいのかな」

「彼も、ヌナも」


廊下で話すホ・イムとマ院長。

「朝鮮へ行ってきたと。なぜだ。まだ、あちらに未練が残っているのか」

「院長もホ・ジュン先生にお会いになったのですか。恵民署医員の先生、院長、そして、ホ・ジュン先生。お三方になにがあったのですか」

「過ぎ去ったことだ。きみには関係ない。われらはビジネスで繋がっている。きみには何でもやってやった。食べること、寝ること、すべてだ。きみの未来までも。それを忘れたのか」

「とんでもない。忘れられるものですか」

「そうこなくちゃ。だから、きみが気に入ってるんだ」


二人の会話を立ち聞きしていたジェハがホ・イムを呼び止めます。

「ちょっと話をしましょう」

「そうしよう」

「(小声でひとりごと)冗談じゃないよ。こんなやつがなんで朝鮮の御医なんだ」

「話とは何ですか」とホ・イム。すれ違うスタッフの女性に手を振る愛想のよさ()

「今の姿が恥ずかしくはないですか」

「ユ先生に対して恥ずかしく思わないといけないのか」

「いつまでここにいるつもりですか。それも他人の名前を使ってまで」

「すでに私を追い出す方法を探しだしたようだが」

「チェ・ヨンギョンさんをどうするつもりですか。どっちみち、あなたは再び去らねばならない人ではないですか」

「それが心配なら、安心してくだされ。そういうことはないので。はは」

廊下の角を直角に曲がって行くホ・イム()


ヨンギョンの病室。見舞いに来ている恵民署漢方医院のジェスクとビョンギ。

「どこのどいつにやられたのか、さっさと言いなさいよ。傷まで残ったら、どうするのよ」とすごい剣幕で息巻くジェスク。そこにやってきたチョン看護師。

「あの、ここは病室です。病院では静かにするってことをご存じないですか。とくに、チェ先生は病室で騒がれるのがお嫌いです」

「ちょっとだけね」とジェスクの前では気弱なヨンギョン。

「知っていますよ、わたしだって看護師ですから。(ビョンギに)でしょう?」

チョン看護師に一目惚れしたかのようなビョンギ。ジェスクが好きだったはずなんですけどね。

「まだ騒ぎ立てるつもりなら、どうかお帰りください」

「そうよ、オンニ。おじいさんが待ってるから、もう帰ったら」

「はい、はい、わかりましたよ、看護師さん。院長が待ってるわ。どこのどいつか、名前をメールで知らせて。じゃあね」

チョン看護師のそばにいたくて、なおもヨンギョンに話しかけるビョンギを引きずっていくジェスク。


ヨンギョンのベッドに腰かけるチョン看護師。

「友達がナムチンになったみたいね」

「えっ?」

「信じて待っていたんでしょう。それで、わかったの?」

「何が?」

「彼のほんとうの姿」

「ええ、わかったわ、すべて」と恥ずかしそうなヨンギョン。


病院の庭を歩いているジェスクとビョンギ。チョン看護師をじっと見ていたねと敏感なジェスク。話題を変えるビョンギ。

「最近、院長が胸が苦しそうにしているのをヨンギョンに言わなくてもいいかな」

「院長に知れたら、どうするつもりよ」

「すごく苦しそうだから...


「いらっしゃいませ」と通りがかったホ・イムが腰を低く折ってお辞儀をします。

「だれ~」とビョンギ。

「(小声で)ホ・ボンタクさんよ」

「ヨンギョン先生に会いに来られたようですのに、もっとゆっくりされたら」

「そうですわね」と殊勝なジェスク。

「そうだ、うちの母は元気にやっていますか?」

「ええ、大分、よくなられましたよ」

「よかった。ボンシクはどうしてるかな。この兄を恋しがっているだろうに。あ、お二人はお忙しいでしょうから、また、今度、お会いしましょう」と来た方向へ帰りかけるホ・イムとビョンギ。

「では、お気をつけて」と両脚をそれぞれ真横にぴょんぴょんと伸ばしながら去るホ・イム。ナムギルさんのレパートリーが増えましたね()



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「いやなやつって言ってなかったかい?」

「わたしの見間違いだったのかな?」


二人が話していたチェ院長の具合が気になるホ・イム。ホームレスの治療のときも手が震えていたのを思い出す。

「ああ、心臓」


ヨンギョンの病室。

「頭では忘れているのに、この手が覚えていたみたい。父の心臓が止まった瞬間を。ここ」とホ・イムの胸に手を当てるヨンギョン。

「この手で多くの人の命を救ってきたのではないか。それはお父上からの贈りもの

のはずだ」

「もしかしたら、宿題かも」

ヨンギョンの手の平の真ん中を押しながら

「心臓が疲れている時にここを押すと、気分がよくなる。知っているかい。鍼のツボは」と次々と手や首などのツボを押しながら、「顔にもツボがあるんだ」とひとつひとつのツボの名称を口にしながら押していくホ・イム。ツボの名称を日本語で書いていると来年になりそうですから、ここは映像に語っていただきましょう。動画のタイトルは、「全宇宙が待っていたキム・ナムギルxキム・アジュンのキス」()




作家さん、鍼を用いてのキスシーンとはさすがですね。久しぶりのナムギルさんのキスシーンにドキドキ。キスのあと、ヨンギョンの首筋へ手を這わせるのが私のツボです()


胸部外科に出勤してきたヨンギョン。心配する同僚たちと冗談を交わしながら、「ホ・ジュン先生の治療を受けたから大丈夫。東医宝鑑、ホ・ジュン。信じられないでしょう。やはり、朝鮮の医療は素晴らしいわ」とご機嫌です。愛するホ・イムもホ・ジュン同様の優れた医学者だったということをまだ知らないのですね。


聴診器を眺めながら朝鮮でのホ・イムの言葉を思い浮かべるヨンギョンです。

「こちらの世界に初めて落ちたとき、救急車や病院を見て、ほんとうに驚いた。この世では、病気になれば誰もが治療を受けられる。ここの人々は生涯、医者の顔を見ることもないのだ」などとその時代の医療の限界を語ったホ・イム。


胸に痛みのある救急患者を診察するヨンギョン。


シネ漢方病院。ホ・イムの同僚二人が治療中。入ってくるホ・イム。

「そこではない。痛みのある方の反対に鍼を打つんだと何度も言ったではないか。私が直接やってみよう」と患者のあごのツボを押しながら、ヨンギョンとのキスを連想するホ・イム先生。キスをしていた本人とは別人のようです()。男性患者の表情も笑えます。


片脚が不自由になった男性が家族とともに退院していくのを見送るヨンギョン。その眼の前を車に乗って出かけて行くホ・イム。

「そんなはずはないわ」とすっかり彼を信頼しているようです。


救急車がサイレンを流しながら入ってきますが、以前のような症状はもはや消えてしまったヨンギョンです。

「もしかして、胸部外科?」

「ええ、交通事故ですか?」

「前もって言っておきますが、大動脈解離のある患者です」

「カルテはありますか?」

「運転中に事故に遭って、ハンドルで胸を強打したんです。CTを見ると、上行大動脈が破裂していました。

「大動脈解離の患者」とカン医師。

「教授は何て?」

「とりあえず、受け入れろって」

「手術は誰がするの?」

「まだ、わからない」


カンファレンス。回復する見込みのない患者のため、手術を押しつけ合う教授たち。


廊下で待つ患者の家族と付き添いの医師。

「この病院で3つ目です。お願いできないですか」

容態や年齢を考慮すると手術の成功は難しいと説明するカン医師。


長年、自分たちのために働き、10年間積み立てをしてやっと母と旅行に出かけたところだったとヨンギョンに懇願する患者の娘。黙って、その場を立ち去るヨンギョン。追ってくるカン医師。


ファン教授とイ教授をつかまえ、手術をしてくれるよう説得を試みるヨンギョン。なんだかんだと承諾しない二人の教授。細かいやり取りは省略します。


「わたしが手術をします。許可してください」と業を煮やしたヨンギョン。

「そんなに自信があるのか」と嫌味を言うイ教授。

「違います。ただ、医者として、全力を尽くしたいだけです」

「まだ傷も治ってないというのに、5時間も6時間もかかる手術をやれるわけがないだろ」とファン教授。


「どうしてダメなんですか。ここには、医者もいれば、薬も設備もあります。ないものはないんです」

この台詞には泣かされました。朝鮮では医者に診てもらう機会すらなく死んで行く民がほとんどという実情をホ・イムから聞かされていたヨンギョンだったからです。

「家族の承諾を得て、手術にかかります」と否応もなく行ってしまうヨンギョン。


手術室。イ教授が激怒して、ちゃんと指導しなかったのかとファン教授を責めていた。自信はあるのかと同僚のカン医師。

「どっちが、手術、教授? 手術なら全力を尽くすし、教授なら、あとで言われるとおりにするだけ」


手術の助手は後輩のキム・ミンジェ。彼にとっては初めて取り組む難しい手術とあって不安な様子。

「わたしも緊張してるけど、がんばろう」と声をかけるヨンギョン。


流通業界を牛耳るというミン会長の屋敷前。

「どこが悪いんですか?」とホ・イム。

「別にどこも。きみの評判を聞いて、ちょっと診てもらいたいそうだ」とマ会長。


応接室に置かれている高価な漢方薬の数々。

「これも腐ってる。食べるよりも捨てる方が多いんだから。もったいない」と朝鮮人参を選別しているお手伝いたちの会話を聞き、朝鮮でヨンギョンと交わした話を思い出すホ・イム。

~そちらには朝鮮人参はたくさんあるのか?~

~朝鮮人参? ええ。どうして?~

~それがあれば、兵士たちが脱水状態になっても助かるんだが~

当然のことですが、朝鮮のことが頭から離れないようです。ああ、結末は?


