おまさぼう春夏秋冬

omasabeu.exblog.jp ブログトップ | ログイン

カテゴリ:Gil-Story( 124 )

Gilstory 漢陽都城オーディオガイド全区間公開

先月、漢陽都城オーディオガイドの全区間が完成したというお知らせがGilstoryに掲載されていましたが、ようやく、すでに公開されていた1編のほか、未公開だった2編~5編がGilstory「道を読んでくれる男」のサイトに公開されました。ハートファンディングのキャンペーン参加者にはすでにメールで送られていたかと思いますが、今回は、どなたでも、アクセスしてお聴きになれます。


f0020564_13415013.jpg


日本語訳を眼で追いながら、ナムギルさんの音声ガイドで全コースをシミュレーションしてきました。イヤフォンで聴くのがいいですね。あたかも、ナムギルさんの韓国語が聴き取れているような錯覚に陥ったり、ときには、隣で一緒に歩いてくれているような妄想に浸ったり(笑)。何度か出てくる、城郭や門の一部が日帝強占期に撤去されたという記述には複雑な思いが交錯しますが、歴史は歴史として受け止めていくほかはありません。ただ、その歴史が、出来るだけ真実に近いことを願うものです。


この時期、漢陽都城の紅葉のなかを歩きたい思いにかられますが、まだ万全ではない私の脚では無理なようです。当分は、オーディオガイドを楽しむだけですが、よろしければ、同伴者として、みなさまもご一緒にいかがでしょうか。


ログインしなくても、お聴きになれます。


http://roadstory.gil-story.com/index_k.php



f0020564_13435728.jpg
右上のKECJのJを選べば、日本語訳でお読みになれます。

f0020564_13461255.jpg
'Seoul City Wall' が漢陽都城のことです。


f0020564_13474009.jpg
f0020564_13475547.jpg

以上の写真は、Gilstoryからキャプチャさせていただきました。



by omasa-beu | 2017-11-08 13:51 | Gil-Story | Comments(8)

[記事]キム・ナムギル Gilstory 関連インタビュー

記事の内容に目新しいものはないかも知れませんが、写真が秋らしくて素敵なので(昨年のものですが)、お借りしてきました。Gilstory関連記事は、漢陽都城トークコンサート以来、久しぶりです。