お手伝いさんの一人が咳き込んでいるのが気になるホ・イム。


約束の時間に遅れて現れたミン会長に「お若いですな」とお世辞を言うマ院長。

「秘訣をお見せしよう」とヒキガエルを食べたヘビが漬け込んである瓶を手に取る会長。

「精力は男の希望ですからな」と笑う二人に白目を向いているホ・イム()

「これはきみの給料の23年分もするんだ。気をつけなさい。あのお茶を出して」と指図する会長。

「これはオットセイの〇〇を乾燥させて沸かしたお茶だ」と説明。会長は私どもよりもよくご存じです。勉強させてもらいますとおもねる院長。

「漢方医からは100歳まで生きると言われておる~」と喋り続ける会長へ

「静かに! (声のトーンを落として)脈を診ていますので邪魔になります」と一喝するホ・イムの役者ぶりが見事です。

「ああ、これはどうしたものか。ちょっとお待ちを」とヒキガエルを食べたヘビが漬けられている瓶を取り上げ、中身を流しに捨てるホ・イム。

突然の出来事にうろたえる会長と院長()


開始から5時間を経過した手術室では、もうろうとしているミンジェを一喝するヨンギョン。


「いくら高価な薬でも、身体に合わねば毒です。ヘビが食べる前にヒキガエルには毒素が多いのです。会長のように血圧の高い方には毒となります。しかし、養気が必要な御婦人方にはよい薬です」とお茶とヘビ酒をお手伝いさんにそれぞれ手渡すホ・イムです。

「おい、いくらすると思ってるんだ」と慌てる会長。

「それに、会長のように養気に溢れた方には無用です。さあ、会長がお捨てになる前にいただいてくださいよ」とお手伝いさんたちをけしかけるホ・イム。

「出て行け~」と倒れそうになる会長を別室へ連れて行く院長。


「私が脈を診てもいいですか?」と咳をしているお手伝いさんに声をかけるホ・イム。

風邪だと思って風邪薬を飲んでいたという話を聞き、「肺に不調があるので、鍼を打ってもいいか」と許可を求めるのです。


会長宅前に往診用のリュックを捨て、吹っ切れた様子のホ・イムです。


一方、手術は終えたヨンギョンは、さすがに痛む背中に手をあてながら、それ以上に、手術の成功が嬉しいらしく、久しぶりの雄たけびダンスに興じます。早速知らせたいのは朝鮮男。電話をしますが、彼が出ないので直接ホ・ボンタクの治療室へと走るヨンギョン。それを見かけるジェハ。

ロックされているボンタクの治療室を窓からのぞいているヨンギョンに声をかけます。

「ヌナ」

「あー、ジェハ」

「ホ・ボンタクさんに会いにきたみたいだね」

「ちょっと話があってね。帰ったみたいね」

「午後はいなかったよ、彼」

「そうなのね」

「ヌナ」

「ン?」

「彼のことをわかろうとしているところと言っていただろ。もう、全部、わかったのか?」

「うん、わかった」

「いや、ヌナはわかってないよ」

「えっ?」

「彼が何者でどんな人物なのか、ヌナはわかってないよ」

「どういうこと?」

「彼は、いつか、帰ってしまう人間だ。いや、帰るべき人間なんだ」


マ院長室。院長からの電話に出ないホ・イム。

「電話にも出ないで、一体どこへ行った?」と、机の上に置かれた「辞職届」を手に取る院長。


自宅のパソコンで何かを知って沈み込むヨンギョン。


ホ・イムのオフィステルへ急いで駆けつけてきたマ会長。財布や携帯、マ院長から与えられたすべてがそのままに。


恵民署漢方医院。

「ごめん。だれかいないか」と大声のホ・イム。

「気でも狂ったか」とヨンギョン祖父が門を開けると~

「先生、私、参りました」とホ・イム。「では、お二人でお話ください」と中に入っていく。その後ろには、いつかのタクシー運転手。

「前も来ましたので、そんなにはかかっていません。カードで支払いをされますね」


「ただいま~」とジェスクとビョングに挨拶するホ・イム。家の中から現れたヨンギョンへ満面の笑顔で手を振りながら「ただいま。戻ってきた」

「おい、おまえ、タクシー代は?」とヨ祖父。



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黒ホ・ボンタクから脱却し、ヨンギョンの元へ帰って来たホ・イムですが、彼がどういう人物かを知ったヨンギョンにとって、もはや、手放しで喜んではいられない二人の仲なのです。



上に書きだしている台詞はそういう意味のことを話しているということでご理解ください。場面によっては、大きく端折っています。間違い、勘違い等は、どうかご寛容にお願いいたします。



別れ別れにならざるを得ないとしても、せめて、しばらくは一緒に暮らさせてあげたい。それが返ってつらく感じられるかどうかは、人それぞれです。若い頃の私なら、この時点で別れを選んだと思います。でも、いまなら、違う選択をするでしょう。いえ、私のことではなく、歴史上、鍼治療の最高峰と言われているホ・イム先生の将来を考えるとヨンギョンに残されている選択肢は限られてきます。さあ、どうする、ご両人?

泣いても笑っても、あと4話。


写真の出処は、『名不虚伝』NaverPost, Youtubecaptures


by omasa-beu | 2017-09-20 00:36 | 名不虚伝 | Comments(8)

tvN『名不虚伝』12話 関連記事

残り4話となり、ハッピーエンディングを願うファンの気持ちは別にして、やはり、400年という歳月の隔たりは、遠距離恋愛どころではない大きな障壁です。ドラマ『星から来たあなた』の結末のように(あれは地球以外の惑星に帰ってしまったのですが)、時々、朝鮮から会いに来てもらうという選択肢もあるような気がします。ともかく、ホ・イムには朝鮮に帰って「鍼灸経験方」を著してもらわねば歴史がひっくり返る可能性が出てきます()。それに、彼の帰りを待つマッケやヨニの存在がどのようにホ・イムの心に作用してくるのか、このところ、頭の中がホ・イムでいっぱいのおまさぼうです。


なお、昨夜の視聴率は6.2%を記録。つぼキスシーンは6.6%に跳ね上がったと書いてある記事もありました。私は、こういう視聴率の怪が不思議でなりません。そういうシーンだけをピンポイントで観るというのはどういうことなんでしょうか。いえ、どうでもいいことが気になる質です。お聞きのがしください。


12話のあらすじは少しお時間をいただき、ネット記事を先にピックアップしてきました。



【レビューIS]『名不虚伝』キム・ナムギルキム・アジュン、最後まで「ガムタッチ(ガムのようにくっつく)」してはいけないのか。


[日刊スポーツ]入力2017-09-18 06:52 修正2017-09-18 06:53

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http://news.jtbc.joins.com/article/article.aspx?news_id=NB11523333



『名不虚伝』キム・ナムギルとキム・アジュンが互いに縁があったことに気づいた。熱くも柔らかなキスを交わした。果たして、彼らは朝鮮あるいは韓国で愛を継続することができるのか。


17日放送されたtvN『名不虚伝』では、キム・ナムギル(ホ・イム)とキム・アジュン(チェ・ヨンギョン)が「つぼキス」を交わして愛を確認する姿が描かれた。


この日、キム・ナムギルはキム・アジュンを朝鮮に残し一人ソウルにタイムスリップする場面から始まった。キム・ナムギルは自ら心臓に鍼を突き刺して自決し、再び朝鮮に戻ってキム・アジュンを探した。刀を受けたキム・アジュンはオム・ヒョソプ(ホ・ジュン)に治療を受けて休息を取っており、二人は涙の再会を果たした。


キム・アジュンの治療のために、二人は再び2017年の韓国にタイムスリップした。この時からキム・ナムギルの「ガムタッチ」生活が始まった。キム・アジュンが傷を縫ってもらう時も横で「痛くないようにしてくれ」と言ったり、入院した時も手足をこすったり、ベッドで互いに抱き合って眠るなど手厚い看護をした。このようなキム・ナムギルを眺めるキム・アジュンの目にも幸せがにじみ出た。


キム・ナムギルはキム・アジュンに「私と同じ脈を持つ女人」として、母に対する傷に言及し、キム・アジュンも父の傷が同様に根づいた「縁」であることを強調した。以後キム・ナムギルはキム・アジュンのツボを押さえながら、切ないキスを交わした。


キム・ナムギルの看護のおかげで健康を回復したキム・アジュンは再び医師の身分に戻り、交通事故の緊急患者の前でも乱れていた症状が消えた。高齢で回復の可能性が希薄なため医師は手術をためらっていた。しかし、キム・アジュンだけは違った。他の医師たちを説得させて手術室に入った。結局その患者は生命を取り戻せた。


キム・ナムギルはVIPを密かに治療していたことを辞めようと決心、病院に辞表を提出し、ユン・ジュサン(チェ・チョンスル)の家に戻ってくる。これを見守るキム・アジュンは分かるような分からないような意味深長な表情で結末が近づいてきたことを知らしめた。


『名不虚伝』は、次の4回を残すのみである。放送終了が近づき、結末に対する好奇心もともに高まっている。キム・ナムギルとキム・アジュンのハッピーエンドを望む反応が多い。しかし、キム・ナムギルは朝鮮の人間だ。朝鮮でせねばならないことがあるはず。今後、キム・ナムギルの選択が待たれる。


イ・ミヒョン記者


笑えるけど、うらやまシーンをお借りしてきました。






『名不虚伝』キム・ナムギルはどうなるか?...実際、ホ・イムで調べてみた彼の将来


最終的な修正2017.09.18 10:27 記事入力2017.09.18 10:27


http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2017091810232927905

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写真= tvNドラマ『名不虚伝』放送画面キャプチャ


[アジア経済ムンスビン記者] tvNドラマ『名不虚伝』の人気が高まるにつれ、キム・ナムギルが演技する実在の人物「ホ・イム」が実際どのような生活を送ったのかに関心が集まっている。


ホ・イムは韓国鍼灸学の発展に大きく寄与した医学者であり、全羅南道羅州の奴婢の家庭に生まれた。これはドラマ『名不虚伝』で賤出(下品な出身)として無視されるキム・ナムギルの背景と同じである。


実際、ホ・イムは身分の低い家庭に生まれ、王様と王族の診療を担った。ドラマ『名不虚伝』でキム・ナムギルが王を診療した点はホ・イムと同じで、キム・ナムギルが王に鍼を打つ最中、手を震わせて逃げたという点で異なっている。この日、キム・ナムギルは捕り手が放った矢に当たって現代に渡って来、これにより、ドラマが進行した。

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写真= tvNドラマ「名不虚伝」放送画面キャプチャ


また、実際のホ・イムは、医療活動を開始した時から、理論と実践の結合を大切に重要視し、1644年には「鍼灸経験方」という鍼灸に関する医書を編纂した。彼は新しい、ユニークな鍼灸補瀉(ほしゃ)法を出したが、これはキム・ナムギルがドラマで鍼をはじくことでジェハ(ユ・ミンギュ)を驚かせたシーンと一脈相通じる。


ホ・イムは晩年に入侍施鍼(?)した功績で南陽府使に特任された。


これをみるとき、キム・ナムギルが実際のホ・イムと同じ道を歩むか、それとも、『名不虚伝』のヒロイン、キム・アジュンとともに別の道を歩むことになるか、その成り行きが注目される。