[クォン・ヒョクジェ写真専門記者のBehindBeyond] 温かい世界を作る道を探し求める男


【中央日報】入力2017.10.14 01:00


クォン・ヒョクジェ記者


http://news.joins.com/article/22011126


f0020564_13542649.jpg
温かい世界を作る道を探し求める男



キム・ナムギル、彼は俳優だ。


彼は最近放送を終了したドラマ『名不虚伝』の主人公だった。


そのドラマで見せてくれた演技力を好評する記事が連日登場したりもした。


その記事のおかげで、昨年彼に会った記憶がよみがえった。


ところが、珍しくも俳優としてのインタビューではなかった。


文化芸術NGO「ギルストーリー」の代表としてのインタビューが出会った理由だった。


取材記者が写真撮影を依頼して聞かせてもらった話はこうだった。


「「ギルストーリー」の仕事はソウルの路地と漢陽都城の城郭路を紹介する


動画と音声ガイドなどを製作することです。


そして、それをホームページ(gil-story.com)にアップして誰もが見られるようにします。


いわゆる「道物語:道を読んでくれる男」プロジェクトが主な事業なんです。


非営利民間団体です。キム・ナムギルさんはそこの代表であり、大部分


直接、出演していますし、ナレーションで参加しています」


彼にインタビューする核心となる要旨が「道を読んでくれる人、キム・ナムギル」という話だった。


約束の場所はトサン(島山)公園だった。


写真から撮らねばならない状況だった。


前もって到着して写真を撮る場所を見て回りながら先に到着した広報担当に会った。


彼女が聞かせてくれた話はこうだった。


「私どもは公式指定後援団体ではありません。


今はほとんどキム代表個人のお金で運営されています。


元々、「ギルストーリー」ではインタビューをほとんどしないので、今回はなぜか分からないですね」


その言葉を聞いてキム・ナムギルという人自体が気になった。


あえて自分のお金をかけて、このようなことをする理由が知りたくなった。


さらに、彼女がほのめかしたところによると、キム代表がこれまで使った費用は想像を超えていた。


少なからず驚いているときに彼が到着した。


トサン公園をひと回りして写真を撮った。


実際、写真だけを撮って他の取材場所に移動しなければならない状況だった。


しかし、足取りが途切れなかった。


ちょっとでも彼の話を聞かねばならないと思えた。


無理やり、聞き覚えで会話を始めた。


NGOの代表をする理由は何ですか?」


f0020564_13551205.jpg
温かい世界を作る道を探し求める男



「元々は、よいことをするのに否定的な考えが多かったんです。


自分の家族が飢えているのに他人を助けるのは語弊があるように見えました。


2010年、インドネシアの災害救助現場を訪れました。


ボランティア活動の撮影が見せかけだけのイベントのようでした。すごく喧嘩しました。


そのPDが言いました。これを通して、他の人が参加することができる


機会になると言ったんです。放送されて反応に驚きました。


俳優の影響について再び考えるきっかけとなりました」


そして、「ギルストーリー」を始めることになった理由を説明した。


「路地が好きなんです。都市なり、その国の情緒を路地で感じることができるのです。


どのように暮らしているか、生きてきたのかが見えます。


温かい心を引き出せる出発点として路地を考えました」


取材記者がやりがいを感じているかと尋ねた。


「索漠とした中でも風が通る風の道があるし、このような道に出会うと


まさにこれだという気持ちがしますね。このように道から慰労を得た人々が


メールやメッセージで確認をしてくれます。そういうとき、胸がいっぱいになります」


その日、彼が言った言葉の中にひときわ心に響く言葉があった。


「「文化芸術が貧困を救済することはできないが、慰労することはできる」という文章を読んだことがあります。


誇張したり、強圧的に強制せずに、自然に表現したいです。


「ギルストーリー」が志向する価値は「皆がともに豊かに暮らせる温かい世の中」です」


キム・ナムギル、彼が「道を読んでくれる男」として、道の上に立つ理由だった。


クォン・ヒョクジェ写真専門記者


by omasa-beu | 2017-10-16 14:01 | Gil-Story | Comments(4)

漢陽都城トークコンサートの動画公開



繰り返し観られるのが嬉しいです。

一枚だけ、ナムギルさんの笑顔をいただきました。
f0020564_12410016.jpg
直接行ってご覧になってくださいね。



by omasa-beu | 2017-07-06 12:42 | Gil-Story | Comments(2)

「Road Story 道の物語」 Renewal Open!

7月1日の漢陽都城トークコンサートを前に、Road Storyのサイトがきれいにお色直しされて見やすくなりました。ナムギルさんが録音された漢陽都城のガイドをゆっくり聴きたいところですが、『ROAD SHOW THE WAY』DVD発売記念上映会開催のお知らせがあったりして、それでなくとも、盛りだくさんのこの夏、ナムギルさんとともに歩くどころか、ついて行くのがやっとになりそうです。でも、シアワセ!!



[道の話:道を読んでくれる男]サイトRENEWAL OPEN


nameTeamGILSTORY date2017-06-2919:49:33


こんにちは?Team GILSTORYです。


2014年から始まった「道の話:道を読んでくれる男」キャンペーンサイトは、本日、新しい姿でオープンしました。

北村(プッチョン)、城北(ソンボク)、済州(チェジュ)、ソウル漢陽都城(ハニャントソン)まで、これまで歩んできた道を一か所で見ることができるオンラインプラットフォームです。


オーディオガイド、ビデオガイド、フォトガイド、エッセイなど、様々なコンテンツで、私たちが立っている、そして、歩いている道を読んでくれています。


共に道を歩いて出会った人々の世の中に生きる話を分かち合いたいです。

その道を共にしてくれてありがとうございます。


※道の物語サイトのショートカットhttp://roadstory.gil-story.com


※韓国語、英語、日本語、中国語の4カ国語でサービスします。


http://gil-story.com/bbs_detail.php?bbs_num=112&tb=board_news&id=&pg=1


https://www.facebook.com/team.gilstory/?ref=ts&fref=ts


by omasa-beu | 2017-06-29 23:03 | Gil-Story | Comments(0)

漢陽都城トークコンサートの案内

直接参加はできないですが、LIVE中継を観られるといいですね。視聴方法は下記の案内を参考にしてください。


f0020564_22532131.jpg
キム・ナムギルとともにする
漢陽都城トークコンサート
道を探しながら


http://gil-story.com/bbs_detail.php?bbs_num=111&tb=board_news&id=&pg=1


[漢陽都城トークコンサート]を開催します! *イベントのご案内*


nameTeam GILSTORY date2017-06-28 20:39:02



こんにちは。 Team GILSTORYです。


71日(土)午後430分、「私たちが作る文化遺産、漢陽都城」Daumストーリーファンディングに「漢陽都城トークコンサート」リワードとして、後援してくださった後援者の皆さまを迎えて「漢陽都城トークコンサート」を開催します。


長年、漢陽都城の道に続いてきた私たちの情緒と文化、そして、ともに道を歩いて出会った人々の世の中に生きる話を分かち合います。


「漢陽都城トークコンサート」はカカオTVで生中継の予定なので、ご一緒してくださるよう願います。


[漢陽都城トークコンサート_トークゲスト]


■キム・ナムギル:俳優/ギルストーリー代表

■ノ・ジュソク:社団法人ソウル市文化研究院院長/ソウル漢陽都城の世界遺産登録推進委員会委員

■チェ・ソンムン:アーティスト/ 「一日を書く」企画&作家、「今日をお願い」著者、漢陽都城オーディオガイド著者

■クォン・ギボン:作家、歴史旅行家/ 「再び、ソウルを歩く」著者、YTNラジオ クォン・ギボンの「歩きながら、考えながら」進行

■チャン・スジョン:ソウルKYC都城道案内代表/ソウルKYC都城道案内(4期)活動家

■司会。パク・キョンリム(MC


[漢陽都城トークコンサート_行事案内]

■日時:71日(土)午後430分〜540分(70分)

■場所:@プラットフォームチャンドン61レッドボックス(ソウル市ドボン区マドゥル路11キル74

■入場時間:71日(土)午後410分から入場

■入場方法:午後350分から会場入口、レセプションデスクで招待者リストを使って名前と携帯電話番号、後援者参加時に使用したDAUM IDを確認し、座席札を配布いたします。

■アクセス方法

•地下鉄4号線チャンドン駅1番出口(徒歩1分)

•駐車場はチャンドン駅乗り換え駐車場をご利用願います。


カカオTV 生中継視聴方法(71日(土)午後430分)

DAUMメイン画面「カカオTV」をクリック→「キム・ナムギル 」、「ギルストーリー 」検索

•スマートフォンで「カカオTVライブ(KakaoTV Live)」アプリをインストールし、ご利用いただけます。

•ギルストーリーチャンネルショートカット: https://goo.gl/4ctbiP


私たちが作る文化遺産、漢陽都城」Daumストーリーファンディングの「漢陽都城トークコンサート」リワードとして後援してくださった後援者の中、参加確認メールを送ってくださった方には、メールで招待メールを送信しました。当日、受付で名前と携帯電話番号、後援者参加時に使用したDAUM IDを確認した後、座席札を受け取り、ご入場願います。


※問い合わせ:ギルストーリー  team.gilstory@gil-story.com


写真、案内文ともに、Gilstoryからお借りしました。


by omasa-beu | 2017-06-28 23:01 | Gil-Story | Comments(2)