一方、キム・ナムギルが朝鮮時代最高の医学者ホ・イムに扮するtvNドラマ『名不虚伝』は、毎週末の夜9時に放送される。


by omasa-beu | 2017-09-18 15:23 | 名不虚伝 | Comments(8)

tvN『名不虚伝』11話

毎週末を楽しみにしている『名不虚伝』も残すところ5話となりました。日本語字幕放送は、どこが、いつ、やってくれるのか、せめて、早く知りたいところです。


昨夜の11話はホ・イムとチェ・ヨンギョンの距離がぐんと狭まった回でした。一時は400年を隔ててしまいますが、再会を果たす今夜の12話(予告)。最終話までにもっと楽しいシーンを盛り込んでほしいです。


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ヨンギョンの元へ行こうとするホ・イムを「本人がいやだと言っているではないか」と引き留めるユ・ジェハの手を振り切り、ダンプトラックに激突したかに見えたホ・イムとヨンギョンでした。


しかし、突然眼の前から消えた二人に何が起こったのかわからず、呆然と立ち尽くすユ・ジェハ。ダンプから降りてきた運転手も負傷者がいないのを確認すると、「ひき逃げではないから」と車で走り去ります。病院の前から消えた際の防犯カメラの映像を思い起こし、「これは、何だ」と訳のわからないジェハ。


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草の上で目覚めたホ・イム。手に持っているのは、漢江に捨てたはずの鍼筒でした。眼の前に広がる景色は朝鮮。そして、傍に横たわるヨンギョン。


「気がついたか。大丈夫か。怪我はしていないか。心配することはない。帰る方法はわかっているではないか。さあ、行こう」と言うホ・イムの手を払うヨンギョン。

「放っておいて。このまま死んでしまった方がいい」

「どうして、そんなことを? 早く行こう」と再びヨンギョンの手を取るが、なおも、その場を動こうとしない彼女です。

「倒れたときは休むのもいい。少し休んでから行こう」



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「あちらでは時間の経つのが早くて自分を保つのが大変だったが、ここは時間が止まったようだ。耳を塞ぎたくなる大きな音もなく、胸が苦しくなる大気もなく。私が育った村もこんなところだった。村の真ん中に井戸があり、朝になると、籠をもって集まってくるんだ。その横には子どもたちが叱られるまで遊んでいたり。考えてみると、何の心配もなく一日中遊んでいたあの頃が懐かしい。この村にもどこかに井戸があるはずだ。のどが渇いた。少し休んでいてくだされ」とひとりで探しに行くホ・イム。ヨンギョンの脳裡をよぎるのは、手術中に亡くなったオ・ハラや交通事故に遭って血だらけで横たわる父を呼び続ける幼い日の自分自身だった。


ホ・イムが幼い頃を語る描写は、ナムギルさんのエッセイ「漢陽都城」の風景にも通じるものですね。


ヨンギョンを少し離れて見ている10歳くらいの男の子と妹らしき女の子。


「なんで、また、戻ってきたのか。朝鮮に。(腰から鍼筒をとりだし)お前に礼を言わねばならないのか。それとも、恨らみを言うべきか」


ヨンギョンの髪の毛をめずらしそうに触りながら、おにぎりを差し出す女の子。足音に逃げて行く二人。水をもって戻ってきたホ・イム。

「どこでおにぎりを?(下から見上げている子どもたちを見ながら)まずは、これを飲みなさい。気持ちがよくなるから。こういうことは、ふつう、おなごがやることだが。急いで飲んで胃がびっくりしないように(何かの葉っぱ)入れておいた。われらもゆっくりと行こう」


仲良く遊ぶ男の子と女の子を見て笑顔のヨンギョン。


「倭軍だ。倭軍が来たぞ。逃げろ~」という叫び声がきこえるやいなや、倭軍の一団が無差別に村人を殺りくして行く姿に「行こう」とホ・イム。400年以上も前の壬辰倭乱となっていますが、ドラマとはいえ、観るに堪えないシーンです。


ホ・イムとヨンギョンが消えた場所に車を止めたまま、ヨンギョンがホ・イムのことを「祖父のお客さま」と呼び、ホ・イムも遠くからきたと言っていたことを思い出します。


恵民署漢方医院の前。帰って来ないヨンギョンを心配しているヨ祖父。


回想。

「そんなことがありましたか」とホ・イム。

「あのときは、記憶を失ったことがむしろよかったと思えたのだが、すべて思い出したにちがいない」

「私が見てきます。あまり心配はなさらぬように」


漢方医院へとやってきたジェハ。ヨ祖父を見るや、挨拶もなしに質問を投げかける。

「ホ・ボンタクさんはおじいさんのお客さまと聞きましたが、彼は誰ですか。おじいさんはご存じでしょう? 彼は遠くから来たと言ってました。それはどこですか?」

「あいつのことを何故突然に聞くのだ?」

「最初は免許もないにせ医者かと思ったんです。それから、うちの祖父の手伝いをする詐欺師かと。でも、よく考えてみると、おかしいことがいくつもありました。彼は何者ですか?」

「おかしい点とは、何だ?」

「名前や話し方、髪型など。 一番おかしいのはぼくの眼の前から消えたことです。それもヨンギョンヌナと一緒に」

「何だと! あいつ、またしても」

「また? そしたら、この前も。おじいさん、お願いですから、教えてください。彼は何者ですか。どこへどうやって消えたんですか?」

胸を押さえ倒れそうになるヨ祖父。そこへ駆けよるジェスクとビョンギ。「昨日食べたものがよくなかったのか」ととぼけるヨ祖父を連れて漢方医院へ入って行く。ひとり、取り残されるジェハ。


シネ病院胸部外科。連絡のつかないヨンギョンのことを「ショックだったんだろ」などと話す同僚たち。オ・ハラの死が自分たちの失態でないようにファン教授に念を押すアン院長。出世競争でマ院長に後れを取らないことしか考えていないようです。


朝鮮。

「あそこに子どもたちが隠れている」とヨンギョン。

「私が行くから、ここで待っていてくだされ」


「おまえたちを助けにきたんだ。早く」と子どもたちに手を差し出すホ・イム。


山の方へと逃げるホ・イム、ヨンギョン、それから、子どもたちの4人。それを見た倭軍の隊長が発砲。取り囲まれる。

「私の手を取りなされ」

「子どもたちは? 一緒に行ける? この子たちを置いてはいけない」

「おい、おまえたちは朝鮮人か! 殺せ」と隊長。

絶体絶命の危機に現れたのは、以前、ヨンギョンとホ・イムが協力して命を救った倭軍の将軍でした。


ホ・イムは倭軍の仲間の治療に、ヨンギョンたちは人質としてか、別れ別れとさせられます。「女人と子どもたちと一緒にいさせてくれ」と懇願するホ・イムに耳を貸さない将軍。


将軍とふたりだけになったホ・イム。

「あのとき、命を救わずに死なせればよかった。あの女人に助けられたことを忘れたのか」

「あのときはそういう選択をしたのだろうが、今は違う。この患者を助けろ」

「私が同じ過ちを繰り返すと思うのか。私が救った者が無辜の命を奪うなら、それは私が殺したも同じことだ。二度と同じ過ちはおかさない」

「あの女人が言わなかったか。自分が救った者がどう生きようと、それは、その者の使命だと。医者として力を尽くすだけだと」

「その結果を見たら、絶望するだろう」

「それはあの者の事情であり、この患者の命を救わねば、おまえとあの女人、子どもたちの全員が死ぬことになる。


小屋に監禁されているヨンギョンと幼い兄妹。将軍の命を救った際、「道理と善意があとで害を及ぼすことがある」と言ったホ・イムの言葉を思い出し、「彼の言ったとおりね」とヨンギョン。膝を擦りむいた妹に「痛いかい?」と気遣う兄。

「擦りむいたのね。カバンがないから、何もしてあげられない」

「兄ちゃんがやってやる」と髪をまとめていた布きれをとり、妹の膝にまいてやるのです。

「おにいちゃん、怖いよ。わたしたち、死んじゃうの?」

「死ぬもんか。死なせるもんか」

「オンマアッパが心配してでしょう」とヨンギョン。

「両親はいない。去年、疫病で死んでしまった。ぼくが妹を守ってやるんだ」

「さっきのおじさんの言ったことを聞いたでしょう? 心配しないで。あのおじさんがわたしたちを助けてくれるから」


「あの女人と子どもたちを助けると約束してくれ。そしたら、病人を助ける」とホ・イム。

「その自信はあるのか?」

「約束をしてくれ」

「私がする約束を信じられるのか?」

「あの女人を助けるという約束を信じる」


二人の話を立ち聞きしている部隊長。


腹脹症だ。ちょっとの間違いが命を奪うことになる」

「助けられぬということか? 手荒にしたら許さぬ」


鍼とお灸で治療を加え、あとの処置を将軍に伝えるホ・イム。意識が戻る病人。


小屋から出されたヨンギョンと子どもたちが将軍の前に連れて来られ、ホ・イムと再会。

「大丈夫ですか」とヨンギョンの手を握るホ・イム。

「あなたも大丈夫なの?」

「おまえたち、怪我はしていないか?」



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「約束を守ってくれた礼は言わない」

「スズキを助けてくれてありがとうございます。そなたたちのような医者がたくさんいるのが朝鮮か?」

「どうして、そんなことを訊くのか?」

「そういう医者が必要な時ではないか。ああ、そうじゃ。これはそなたのものであろう。お返しする」と前回、ヨンギョンが落として行ったメスを返す将軍。

「お名前は何と言われる?」とホ・イム。

「さやかと申す」


[テロップ] 沙也可: 壬辰倭乱当時、朝鮮に帰化した日本人


「覚えていてくれるか?」と沙也可。うなづくホ・イム。


「お兄ちゃん、わたしたち、家に帰るの?」

「あのおじさんが助けてくれたからな。歩けるだろ?」


「どうなったの? その患者は助けたの?」とヨンギョン。

「仮に助けられなかったとしても、われらを助けてくれただろう。おそらく、あなたがわれらの命を救ってくれたのだ」


突然の銃声で倒れる兄。倭軍の隊長が発砲したものでした。刀で止めに入る将軍。


ホ・イムが兄をおぶって逃げる途中、二人の僧侶に出くわしますが、ホ・イムとヨンギョンの怪し気な服装に逃げようとします。

「ちょっと待ってください」

「子どもが怪我をしているんだ」

「ほんとに時間がありません」

「お願いだ。助けてくだされ」


寺の中。(善徳女王でも度々登場した旧ドラミアの建物です)銃に打たれた兄をうつむけに寝かせ、脈を取って、「危険な状態だ」と話すホ・イム。銃による傷口の説明をするヨンギョンですが、男の子の傷口に触れると思い出されるのは、手術をしたオ・ハラの心臓。首を振って後ずさりするヨンギョン。


「どうしたのだ?」

「わたし、できない」

「どういうことだ?」

「わたしが治療して、また死んだら...