Gilstory ― 漢陽都城トークコンサート

昨年秋、漢陽都城を歩くためのオーディオガイドと地図を作成するための後援金募集がDaum Storyfundingで行われていましたが、そのリウォードのひとつである「漢陽都城トークコンサート」が、7月1日、下記のとおり、開催される模様です。(「私たちが作る文化遺産、漢陽都城」パーティ欄にて告知)


https://storyfunding.daum.net/project/8613/party/235115


韓国以外の居住者で後援金を送られた方は、最初からリウォード対象外になっていますが、トークコンサートに登場するナムギルさんをギルストーリーでレポしてほしいですね。


なお、開催場所のプラットフォームチャンドン61は、KONESTさまでも紹介されています。

https://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=16880



というわけで、下記の日本語訳は、ご参考までに。


파티(パーティ)


創作者 ギルストーリー

2017.06.09 23:00


お元気ですか? ギルストーリーです。

71日(土)「漢陽都城トークコンサート」を開催する予定で、5万ウォンのリウォードに参加された方々に出席の可否を確認する案内メールを送信しましたので確認をお願いいたします。


■イベント:キム・ナムギルと共にする「漢陽都城トークコンサート」

■日時:201771日(土)午後4時〜

■場所:プラットフォームチャンドン61 [レッドボックス]

http://www.platform61.kr/ ソウル市ドボン区マドゥル路11キル74

■内容:ソウル漢陽都城の歴史、文化、そして、私たちの話


5万ウォンの「漢陽都城トークコンサート」リワードに参加されたすべての後援者様を最大限に招待するため、参加が可能な方たちを先に確認して招待者を決定する予定です。後援者様の参加の可否を、614日(水)まで下記のメール宛、関連情報と一緒に送ってください。


下記の情報は、後援に参加するとき、ダウムのストーリーファンディングページに入力されたデータベース上に情報が欠落していたり​​、未記入だった方がおられ、データベース上に書き込まれた情報と比較確認のための要請いたします。


後援者様返信情報:後援者確認の際に必要な情報です。

1)後援者名(ストーリーファンディングに参加されたDaumID):

2)後援者ニックネーム(ストーリーファンディングに参加されたDaumのニックネーム):

3)後援金:

4)電子メール(ストーリーファンディングに参加されたDaumのメール):

5)実名:

6)携帯電話番号:

7)住所:

送信先のメールアドレス:team.gilstory@gil-story.com


さらに、5万ウォン以上の「度量が大きい後援」をされた方は、リワードは受けないと入力されているのでメールが送られていませんが、参加をご希望のスポンサーの皆さんは、上記の情報をメールで送信してくだされば、最大限、席を準備してみます。

614日までに送ってくださった後援者様の情報とDaumストーリーファンディングのデータベース上の情報を比較確認し、招待メールを再度お送りする予定です。ストーリーファンディング管理システムからメールを送信するため、後援者参加の際に使用したメールをご確認願います。


by omasa-beu | 2017-06-13 00:30 | Gil-Story | Comments(5)

Gil Story 更新「キム・ナムギルの娯楽室」

f0020564_21212438.jpg
©GILSTORY Photo by Namgil Kim


진정한 용서


대부분의 사람들은

나에게 잘못한 이에게 마음을 푸는

용서라고 생각합니다.


작가면서 신부였던 헨리 나우웬은

용서를 다른 관점에서 이야기합니다.


"용서란 모든 필요와 욕구를

상대방이 채워 주지 않더라도

지속적으로 받아주는 자세를 말한다.

나도 다른 사람들의 필요를 전부 채워 주지

못하는 것에 용서를 구해야 한다.

우리가 서로 하나님이 아닌 것을 용서해야 한다."