「私を見なさい。しっかりするんだ。あなたは医者だ。患者がだれであれ、最善を尽くす医者。私が知っている誰よりも立派な医者だ。銃のことは知らない。見たことも治療をしたこともない傷だ。私ひとりでは出来ない。あの子を救えるのはあなたしかいないのだ」


「おにいちゃん、死なないで。おにいちゃん」という妹の声に父が交通事故で亡くなった時の自分の声を重ねるヨンギョンです。

「カバンがないわ。消毒もしなくちゃいけないし、麻酔もしなくちゃいけないのに」


手術に必要なものを僧侶に頼むホ・イムとヨンギョン。

手術をする気になったヨンギョンを見て、涙せんばかりのホ・イムです。


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ホ・イムが最初に痛みを和らげる鍼治療を施し、それに続き、メスで傷口を開き、弾を取り出し、縫い針で傷口を縫い合わせるヨンギョン。そして、薬草を傷口に塗り、包帯をするという二人の協同診療コラボです。とてもセクシーに感じられるシーンです。


「危機は脱したようだ。あなたがこの子を救った」とホ・イム。

「いいえ、(胸に抱いている妹を見ながら)この子が兄を救ったのよ」とヨンギョン。

愛おしそうな眼差しでヨンギョンを見つめるホ・イム。


寺の中庭。

「再び手にするとは思わなかった」

「持ち主同様、賢くて感心なやつではないか」

「不思議ね。こんな場所で、これひとつで手術をして命を救ったなんて」

「あなたが言っていたように、兄を助けたいという妹の意志だろう。医者の技術よりも大事なのは生きようとする患者の気持ちだ。師匠から最初に教わったことだ」

「患者の気持ち...

「しかし、師匠から教わらなかったことがあった。救える患者よりも救えない患者の方がはるかに多いということだ。この地に生きる医者の宿命だ。最初に患者を亡くしたときは大声を上げて泣いたのに、後になってからは泣くこともなくなった」とヨンギョンの右手を自分の左手で包み込むホ・イム。

「生きるか死ぬかは天にまかせて、われらは患者を生かすように全力を尽くすしかないのではないか。ハラもお父上も最期の瞬間まで力を尽くしたに違いない。ハラからあなたへの贈りものだ。この一番光っているのが自分だと伝えてくれと言っていた。心臓は止まってしまったが、これに込められた気持ちはこの心臓のなかで輝いている」


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両手にバングルを大事そうに包み込み涙するヨンギョンの肩をやさしく抱き寄せるホ・イム。


恵民署漢方医院院長の寝室。写真立てから写真を取り出すヨンギョンの祖父。折り曲げられて隠れていた方に写っているのはホ・ジュン。院長とヨンギョン、ヨンギョン母との記念写真だった。

「ヨンギョンに会うことがあれば、よろしく頼む」


マ院長、誰かと電話中。

「ホ先生に事情ができた。少し待ってくれないか」相手の言い方に腹を立て、電話を切る院長。

「何者だと思っている。それにしても、ホ・イムのやつ、人間にしてやったのに、一体どこに行った。朝鮮に戻ったのか?」

「どこに戻ったですって?」とジェハの声。「朝鮮とは。どういうことですか?」

「いつから居た。おまえの聞き違いだ。それでなくても、頭が痛いのに、おまえまでいい加減にしてくれ」


ホ・ボンタクの治療室に入るジェハ。ホ・イムと初めて会った時からの光景を思い浮かべます。鍼治療の最高峰と尊敬していたホ・イム先生がまさか。

「とんでもないことだ。二人は朝鮮に?!」



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寺の中。眠るヨンギョンにふとんをかけ、やさしい眼差しで見つめるホ・イム。

眼を覚ます男の子。

「気がついたか。聴こえるか?」

「背中はどお? 痛くない」と起きてきたヨンギョン。

「ぼくの妹は?」

「後ろに寝ているよ」

「お兄ちゃん、ごめんね。わたしのために」

「いいんだよ、タム。おまえのせいじゃないさ」

「(大粒の涙を流しながら)わたしが、わらじを、だから、お兄ちゃんが」

「また、買ってやるよ」

二人の様子を見守るヨンギョンの手に自分の手を重ねるホ・イム。朝鮮に戻ってきてから、随分と積極的なホ・イム先生です()


前回のような両班の韓服ではなく、庶民の韓服に着替えて子ども二人を連れて行くホ・イムとヨンギョン。


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ヨンギョンを嬉しそうに見つめるホ・イム。

「なんで、そんな風に見ているの? この服、似合わないでしょう」

「いや、何を着てもきれいだ。こうやって歩いていると家族みたいだ。はは」

「何ですって。わたしをいくつだと思ってるの。こんな大きな息子がいるなんて」

「いや、ここでは15歳になると結婚するから、われらの歳ではこんな子どもがいてもいい」

「それなら、そちらは今まで何をしてたの、結婚もしないで」

「追いかけてくる女人は多かったが、治療で忙しく、会う機会がなかったのだ」

アハハハハ~と高笑いをするヨンギョン。

「わたしと同じね」

「同じ。つまり、われらは天生縁分(似合い)ということか」

「ちょっと休んでいかない? 肩が痛いでしょう」

「そう言えば、肩が。ちょっと休んで行こう」


家族ごっこのような、しばしの休息。視聴者も観ているだけで笑顔にさせられるシーンです。

「土の上に育つものには栄養がある」と草を取ってきて、食べてみるホ・イム。

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村に戻ってきた一行は、倭軍が通り過ぎたあとの死人の山に愕然とします。幸いなことに、子どもたちの知り合いの男と出会います。お兄ちゃんの傷が縫ってあるのを見て不思議がる男に説明するヨンギョン。

「こうして縫っておくと治るのが早いんです。そのうちに傷口は消えます」

「縫うんですって。こんな治療は見たことがない。もしかして、医女さまですか?」

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負傷した村人たちの治療にあたるホ・イムを手助けするヨンギョン。

「そちらの世界に初めて行ったときに驚いたのは救急車だった。いつでも、どこでも治療できる」

「たぶん、ほとんどの人は」

「外にいる人々は生涯医者にかかるのも大変なのだ。恵民署なら、鍼や灸で治療できる。ここでは、こんなことしか出来ない」と話すホ・イムを見つめるヨンギョン。

「なぜに、そんな風に見ているのだ?」

「覚えておきたくて。あなたのほんとうの姿を」

「眼の前にいるから、やったまで。それだけだ」

「そしたら、答えてくれる? 見返りを求めずに治療するのはどんなことか?」


「タム」と叫ぶ兄の声に隣の部屋へ行く両人。

タムの脈をとり、「衝撃を受けたようだ」とホ・イム。嘔吐するタムの姿に幼い日の自分を重ねるヨンギョン。自分が吐いたときも、ホ・イムのように手を差し出して診てくれた人がいたと。

「大丈夫。もう、大丈夫だ」


回想。「時期が来れば、話すときも来るであろう」とヨンギョンに語ったホ・ジュン。


「漢陽はここから遠いの?」

「漢陽とは、突然になぜだ?」

「会わなきゃならない人がいるの」

「それは誰かね?」

「ホ・ジュン。いえ、ホ・ジュン先生」

「ホ・ジュン。ホ・ジュン長老のことか。あなたがどうして知っている?」

「それを確かめたいの。詳しいことは今度話す。確かなことはわたしにもわからないから」

「倭軍が近くまで来ている。漢陽がいかに危険であることか」

「わかっているけど、いまでなければ、もう機会はないかも知れないでしょう。もしかしたら、あなたに出会って、ここまで来た理由も探しだせるかも知れない」


漢陽のユ・ジノの屋敷。ヨンギョンにスニーカーで殴られた腕から包帯をとり、お前のおかげだなとヨンギョンが残した片脚だけのスニーカーを見るジノ。

「漢陽を逃れれば、今度いつ戻れるかはわからぬ。この戦いを生き抜けばまた会えるであろう」と屋敷から避難するジノと手下ども。


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笠をかぶって漢陽に入ったホ・イムとヨンギョン。遠くで火の手が上がっているのを見る。

「あれは何?」

「火の手があがっている場所はどこか?」と避難中の男に尋ねるホ・イム。

「知らぬのか。あれは、宮殿だ」

「宮殿に火の手とは?」

「今朝早く、王様が逃げたのを聞いてないか。それで、怒った民があちこちに火を放っている。民を捨てて逃げるとは」と男。


ホ・ジュンの屋敷前。

「会えなくとも、がっかりするな。御医だ。王様が逃げたなら、ホ・ジュン先生も随行しているはずだ」

通用口が開き、出てくる女。「どなたですか? ホ医員さま」と抱きつくマッケ。女人の服装をしています。

「どうしたのだ、その格好は? 戦いのためか?」

「しようがないですよ。それより、この前、眼の前で起こったことは何ですか?」

「(答えず)お前はなぜここにいる。逃げるようにと言ったであろう」

「ホ医員さまと一緒じゃないのに、逃げられませんよ。生きるも死ぬも一緒じゃないですか」

「今がどういう時節か、知らないのか」

「そんなこと。(ヨンギョンへ)また、いらっしゃいましたね。今日はお嬢さまではなく、そんな恰好で」

「ホ・ジュン先生に会いにきたんですけど」

「ホ先生は山の村へ患者の治療に行かれてますが」

「それでは、王様に随行されたのではないのか」

「脚が不自由なので行かないけど、あとで追いかけるとおっしゃっていました」

「他の患者を診ているということか?」

「いつ、お帰りになりますか?」

「う~ん、今日は戻られないかと。明日か明後日か」

「どこにおられるか、わかるか?」


「道がでこぼこだから気をつけて」と石段を降りるヨンギョンの手を取ってやるホ・イム。

「この前から気になってたんですが、お二人はどういう間柄ですか?」

「(ヨンギョンの手を放しながら)ところで、おまえはどうして先生の宅にいるんだ?」

「わたしの質問には答えないで。恵民署を出ても行く当てがないので、ホ医員さまが帰ってくるまでいてもよいと言われて」

「私が帰ってくると言われたのか?」

「必ず帰ってくるとおっしゃいました」


回想。「おまえの髪型を見ると、自分の意志で帰ってきたのではないな。過ちを起こしたのであろう」と牢獄でのホ・ジュンの言葉を思い出すホ・イム。私が自分の意志で帰ってくると。