- '오늘을 부탁해(최성문 )' 중에서


ほんとうの許し


ほとんどの人々は

自分に過ちを冒した人へ気持ちを和らげることを

許しと考えます。


作家であり、神父だったヘンリ・ナウエン(Henri Nouwen)

許しを別の観点から語っています。


「許しとは、自分のあらゆる必要性や欲求を

相手がすべて満たしてくれなくても

持続的に受け入れてくれる姿勢をいう。

ぼくも他の人の必要を全部満たしてあげられない

ことに許しを求めねばならない。

ぼくたちが互いに神ではないことを許さねばならない」


-「今日をお願い(チェ・ソンムン著)」の中から



今月は、久しぶりに「キム・ナムギルの娯楽室」が更新されています。文章は、ギルストーリーのプロボノのお一人、放送作家チェ・ソンムンさんの著書からの引用です。昨年11月に出版されたばかりですが、ナムギルさんは著者から寄贈されてお読みになったのかも知れません。チェ・ソンムンさんの文章は、Creative LabFacebookでも読むことができます。


http://creativelab.gil-story.com/

https://www.facebook.com/artdreamlab/


更新は嬉しいですが、やはり、ナムギルさん自身の文章をお願いしたいものです。いつも思うことですが、ファンの欲望に際限はないですね。


by omasa-beu | 2017-02-02 21:27 | Gil-Story | Comments(4)

キム・ナムギルと漢陽都城10人10色 Ep.10(終)日本語訳

先日来、映画『パンドラ』のニュースを追いかける日々が続き、「漢陽都城1010色」の日本語訳は久しぶりになってしまいました。ナムギルさんの漢陽都城をめぐる随想は今回が最後になります。彼の眼と心を通して触れてきた漢陽都城は私にとっても懐かしい存在になっています。ただ、現実にスンソン(城めぐり)道を歩ける日が来るという確信を持てないのが今はすごく残念です。


いよいよ、今年も残り一日。元旦の抱負としてあげていた「歩く」が裏目に出たのか、9月十五夜のウォーキング以来、思うように歩き回れない日々が続いています。そして、まだ、リハビリ中の身。年々、回復が遅くなるのは仕方のないことかも知れません。でも、膝以外は健康ですし、食欲も人1.5倍(笑)。来年もネットの世界でお眼にかかれるのをナムギルさんとともに楽しみにお待ちしています。


本年も当ブログをご訪問いただき、ほんとうに有難うございました。熊本大地震をはじめ、世界中で災害の多かった2016年でした。でも、こうして、好きなひと、好きなことを語れる仕合わせにあらためて感謝しています。みなさま、どうか、よき年をお迎えくださいませ。


f0020564_12422918.jpg

©Gilstory


キム・ナムギル、未来につながる

漢陽都城の告白


2016.11.15 by 김남길キム・ナムギル)


https://storyfunding.daum.net/episode/14574


むかしむかし、歩くこと一つが呆れるほどにすごい少女がウォンジュ(原州)に住んでいた。一日中、庭の前を歩きながら、片手で本を持ち、四書三経をすらすらと暗唱した非凡な少女。元々、生まれた時から体が弱く、家にばかりいたので、父の書斎の本を一、二冊ずつ抜いて見る楽しさに退屈な時間を慰めたりしていた。


本の中に描かれた閨房の外の世界は少女「クムウォン(錦園)」を自由にした


そのため、自分が住むこの田舎の村がさらに小さく感じられ、家の外、その向こうの世界を見たいという熱望は、年々、広がるばかりだった。何より謙斎チョン・ソンの山水画帖に出てくる金剛山の美しい絶景、太白山脈から続く漢陽都城の風景を心の中に入れたかった。


刹那の瞬間でもその風景の中の一部として残ることができれば、それだけでも今生の意味があると考えていた。漢陽でも直接行ったことのある人が稀に見るものとした金剛山の絶景と四季折々その姿が異なる漢陽都城。その城の門の中へ入るまでをいつも想像した。


毎日のように新しい物語が生まれる漢陽都城のその果てのない話の中に歩いて入り、都城の真ん中を流れる清渓川に沿って路地のあちこちをのんびりと歩き回るという想像。もし誰の助けがなくても、自分の両足で漢陽都城まで歩いて行ければどんなによかろうか。