道を進める三人の前に、庶民に変装した兵判とその一行。その様子を離れて見るユ・ジノたち。

「例の女人ではないですか?」

「そのようだ」と近くへ行こうとするジノを止める手下。

「あの者たちは兵士たちのようです」


「こやつ、ここで会ったが百年目だ」と兵判。

「あの女があやつを逃がしたんです」と手下。

「女がいたのか」と兵判。


「おまえには気がついていないようだ。振り返らずに逃げろ。この前も見たであろう。おまえが逃げれば、われらは生きられる」

マッケにうなづくヨンギョン。逃げて行くマッケ。


「追いかけますか?」

「無用だ。ホ・イムめ。おまえのおかげで夜も眠れない。天のおかげだ。漢陽を去るみやげにしてやる」

「私がいない間に犬畜生になられたか」

「なんと」

「人と畜生の区別をするのが着物であるなら、大監の姿は犬畜生と同じではありませんか。いや、犬畜生が気を悪くするか。うはは」

「こやつ、何をぬかすか」

「それでも、民を恐れて、こんな夜中に逃げだすとは、自分の命が大事とみえる」

「おまえごときが」

「このような危機にあって、民や王様を守るのが高官ではないか。逃げ出しておいて高官面をするとは恥ずかしくはないのか」

「おまえたち、こやつを黙らせろ」


民を犬畜生のように扱ってきた兵判が賤民の恰好をして逃げようとしているザマをこきおろすホ・イムのかっこいいこと。大向こうをかけたくなります。正確な台詞の聴き取りは荷が重すぎますので、こんな感じだろうということでご寛容に。日本で放送されるまでのお楽しみとさせてください。



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兵判の手下の刃がホ・イムの身体を貫きます。そして、ヨンギョンも背中を切られて気がつくと、雨のソウル。車道にひとり倒れるホ・イム。


さて、気になりますね。12話の予告をお借りしましょう。



写真の出処はこちらです。

http://m.post.naver.com/viewer/postView.nhn?volumeNo=9625972&memberNo=3669297


by omasa-beu | 2017-09-17 16:41 | 名不虚伝 | Comments(4)

tvN『名不虚伝』1~10話未公開スチール

10話分のスチールが、看板通り、大放出。


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ホ・ボンタクというよりはキム・ナムギル

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全身がかっこいい。

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片脚を投げ出しているのが自然。

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ホ・イム!!

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キム・ナムギル!!

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アジュンさんも!!

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「土日~夜~名不虚伝は~本邦死守(本放送視聴)をする時である~
これは、ホ・ボンタクが入ってます?!



一部だけ、写真をお借りしてきました。残りは、行ってご覧になってくださいね。




『名不虚伝』のホン・ジョンチャン監督の今朝のインスタグラムです~


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ホ・イムがむちを打たれた日〜毎テイクが多彩で期待を超える予想外の演技で演出者を幸せにしてくれます。最近睡眠もあまり取れずに残念ですが、しんどい素振りを出さない誠な姿勢の俳優。一に仕事をしてみると、宇宙最俳優、まさに。今後さらに期待しています。




キム・アジュンさんとシン・リナちゃんも(インスタグラム)


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ヨンギョンオンニと一緒に~


朝鮮のヨニはどうしているのか。ホ・イムとどう関わってくるのかも楽しみです。


by omasa-beu | 2017-09-15 13:19 | 名不虚伝 | Comments(2)

tvN『名不虚伝』11話予告

10話のエンディングでダンプに激突したホ・イムとチェ・ヨンギョンでしたが、鍵となる鍼筒はなくともタイムスリップできたようです。しかし、一難去ってまた一難、放送までがほんとうに待ち遠しいです。


共有させていただきます。


[記事]『名不虚伝』側 「キム・ナムギル、キム・アジュン 強くなって。コラボ実現も期待」


[OSEN]記事入力2017/09/13 21:19


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http://www.koreadaily.com/news/read.asp?page=1&branch=NEWS&source=&category=entertainment&art_id=5603775


[OSEN =キム・ナフィ記者] 『名不虚伝』がキム・ナムギル、キム・アジュンが患者の前で再び団結した。


tvN土日ドラマ『名不虚伝』(脚本キム・ウニ/演出ホン・ジョンチャン)側は、14日、患者をはさんで、鍼とメスを持って向き合うキム・ナムギルとキム・アジュンの意味深長な姿が描かれたスチールカットを公開した。


先日の放送でオ・ハラ(ノ・ジョンウィ)が手術中に亡くなりショックを受けたチェ・ヨンギョン(キム・アジュン)は、父の死に関する封印された記憶さえも浮上し苦しんだ。チェ・ヨンギョンはショック状態に陥ったまま道路へ歩き出した。近づくダンプトラックを避けもせず、轢かれる危機に瀕したチェ・ヨンギョンを見たホ・イム(キム・ナムギル)が本能的に飛び込んで抱きかかえた。二人がトラックに一緒にぶつかるシーンでエンディングを迎え、続く展開に対する視聴者たちの好奇心を爆発させた。


自ら医師の資格がないと認めて、いつも持ち歩いていた医療用具まで捨てたチェ・ヨンギョンが再び医師の道に復帰できるか関心が集まる中、キム・ナムギルとキム・アジュンの患者をはさんで向かい合って座った姿が捉えられて目を引く。恐れに震える心に涙まで溜めたまま、おびえるキム・アジュンの肩をつかんで落ち着かせようとするキム・ナムギルの姿が緊張感を増幅させる。医師として共鳴してきたキム・ナムギルとキム・アジュンの真剣な目つきの交感は胸にじんとくる感情を引き上げる。続いて、鍼を持ったキム・ナムギルとメスを持っているキム・アジュンの決然として堅固な意志が込められた表情は、二人が披露する漢方医学と現代医学のコラボを期待させる。


これまで、チェ・ヨンギョンは確固たる信念でホ・イムに肯定的な影響を及ぼし成長の起爆剤となった。患者と距離をおいていた序盤の冷静で冷たい姿を脱して、真に患者と交感するチェ・ヨンギョンの成長も感動を呼び起こした。そんなチェ・ヨンギョンはオ・ハラの死に直面し、父の死が自分の過ちに起因する結果であるという事実を知ることになり、医師としての意志を失った。チェ・ヨンギョンが再びメスを持って手術に成功できるのか、真のホ・イムとチェ・ヨンギョンが漢方医学と現代医学の協診コラボを再度見ることができるのか、その帰趨が注目される。


ここに「甘じょっぱい」ストーリーで視聴者たちの気を溶かせるホ・イムとチェ・ヨンギョンが危機を克服し、黒化モードを脱皮して、甘いロマンスに本格的な始動をかけるか、熱い関心が集まっている。


『名不虚伝』の制作陣は、「ホ・イムとチェ・ヨンギョンがともに危機を経験し、さらに強くなって深まる予定である。二人がどのように危機を乗り越えるか、緊迫した状況の中、シントンバントン(何とも素晴らしい)カップルの特級コラボが実現することができるかどうか、見守ってほしい。また、二人の感情の変化が今週もう一つの観戦ポイントになる見通しだ」と明らかにして期待感を加えた。


一方、『名不虚伝』11話は来る16日夜9時放送される。

[写真] tvN提供


by omasa-beu | 2017-09-14 22:27 | 名不虚伝 | Comments(0)

[記事]キム・ナムギルの演技は名不虚伝。

映画『殺人者の記憶法』とドラマ『名不虚伝』が偶々同時に公開されているおかげと言いますか、ナムギルさんの演技を評価する記事は嬉しいものです。『名不虚伝』11話の予告が出てこないので、余計に週末が待ち遠しい思いです。撮影が押しているのでなければいいのですが。『殺人者の記憶法』については、来年1月の日本公開までお預けです。



[スターとんとん]『殺記法』→『名不虚伝 』..鳥肌が立つキム・ナムギル、同じダーク・異なる演技


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[OSEN]記事入力2017/09/0918:00



http://www.koreadaily.com/news/read.asp?art_id=5589837


[OSEN =パク・ソヨン記者]同じダークであっても明らかに異なる。 tvN『名不虚伝』と映画『殺人者の記憶法』の中のキム・ナムギルの演技と黒化キャラクターは確かに違いがある。


『名不虚伝』でキム・ナムギルは朝鮮からソウルにタイムスリップした鍼医のホ・イムに扮している。ひょうきんで明るいキャラクターとして序盤描かれたが、身分に対する痛みを抱えていた秘密が明らかとなりキャラクターに変奏が生じた。


9日放送ではすっかり「黒化」した。朝鮮でホ・イムはトゥチルの兄が卑賤という理由で死を迎えるや覚醒した。両班の前で命だけは助けてくれと頭を下げたし、チェ・ヨンギョン(キム・アジュン)を連れてソウルに移動し、限りなく暗くなった。


朝鮮とソウルを行き来させてくれた鍼筒を漢江に捨て、二度と朝鮮に戻らないという意志を固め、ホームレスの患者は無視して、VIP患者の診療に邁進した。自分を慰めようとするチェ・ヨンギョンにも冷たく背を向けたホ・イムだった。


「黒化」されたホ・イムは確かに序盤と違った。鍼を打ってもひょうきんな明るい笑みを浮かべがちだったのに、再びソウルに戻ったホ・イムには笑い一つなかった。低く抑えた声に冷ややかな目つきは完全に別人だった。


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しかし、映画『殺人者の記憶法』の中の殺人鬼ミン・テジュとはまた違った。ミン・テジュは警察という身分の陰に隠れて女性嫌悪殺人行為を行う連鎖殺人鬼。キム・ビョンス(ソル・ギョング)と鋭く対立する身の毛がよだつ悪人である。


善良な顔の後ろに殺気を隠したミン・テジュが血なまぐさく笑うたびに映画の観客は身震いした。彼からホ・イムの影はひとつも見つけられなかった。ホ・イムが暗く変わった後にもミン・テジュは存在しなかった。


キム・ナムギルのダークフォースは明らかに違うわけだ。彼の演技は名不虚伝である。


写真 『名不虚伝』『殺人者の記憶法』


by omasa-beu | 2017-09-14 11:21 | 名不虚伝 | Comments(0)

[記事]『名不虚伝』Bカット(未公開写真)公開

『名不虚伝』キム・ナムギルXキム・アジュン、意味のある人気の秘訣... Bカット公開


記事入力 2017-09-13 13:03:25

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http://sports.chosun.com/news/utype.htm?id=201709140100113020008270&ServiceDate=20170913