結局、その久しい夢を少女は実際に成し遂げる。自分が暮らす村の外に抜け出ることも珍しかったその時代、今やまさに十四歳になった陰暦春三月、頭を童子のように結って旅に出る。男装をしたまま、堤川、義林池を経て、金剛山、関東八景、雪岳山、そして、漢陽まで向かう道。そうやって、漢陽都城に着くまで、少女は歩き、また歩いた。


多くの山山を越え、その間、谷の小川に沿ったり逆らったり、下りたり上がったりを繰り返しながら出合った風景の数々を.. 少女とともに旅をしたかのように描いてみる。


ついに、その苦労の末にたどり着いた漢陽都城の門の前で少女は何を考えたのだろうか。つい感激して何の思いも出なかったかもしれない。あるいは、自分が考えてきたよりも漢陽都城というのがあまり特別なものがなくて失望したかも知れない。それとも、ただ、胸がいっぱいになっていたかも..


ただ、自分の力で、両の脚で正直に城の外をあまねく歩いて漢陽都城の中に入って来たのだから、どれだけすごいことか。そして、この好奇心旺盛な少女は城の内外に開かれている市場の見物を逃す訳がなかったろう。市場こそ、世の中の万物が集まる別天地ではないのか。


本が好きだった少女は清渓川廣通橋周辺に集まる策士(冊肆)や本屋(貰冊店)も見て回っただろう。この一瞬のために今まで文を習ってきたのだと自分で感心しながら..


小娘が文を学ぶことほどむなしいこともなかった時代だったので、現実には叶わない夢がただ未練として残り、胸が痛くなる日々が多いだろうということを少女もよく知っていた。


自分の両脚で漢陽都城を踏む瞬間が少女の人生には大きな支えとなったのだろう。


はや、クムウォンは雲従街(ウンジョンガ)の中心部にある鐘楼に向かう。漢陽都城に行ってきた人々が話していた市場の真ん中に、漢陽都城の大門を開いたり閉じたりする時を知らせる大きな鐘。今、彼女が立っている場所が都の真ん中だった。


さて、鐘楼の両側に六ヵ所の大店の六矣廛(ユギジョン)があるので、見どころや食べ物が一杯あるはずだ。その時からは、ひたすら口笛を吹きながら、足の向くまま手順なしにあちこちの通りを歩き回った。


通り過ぎる通行人の袖を引っ張りながら、いつのまにか物の値段の駆け引きをしている客引きたちも見える。空き地にござを広げ、通り過ぎる人々を大泣きさせる語り手にも出会った。少女もひとしきりその前の場所に座って話を聞いた。


遠くから五、六頭の仔馬が近づいてくる。紅顔の妓生たちが派手な装飾品をほどこした鞍の上に座って騒がしく過ぎていった。その込み合う道の真ん中で、そのまま時間が止まってしまったかのように、周囲の人々が本来よりも非常にゆっくりと見える。短い夢から覚めたように、その瞬間、少女は、そう遠くもない、自分の未来を考えていたのだろうか。


今回のこの旅で変わるものは何もなかった


母親のように妓生になったり、あるいは誰かの奥さんになって閨房の中で生きていくのだ。自ら選択することも、行きたいからと朝鮮を抜け出てさらに遠い旅はできないはずだ。


結局は、定められた女の人生に戻らねばならない。故郷に帰って荷物を解き、まげをほどいて、端正なチョゴリを身につけ、与えられたもの以外はわき目も振らずに生きなければならない。それでも、自分だけはずっと人生を記録するのだと、その名前が入った紀行文を書くのだと、心の中で繰り返す。


その後、彼女は故郷に戻り妓生となったが、クダン(?)の学者、キム・ドクフイの妾となって数十年が経った後、その時の行路を描いた「ホドンソラク記(湖東西洛記)」を脱稿した。漢陽都城の風景を自分の声で残したキム・グムウォン(金錦園、1817〜?)は、そうやって、実際に城の外から城の中へと向かった旅の道を文章に書き表した。


一つの的に命中する矢のように流れた時間


その本が雲従街(ウンジョンガ)の本屋に置かれたときから再び数百年が過ぎた。しかし、人生が尽きる間、悲しみは短く、喜びは長かった。だからその幸運に感謝するしかないという昔の人たちの毎日の告白を漢陽都城は現在の僕にまで語っている。


そのためだろうか。漢陽都城の道を黙って歩いていると、もう、すべて過ぎ去ってしまった普通の日々を想像することになる。まるで今この前の人生が実際に存在するとすれば、その少女の人生がすなわち僕の時間だったように一つ一つ描いてみるようになる。


そうやって、眼に見えても捕えられない昔の時間を開いて見られるのは二度の人生を生きることのように非現実的だが、今、漢陽都城に沿って歩く僕にはこんな夢のような事がよく起こる。


神秘な気運が土の中の深いところから噴き出てくるこの昔からの道


今はこの道の上で自分さえ理解できなかった自分に共感し、今後、次第に理解できるという自信が生じる。歩いても歩いても決して満たされそうもなかったすでに過ぎ去った時間への不信と来たるものに対する不安を慰めてくれているようだ。


そのように懐の深い漢陽都城は寛大にそのすべての異邦人たちに親しく応じてくれる。ただ以前に気持ちを分かち合ったその時その人たちのように懐かしさを募らせて僕をさらに切なく迎えてくれる。


そして、僕たち皆がたちまち漢陽都城の久しい友人となる。もう昔からここを通ってきたように情が移り、體城(注:城郭の胴体)の内と外を繰り返しぶらつきながら親しげに眺めてみる。


その温かい視線を精一杯楽しむ僕たちの漢陽都城。これからも温かく、優しく漢陽都城をなだめて見てくれるように、そうして、今、僕たち皆の愛で投影しとげた漢陽都城が未来につながるように願う。今日も漢陽都城に沿って歩きながら、この切ない夢が決して色あせないようにということだ。


by キム・ナムギル


「下に紹介する映像は、<ギルストーリー: ソウル漢陽都城1010色プロジェクト>の市民参加者、キム・ジンスクさんが直接撮影した映像で『漢陽都城は〇〇だ』をテーマに制作されました」


上記、写真と映像はこちらをご覧ください。




by omasa-beu | 2016-12-30 12:43 | Gil-Story | Comments(10)

漢陽都城10人10色 エピソード09 日本語訳

今日の午後は、映画『パンドラ』のプレミアム試写会ですね。日本語字幕で観られるのが魅力。まして、鑑賞直後のナムギルさんとの出会いは格別ですね。ご参加のみなさま、胸いっぱいのすてきな時間をお過ごしください。


さて、『パンドラ』で多忙なナムギルさんを追いかけているうち、「漢陽都城1010色 エピソード」が8話でストップしてしまっていました。最初に言い訳しますが、今回の文章も難しくて、「ナムギルさん、海外のファンのことも考えて、もう少し、わかりやすい文章をお願いします」とお願いしたいくらいです(笑)


(お詫び)下記の文章ですが、文字フォントの大きさや種類が統一されないで表示されたりするので、見にくくて、すみません。管理画面では同じようにしているのですが、新しい管理画面になってから訳がわからなくて、困ったもんです。


f0020564_13023366.jpg
©Gilstory


キム・ナムギル、立ち止まらなかった

漢陽都城のように


2016.11.08 by 김남길 (キム・ナムギル)


https://storyfunding.daum.net/episode/14296


土の道を踏みしめる両足ですべての道がつながっていたとき、謙斎チョン・ソン(注: 1676 - 1759年)は朝鮮八道を流浪しながら峰を越え、野原や川辺に映る空を収めた山水画を好んで描いた。そして、漢陽都城は彼の絵のところどころに重要な背景として登場する。


それもそのはず、彼が愛した秀麗な自然の姿は、いかなる違和感もなく城壁を通して続く。あたかも眼に入る最初の風景のときめきをしっかり留めておくように健在であり、山の稜線と川の流れ、天と地の中に流れる彼だけのリズムを表現する