朝鮮往復メディカルドラマ『名不虚伝』が視聴者たちを虜にして週末を熱くした名場面のビハインドを公開した。


tvN土日ドラマ『名不虚伝』(演出ホン・ジョンチャン、脚本キム・ウニ、製作ボンファクトリー)側は、13日、キム・ナムギルとキム・アジュンの熱血情熱的演技で熱く盛り上がったビハインドスチールカットを公開した。


毎回、予測不可能なピリッとした出来事と愉快な笑い、キム・ナムギルとキム・アジュンの没入度の高い演技力で視聴者たちを虜にしている『名不虚伝』は、過去10回の放送でも自己最高視聴率を更新して常勝中である。


連日、自己最高を塗り替える視聴率上昇の立役者は、毎回の名場面を誕生させ好評を引き出す俳優たちの熱演である。そんな中、公開された写真の中にホ・イムの悲しい過去と境遇が明らかになり、視聴者を泣かせたチェ・ヨンギョンとの「心が張り裂ける」アイコンタクトからオ・ハラ(ノ・ジョンウィ)の手術に突入するチェ・ヨンギョンまで、長い余韻を残した名場面ビハインドカットが含まれていて目を引く。キム・ナムギルとキム・アジュンは一瞬も台本から目を離さずに、キャラクターに没入するためエネルギーを注いでいる。没入感を高めた圧倒的名品の演技の陰には、二人の台本耽読をはじめとする徹底した努力と準備ができていたこと。撮影直前まで絶えずスタッフと意見を取り交わし、より良い場面のために没頭している姿も目をひきつける。


放送前から期待を一身に受けたキム・ナムギル、キム・アジュンの爆発的な演技は圧倒的な吸引力で視聴者たちをひきつけている。とぼけていながら愛らしい演技で女心をひきつけたキム・ナムギルは傷を負って黒化したが、依然として内面にうごめく医員の本能を瞬間瞬間に揺れ動く目つきの変化で繊細に描いている。キム・アジュンの胸をえぐられる嗚咽演技は視聴者まで泣かせた。誰よりも決断力があり、しっかりしていた外面が一度に崩れたチェ・ヨンギョンの傷や衝撃を焦点すらない目つきとジェスチャーに込めたキム・アジュンのハードキャリー(注:勝利に導く)に好評があふれた。


本格的な二幕を開いた『名不虚伝』はホ・イムとチェ・ヨンギョンの傷が明らかとなり、封印された秘密が解除されて、さらに息苦しい展開を繰り広げている。一幕がソウルと朝鮮に適応する過程を通じて笑いとともにホ・イム、チェ・ヨンギョンの角を突き合わせたケミで痛快な楽しさをかもし出したならば、二幕では、高まる感情線と近づく危機が一瞬たりとも目を離すことをできなくした。患者と向き合ったときに、より強烈なケミを発散する二人の傷や苦悩、医師としての真情を深く扱い、より重たい感動と響きを届けている。互いを理解し一歩近づいていたが、相次ぐ出来事によって遠ざかっていたホ・イムとチェ・ヨンギョンの関係の変化も注目せねばならない部分。二人が特有のときめきを爆発させて「イチャイチャ」ロマンスモードに再び突入し、甘い姿を贈り届けるかに関心が集まっている。


『名不虚伝』の制作陣は、「コミカルとシリアスを行き来しながらベテランの演技内攻を発揮する二人の演技の相乗効果は、説明が必要ない。先週劇的事件を通してホ・イムとチェ・ヨンギョンの感情線が引き上げられたなら、今週の放送を起点にまた雰囲気が転換される予定である。二人の甘じょっぱいケミの変化も期待してもいい」と伝えて期待感を刺激した。


一方、オ・ハラ(ノ・ジョンウィ)が死んで衝撃に陥ったチェ・ヨンギョンは父の死と関連する封印された記憶が現れて苦しんでいる。ショック状態であるチェ・ヨンギョンが近づいてくるダンプトラックを避けることができず危機に直面するや、ホ・イムはチェ・ヨンギョンを救うために本能的に飛び込んだ。往復の秘密である鍼筒がない中で、死の危機に直面したホ・イムとチェ・ヨンギョンの運命がどのように展開されるか、視聴者の好奇心が爆発している。『名不虚伝 』11話は、来る16日(土)夜9tvNで放送される。


キム・ソンウォン記者




『名不虚伝』が始まってから、ホ・イムを演じるナムギルさんに再び三度ほの字状態ですが、先週末の9話、10話を通して、ホ・イムが好きなのか、それを演じているキム・ナムギルが好きなのか、頭の中がホ・イムでいっぱいになっています。


とくに、黒化したホ・イムの表情は今までの作品ですら見たことがないほどに彼の閉ざされた心を表現していることに驚嘆しました。今日は、10話のカラオケシーンに触発されて、The Way DVDを鑑賞。やっぱ、いいですね、ウリナムギル。



ツイッターにもナムギルさんが登場。


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お久しぶりです。名不虚伝も殺人者の

記憶法もちゃんと観てくださったかと.. ふふ いつも

ありがとう そして 健康に 気をつけましょう!!


by omasa-beu | 2017-09-13 22:40 | 名不虚伝 | Comments(0)

tvN『名不虚伝』10話

パク会長宅へ向かう車の中。バックシートに座るホ・イムとパク会長の息子。


その少し前。ご子息を退院させないのはチェ・ヨンギョン医師だと携帯でパク会長に報告している黒服のひとり。何やら、指示を受けた様子。それを聞いたホ・イムは彼女に災難が起こらないようにと心にもない言葉を告げて先手を打ったように思われます。


「先に治療を受けるのはチェ先生の方だ。そんなに震えていて誰を治療するというのか」


チェ先生(ソンセン)ではなく、オ・ハラを真似てか、若者言葉のヨンギョンセム)と親し気に呼んでいたのが懐かしく思い出されます。


「おまえ、親父から一体いくらやると言われた? 金でなかったら車か、それとも、ビルディングでも買ってやると?」とホ・イムに毒づくヤク中の息子。パク会長宅に戻った後、自室へ連れて行かれる際にホ・イムと訳アリのアイコンタクト。


「病院へ連れて行くくらいなら、頼んだりはしない。一人息子を一生ヤク中の犯罪者として暮らさせるつもりはない。二度と俺の前に顔を出すな」とホ・イムの足元に金の包みらしきものを投げる会長。


財閥とは人間的にクズの代名詞みたいな描かれ方が多いですが、お金を持っている人、権力を持っている人、両方ともある人が絶対みたいな社会は真っ暗闇ですね。


ホ・イムのオフィステル。テーブルの上に無造作に置かれているVIP患者たちから高価な贈りものを空虚に見つめるホ・イム。ヤク中患者から受けた傷口を押さえながら、ヨンギョンが手を取るように教えてくれたカップ麺をその通りに用意するのですが、ハナ、トゥル、セッ、ネッ、タソッと数えるホ・イムの孤独感が伝わってくるようです。



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恵民署漢方医院の前、電信柱の陰にいるホ・イム。「会ったのに挨拶もしないんだから」とホ・イムの陰口をたたきながら医院から出てくるジェスクと聞かされているビョンギ。


ホ・イムに言われた言葉を反すうしながら屋台でひとりサイダーを飲み続けているヨンギョンの前に現れるジェスクとビョンギ。

「屋台なら焼酎でも飲みなさいよ」というジェスク。

「ヨンギョンは酒を飲まないのさ。いつ、どこで、どんな形で患者に出遭ってもいいように、バッグに救急道具を入れて持ち歩いているんだから。見習ったらどうだ?」

「この子は医者だし、わたしは違うでしょ」

「わたしに資格があるかな?」とヨンギョン。

「何ですって。資格のないのはボンタクでしょう。あんなに変われるもの?」

「元からそんなやつだったかい?」とビョンギ。

「元からそんな人じゃないわ」とヨンギョン。

ボンタクのことで、あれやこれやと言い合うビョンギとジェスクから焼酎を取り上げ、自分のグラスにつぐヨンギョン。


恵民署漢方医院の前から立ち去るホ・イム。急いで医院へやってきたコップンハルメのお仲間のハルモニとすれ違います。

「あんた、ボンタクやないか? ここにいたんかいな。ちょうど、あんたにお菓子を持って行く言うて出かけたコップン婆ちゃんが道で倒れてしもたんや」

「それはどこですか?」とコップンハルメを探し回るホ・イム。


路地の真ん中に仰向けに倒れているハルモニを発見。母さんと呼ぶ言葉が自然に出てくるホ・イムですが、ボンタクに持って行くと言っていたという丸いお菓子を掌に握りしめているのに気づき、申し訳なさでいっぱいになります。脈診をし、心臓が弱っているハルモニに鍼を打とうと無意識に腰へ手を持って行くものの、すでに、鍼筒は漢江の川底に沈んだまま。


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「誰かいないか。助けてくだされ」と泣きながら大声で助けを求めるホ・イム。携帯で救急車を呼んでみても、今いる場所がどこなのか説明すらできず、ただ、「すまなかった、すまなかった」とハルモニの身体をさする以外に術もない、まさに、子どもの頃、母を看取った頃に戻ったような状況です。


帰宅してきたヨンギョン。コップンハルメの診察にでかけるという祖父に代わり、「救急車を呼んでください」と言い置き、現場へ急ぎます。そこには、泣きながら助けを呼ぶホ・イムの姿。


心臓が弱っていると伝えるホ・イム。応急処置をとるヨンギョン。

「大丈夫か?」

「最悪の状況は脱したけど、病院で検査をしないと」

漢江の底で光を発する鍼筒。


シネ病院。コップンハルメの手術を終えたヨンギョン。祖父や友達のハルモニたちに「手術は成功したけど、不整脈があるようです」と説明。

「院長の孫がボンタクのオンマを助けたんやで」

「うちの孫は子どもの頃から人を救う才能があった」と自慢するヨ祖父。

辺りを見回し、ホ・イムを探すヨンギョン。


窓に向かって立ったまま、思いつめた表情のホ・イム。

「手術は成功よ。幸い、心臓にも異常はないし、23日で退院できるでしょう。例の患者はどうなった? 大丈夫なの? 話したと思うけど、あのままでは、あの患者、危険よ。できれば、早く病院へ連れて来て」

「もう、チェ先生の患者ではないはずだ」

「わたしが信頼できないなら、他の医者を紹介するから。肩の治療は早くした方がいいわよ」

「すまなかった。あの言葉がどれだけ傷つけるか、わかっていたのに」

「間違ってはいないから。あんなことが続いて、わたしも不安だった。大事な瞬間に患者を前にしたらどうするか。医者を続けられるのか。してもいいのか」

「今もハルモニを救ったではないか。あなたは立派な医者だし、これからもそのはずだ」

「あなたは戻ってくるはずよ」

「むしろ、恨んでくれた方が。死にかけの患者を放って金もうけに走った医者だと、背を向けてくれたらいい」

「背を向けたりしないわ。信じて待っているから。あなたがどんな人か知っているもの」

ポケットからキャンディを出しながら

「子どもの頃に父が亡くなったとき、どこかのおじさんがキャンディをくれたの。面白い形をしていたけど、なめたら気分がよくなった。それからは、落ち込んだり、元気を出したいときはキャンディを食べるの」とホ・イムの手に握らせるヨンギョン。

「キャンディは、そういうときに、あげるものよ」


どこかのおじさんとは、ホ・ジュンのことですね。もちろん、彼女は覚えていないのですが。


少し離れて二人の様子を見ているヨンギョンの祖父。


エレベータを降りるや、ヨ祖父に出くわすホ・イム。ヨ祖父の前では、一瞬で昔の彼に戻っています()。いつ金を返すのかと手を出すヨ祖父に「よく、自分とわかりましたね」と驚くホ・イム。ポケットに手を入れようとして痛む肩口をさすりながら「ひと違いですよ」


自分の診察室で傷の手当てをヨ祖父にしてもらうホ・イム。

「医者のくせに自分の身体の面倒も見られんとは。(周りを見まわしながら)ここで働くのは嬉しいか」

「はい、いいです」

「医者というのは、最初になんで医者になりたいと思ったか、その初心を忘れてはいかん。それはそうと、いつも持っていた鍼筒はどうしたんだ? コップンハルメの前で何もできずに泣いていたそうじゃないか」

「だれがそんなことを。泣いてなんか。あの鍼筒、捨ててしまいましたよ」

「偉くなったもんだ。医者が道具を捨てるとは。服装も何もかも変わってしまったから持つのが面倒になったのか。そうだ、ボンマンにご飯を作ってやらないと。きみも腹がすいたら、来ればいい」と急いで出て行くヨ祖父。立ちあがり、「お気をつけて」と礼をしながら微笑むホ・イム。ヨ祖父の前では全く変わっていないホ・イムにほっとします。


「あいつ、何を思って鍼筒を捨てたんだ? 捨てても捨てられはしまい」と、鍼筒の秘密を知っていそうな発言。


ホ・イムのオフィステル。「初心を忘れるな」と語ったヨ祖父の言葉を思い浮かべながら、子どもの頃、「うちの(亡くなった)母さんのような人たちを治したい」と鍼の師匠に語った初心を思い出します。ヨンギョンが手に握らせてくれたキャンディをひとつ口に含み、「背を向けたりはしない。信じて待っている」という彼女の言葉が胸にしみてくるホ・イムです。


シネ病院のコップンハルメの病室。ハルモニのためにお仲間が連れて来た子豚のボンシクが部屋中を走り回るので大騒ぎ。チョン看護師は苦手のようです(笑)。ヨンギョンから注意されて連れて帰らされます。


「ボンタクやないか? 母さんに会いに来たんかいな」と大声で話すお仲間さん。「忘れんと家に帰ってくるんやで、待ってるからな」


「ボンシクちゃん、気をつけて~」と手を振るホ・イム。


振り返ると、後ろにいるヨンギョンに驚きます。

「傷の治療はした? まだだったら、わたしがやってあげるけど」

「自分でやれるから。子どもじゃあるまいし」といいかっこするホ・イム。ヨ祖父に手当をしてもらったくせに。

「中に入れば。会いにきたんでしょう」

部屋の入り口からコップンハルメを見ながら微笑むホ・イム。その様子を見ているヨンギョン。



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オ・ハラからヨンギョンに着信。


セム(先生)、何してる?

注意事項、ちゃんと守ってる?

おじさんとは進展した?

薬はきちんと飲んでる?

二人、ケンカしたの?

おじさんがそう言ったの? わたしとケンカしたって?

やっぱ、そうだ。かまをかけたんだけど。

病院に来たらだめだよ。

来いと言われても行かないよ。


胸部外科の受付。

「チェ・ヨンギョン先生に必ず渡してください」とチョン看護師に袋を預けるジェハ。

「チェ先生はどこにいますか?」とホ・イム。

「こんなところで会うとは」

「全く」

「勤務時間にうろついていていいんですか?」

「ユ先生こそ、いいんですか」

「患者がキャンセルしてきたんですよ」

「代わりに私に予約を入れましたよ」と得意げなホ・イム。

「今晩、時間ありますか?」

「なぜに?」

「ホ先生が来てから会食をしてないので、今夜しようかと」

会食の意味がわからないホ・イムですが

「ホ先生の入局祝いだから、必ず来てください」

「わかりました」と会食というハングルを脳内で漢字に変換するホ・イム。

「会食とは何ぞや」と訊かれ、どう反応していいかわからないチョン看護師()


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『太陽の末裔』にも看護師役で出演していたソ・ジョンヨンさん。


エレベータ―内。

「ホ・ボンタクさんが海外ボランティアをしていたというのは虚偽のようです。チームに彼の名前はありません」という調査結果を思い起こすジェハ。

ホ・イムが閉まりかけるエレベータ―に乗り、背伸びをしてジェハと肩を並べます()

「無理に開けると怪我をしますよ」

「人が開けられない門がありますか?」

「入れない門もあります」

「だめとわかれば、また、出ればよい」

「そうなるでしょう」

「(携帯の着信音に)あー、ソーリー」とジェハに英語で()

「はい、院長。今、行きます」と聞こえよがしに話しをするホ・イム。


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ホ・イムが漢方病院に裏口から入局したことをエレベータ―のドアにたとえた両者の会話ですね。それにしても、身長184㎝のナムギルさんより背の高い俳優さんが次から次と出てくるんですから、こんな面白いシーンも生まれる訳ですね。


病院の車寄せ。

「パク会長の息子はきみに治療を続けてほしいそうだな。きみの鍼の実力は当事者が一番よくわかっているようだ。計画がおじゃんになるかと心配したが、ほんとうによかった。このことがうまく行けば、きみの将来は安泰だ」


会長を見送るホ・イムの姿を見ながら、「今夜7時。場所はメールで」と誰かと携帯で話しているジェハ。


シネ病院院長室。アン院長とファン教授。

パク会長の息子の治療記録抹消の依頼が来たが、もちろん、消してはいませんと院長に話す教授。


パク会長の息子の部屋。往診に訪れたホ・イム。

「これで鍼治療は終了です」

「まだ、終わってはいないじゃないですか。治療、受けてみます。やってみます」


回想。シネ病院からパク会長の息子を連れ戻す車内。車を止めさせ、車から息子を力づくで外に連れ出すホ・イム。止めに入る黒服2名。

「患者を助けたいなら、下がっていてください」

素直に引き下がる黒服たち。

「逃げたいなら逃げるがいい」と息子の襟元をつかみながら話すホ・イム。黒服に助けを求めるも、無視されるヤク中の息子。

「ひとりでは何もできないのか。一体いつまで、身も心も人の言いなりに生きるのか。会いたい人にも会えず、約束も守れず、過去を後悔しながら生きたいのか。クスリに頼っていたら、あとは死ぬだけだ。自分が生きる理由をよく考えてみよ」


ホ・イムの必死の説得を思い出し、「父を呼んでください」とホ・イムに頼む息子。


「愛する人も守れないんだ。ぼくを信じてくれ」と父親を説得する息子の声を聞きながら会長宅を辞すホ・イム。オ・ハラからの突然の電話に大喜びで駆けていきます。


共有させていただきます。



いつものカフェ。

「おじさ~ん、今日もイケてるじゃん」と手を振るオ・ハラ。

「スッチョセンをください」

「スッチョ?」

「ストローベリー チョコレート 生クリームケーキだよ。知らないの? もっとも、電話番号も知らないくらいだからね」

「わかっている、もう。それに、気分が落ち込んだときは甘いものが一番だ」とヨンギョンに言われたとおりを繰り返すホ・イム。

私はいいからと言いながら、ハラが差し出したケーキをパクリと口に入れるホ・イムがかわいい。


後ろにオ・ハラを乗せて自転車の練習をするナムギルさんの脚の長さがヤバすぎです。ハラになりたいシーン。


漢江を見降ろす場所に座っているホ・イムとオ・ハラ。

セルカで二人の写真を撮るハラですが、ホ・イムにその行為がわかるはずもなく。

ハラをじっと見つめるホ・イム。

「また、また、そんな風に見てる」

「きみを見てると思い出す子がいるんだ」

「だれ? おじさんの娘?」

「こら! 娘とはなんだ。まだ、若いんだ。そんなことは言うな」

「そしたら、誰なの」

「(遠くを見るような眼で)約束を守れなかった子がいる。(ハラの肩に手をかけ)元気に生きるんだよ」

「なによ。おじさん、ヨンギョン先生とケンカしたの?」

「ヨンギョン先生がそう言ったのか?」

「ふたりとも同じね」

「他に何か言ったか? 嫌いになったとか」

「おじさん、わたし、ほしいものがあるんだけど」

「質問には答えず、自分の言いたいことだけを言うとは、誰かと同じだ。言ってみなさい。おじさん、金持ちだ」


宝石店。

ハートの形をしたのを見せてください」

ハートがわからないホ・イムに、ハートは心臓であり、誰かを好きになったときにドキドキするから愛でもあると説明するハラ。

「数珠みたいだな」と手に取るホ・イム。

「この一番光っているのが私の心臓よ。きれいにラップしてください」


「これ、ヨンギョン先生に渡してください」

「なぜ、自分に買ったもんだろ」

「プレゼントよ。プレゼントも知らないの? 直進男さん、先に謝ってから、その気持ちを表すのがプレゼント」

「買ってくる」というホ・イムを押しとどめ、「これを渡して謝って。がんばってね」と走り去るハラ。

「そんなに走ってはだめだ」

「もう、大丈夫よ。わたしのハートのことも話しておいてね」


「心臓か」とヨンギョンと通りで初めて会った日のこと、朝鮮でヨンギョンの韓服姿を見たときのことを思い出すホ・イム。


バスの停留所。突然、心臓を押さえて苦しむオ・ハラ。


胸部外科にヨンギョンを訪ねてきたパク会長。息子の治療をよろしくと頼む。VIP病棟に入れというのに、言うことをきかないやつだ。一体、鍼でどんな治療をしてくれたんだ。


ヤク中の息子と会うヨンギョン。

「ホ・ボンタク先生からチェ・ヨンギョン先生の元へ行くように勧められたんです。立派な先生だからと」

「よく、来ましたね。全力を尽くします」


カラオケルーム。女性スタッフたちの歌を聴きながらルンルンのボンタクですが、それを冷ややかな目で見るジェハ。ボンタクが「母さん」と叫びながら歌った曲は、「칠갑산七甲山(チルガプサン)」という演歌のようです。ナムギルさんのファンミを思い出させられます。







夜間の回診中のヨンギョン。片足が不自由になった男性とその娘がベッドに並んで寝ているのを見て、娘がぬいぐるみを落としたことを思い出しています。


再び、カラオケルーム。お酒が飲めないのではなく、飲まないと言うホ・イム。漢方医として、脈を取ったり鍼を打つときに手が震えては困ると話すのを小ばかにしているようなジェハの眼つきです。1年前にボンタクが行ったことになっているカンボジアのボランティア活動の話を持ち出しますが、話を合わせるように嘘をつくホ・イムの気持ちを考えるとつらいですね。そこに現れる一人の男。


「友達ですが、彼もカンボジアに行ったので、ホ先生が喜んでくれるかと呼びました。そうだ、大学も同じはずですよ」とジェハ。

「初めて会うような気がするけど、ぼくをご存じで?」とジェハの友だち。


タイミングよく現れるマ院長。会食のカンパを渡し、その場の事情を聞くや、ホ・イムに助け舟を出します。


マ会長とジェハ。

「どういうことだ。おまえが何をしたのか、わかっているのか」

「おじいさんこそ、なにをしたかわかっているんですか。彼の身分を捏造したでしょう。新しいビジネスのためだと思いますが、医者としてやってはいけないことです」

「この歳で何の欲があるものか。おまえの将来のためだ」

「言い訳にぼくを利用しないでください」

「来月には終わる。それまでは、ボンタクに構うな」

「嫌だと言えば、ぼくも、親父のように陥れて追い出すつもりですか」

「なんでそれを」

「ぼくは親父とは違います」


シネ病院に救急搬送されてきたオ・ハラを迎えるヨンギョンたち。ヨンギョンへのプレゼントを持ってきて、その光景を目撃するホ・イム。


「私はあの子の友だちだ。静かにしているから」と手術室へ入ろうとするホ・イム。

「聞こえるか。手術に耐え抜くのは自分の意思だ」と叫ぶのです。


手術室。出血の原因がわからないままに出血を止めたものの、その直後、心停止を起こすハラ。


チョン看護師のお蔭で見学室から手術を見守っているホ・イム。心停止という言葉がわからず、チョン看護師から不審の眼で見られます。


「こんなこと、だめよ」と必死で救命措置を施すヨンギョンの脳裡に父と交通事故に遭ったときの記憶が蘇ります。結局、ハラの蘇生は叶わず、死亡宣告を行うヨンギョン。「15歳の女性患者、オ・ハラ、910917分死亡しました」

まさに、10話放送中の死ですね。


手術室の前。オ・ハラの両親に謝罪。手術は成功したが、直後に心停止を起こし、回復できずに死亡したと説明し、深々と頭を下げるヨンギョンです。


「あんた、手術が得意なんでしょう。中に入って、ハラを生き返らせて」と泣き叫ぶハラの母親。「ハラ、ママが悪かった」


詰所でひとりになったヨンギョンは生前のハラとの会話を思い返しながら泣き続けるばかり。ドアの向こうではじっと彼女の悲しみを共有しているホ・イム。ほんとは、彼女を抱きしめてあげたかったことでしょう。


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病院の玄関の外でひそかにヨンギョンを待つホ・イムにマ院長から着電。

「ファン会長がゴルフで腰を痛めたので治療をしてほしいそうだ。きみの将来にも役に立つ人物だ。5分ほどで到着する」

「いえ、行けません。大切な患者がいますから」


いつも携帯していた救急道具をゴミ箱に捨てるヨンギョン。


恵民署漢方医院に帰宅。

「今日は早かったな。ご飯は食べたのか?」とヨ祖父。

「これまで、わたしが憎かったでしょう。息子を死なせた孫を育てるのは大変だったでしょう。そんな子が人を救いたいとか、医大に進学したいとか、お笑い草よね。だからなのね、人の生死が気になったのは。そんなこととも知らず、立派な医者になろうなんて」

「キョンイ、違う、そうじゃないんだ。聞きなさい」


出て行くヨンギョン。追ってきたホ・イム。

「そちらの言った通りよ。わたしに医者の資格があるかと。だから、助けなくちゃいけない患者も救えなかったのよ、わたしが」

「待ってくれ。話がある」

そのまま出て行くヨンギョン。


医院の外。車で来るジェハ。

「どこでもいいから連れて行って」といつもと違う様子のヨンギョン。


「因果だ。わしのせいで、ヨンギョンが」とヨ祖父。


祖父とケンカしていた父とバイクでチキンを食べに行く途中、ヨンギョンが落としたぬいぐるみを父が取りに行ってくれたことで大型バスと衝突し、亡くなったことをすべて思い出したのです。


祖父と父のケンカの原因とは何だったのでしょうか。


「車を止めて... 降ろして」とヨンギョン。


タクシーでジェハの車をつけてきていたホ・イム。彼を引き留めるジェハ。ヨンギョンは放心状態で大通りの真ん中へ出て行きますが、そこにやって来た一台のダンプトラック。衝突直前、ホ・イムに抱き抱えられます。


ダンプの正面にホ・イムの身体が激突しているように見えましたが、タイムスリップの鍵となる鍼筒が手元にないまま、次の行方は次回までお預けです。



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ホ・イムが元の姿を取り戻しつつあるのは嬉しいことですが、オ・ハラが亡くなり、父の死の真相を思い出した失意のヨンギョンを救えるのは、今度はホ・イムであってほしいです。


写真の出処は、『名不虚伝』FB、あるいは、動画キャプチャです。


by omasa-beu | 2017-09-13 02:23 | 名不虚伝 | Comments(4)

[記事]tvN『名不虚伝』10話 [親切なレビュー]

[親切なレビュー]『名不虚伝』キム・ナムギル、キム・アジュンのために身を投ずる...視聴率6.5%を記録


キム・ヨンジン記者|記事の承認 2017. 09. 11. 08:20


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http://www.asiatoday.co.kr/view.php?key=20170911000816116



『名不虚伝』キム・ナムギルとキム・アジュンが胸の震えるエンディングを作り上げた。


10日放送されたtvN土日ドラマ『名不虚伝』ではホ・イム(キム・ナムギル)がダンプトラックに轢かれる危機に直面したチェ・ヨンギョン(キム・アジュン)を救うために飛び込んだ。オ・ハラ(ノ・ジョンウィ)の死とチェ・ヨンギョンの封印された記憶が明らかになった中、息詰まる衝撃のエンディングが緊張感を急上昇させた。


この日の放送でホ・イムは恵民署漢方医院を訪れたが路地に倒れたコップンハルモニ(キム・ヨンオク)を発見した。常に持ち歩いていた鍼筒がなく、切なく助けを求めるとき、チェ・ヨンギョンの応急処置で命を救うことができた。ホ・イムは救急治療室の前での自分のひどい言葉を謝罪し、チェ・ヨンギョンは「背を向けないで横にいてあげるし、待ってあげる」と信頼を送った。ホ・イムは変わらずVIP患者を診療していたが、チェ・ヨンギョンとチェ・チョンスル(ユン・ジュサン)のおかげで、初心を失わなかった。


朝鮮で傷を負ったことで黒化していたホ・イムが本来の姿に戻ってくる間、チェ・ヨンギョンに暗い影が垂れ始めた。チェ・ヨンギョンはオ・ハラ(ノ・ジョンウィ)の突然の死に衝撃を受けた。これに加えて、父を死亡させた交通事故が自分のせいであったことを記憶することになった。苦しんでいるチェ・ヨンギョンの姿を見たホ・イムはVIP患者の治療を振り切って後を追った。チェ・ヨンギョンは、ホ・イムとジェハ(ユミンギュ)がもめている間に大きな通りを歩いて行き、やって来るトラックを避けることができなかった。ホ・イムは危機の瞬間、本能的にチェ・ヨンギョンに飛びつき、かばって抱きかかえた。


『名不虚伝』10話は大きな事件が相次ぎ、息詰まる展開を見せた。これに加えて絶体絶命の危機に陥ったホ・イムとチェ・ヨンギョンの姿を描いたエンディングは緊張感の絶頂に達した。特に、朝鮮往復の鍵である鍼筒を持っていない状況で、「死即生(사즉생)」が再び発現することができるかどうか、視聴者は気をもんでいる。ホ・イムもまた、調査を開始したユ・ジェハが身分ロンダリングを洗い出し、ホ・イムの周辺に罠を掘って危機感が高まっているのは同じことだ。


ホ・イムは医員として受けた傷を患者との関係を通して解きながら一歩進んだ姿を見せた。薬物中毒に陥ったパク会長の息子に吐き出した「一体いつまで他人の手に身も心も捕らえられて生きるのだ? 会いたい人も、守るべき約束も奪われたまま、取り返しのつかない時間を後悔と恨みの中で生きたいのか?」という忠告は自分自身に投げかけた質問でもあった。倒れたコップンハルモニ(キム・ヨンオク)のそばで亡くなった母を思いながら嗚咽し、オ・ハラの手術室の前では、「自ら生きようとするきみの心が重要だ。闘うのだ」と絶叫した。黒化したが、母親同様、不憫にも死んでいくような人を救うために医員になることを夢見ていた初心はまだホ・イムの中に生きていた。


ホ・イムとチェ・ヨンギョンの関係の変化も予測不可能である。黒化したホ・イムに向かって「背を向けないで待っていてあげる」という気持ちを伝えたチェ・ヨンギョンだが、人生を揺るがす衝撃事件と真実の前では、医師の道を放棄するほどに揺れている。今度は、チェ・ヨンギョンの傷をホ・イムが慰められるか、より深く切なくなった感情線が二人のロマンスに期待感を一層引き上げる。


この日放送された『名不虚伝』は、平均視聴率6.5%(ニールセンコリア、有料のプラットフォーム基準、以下同じ)、最高視聴率7.3%まで記録し、自己最高を更新した。


by omasa-beu | 2017-09-11 18:06 | 名不虚伝 | Comments(2)
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♪ ♪ Kim Nam Gil Forever ♪ ♪  韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』公開中!!


by omasa-beu
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