彼にとって漢陽都城を描写することは、すなわち、山水画を描くことだった。


仮に画幅に描かれる道がいずれかの区域に限定されても、漢陽都城を描いた彼の絵は両側につながる城壁と城門、そのアーチ(型の門)の中に入ると見える風景を想像させる。


謙斎チョン・ソンの絵の中の風景に屏風のように登場する漢陽都城は時間を重ねるごとに自ら深まり広がる。そして、自ら道を拡張させる。


車輪が付いた乗り物が登場する前までの道はいつも限られていたし、ほとんどの人々は、自分が生まれた場所やその周辺だけをしばらくの間行き来して暮らした。その限られた移動範囲内で、豊かな地図を描くことができたのは、おそらく旅の者たちが伝えてくる話を通してだったのだろうか。


一生の間、八道の勝景を探して絶えず旅をした謙斎チョン・ソンの物語


周囲が黄金色に染まっていくとき、腰を一度たりとも伸ばす暇もなかった一日を終えて屋根の下に家族が帰ってくる。もはや、灯りを一つつけておき、散らばっていた家族が、三々五々、ひと部屋に集まると溢れ出るまさにその物語..


親しい知人、あるいは親戚が、または、隣や向かいの知り合いが村の外に抜け出し、変化に富んだ山勢や天気をかきわけ、渓谷の合間の林道を渡った。すでに日が暮れて月が出ると、渓谷のすき間に身体をもぐり込ませるのだが、ちょうど、その一帯に陣を張っていた猟師に出あい、野ウサギの肉も相伴させてもらい、その人が語ってくれる向こうの村の話も伝え聞く。


そうするうちに、いつの間にか、話は遠くまで広がって、様々な伝説と朝鮮八道の噂で枝を伸ばして行くうち、二人とも睡眠につく。そして、日が昇ると、いそしんで旅に出る。そうして、情の厚いどこかの農夫の家に泊まることになり、主人が整えた膳で、その村の使道までが逃げてしまった幽霊の話を聞くことになる。


世の中、幽霊がどこにいるのかと、皆、作り話のいたずらだと大言壮語したが、訳もなく、亭主がこしらえた膳の前でほてった顔を隠すことができない。大の男が面目丸つぶれと、まるで気まずく過ごす数日。今はもう、再び漢陽都城から旅に出る時間である。


チャンスン(注: 村の守り神の像)の前まで見送りに出てきた主人の家の子供は、科挙の試験を受けた帰り道に再び立ち寄って城めぐり壮挙の話を必ず聞かせてくれと、眼を輝かせながら彼の襟をつかむ。この間、情が移ったのか、なぜか名残惜しく、親しく子供の手を握ってやった。


今度、城めぐりの壮挙をするときは、漢陽都城の風景を詳しく話してあげようと約束する


そうやって漢陽まで向かう道、多くの両班たちは田畑を売って数年を勉強しても、天の星摘み(注: 実現困難なこと)のごとく難しかった科挙試験を受けるため当代の数多くの青雲たちが越えて漢陽に向かう道。


あれほど曲がりくねった山を越え河を渡り、その遠い未知の場所に自分だけの切実な願いを込めて向かった漢陽都城のあらゆる旅客を考えてみる。道を行く間、それぞれの事情にさらに乗じられるまた別の話を仕込んで向かってみると、あの遠くに見える漢陽都城の城門の前でおのずと歓呼の声を挙げただろう。


そのときは、どれほど胸がいっぱいになったろうか?その一帯を巡察する巡邏軍(注: スンラクン。治安や防犯を担った人々)にでも出会ったなら、喜ばしく挨拶もして、これまでの苦労した事情を訴えただろう。ついに、漢陽を目の前にした感激、その歓喜の瞬間、まさに、その折に湧きだした感興を抱いて城めぐりを開始したのだ。


あるゆる願いを込めて丹念に歩いた城めぐりの道


礎だけが残った城門で、そして門は残っているが、都心の真ん中に囲まれたように寂しい風景の前で懸命に想像しながら、自分なりに昔話を頭の中に描いてみる。タバコをくわえた虎がゆっくりと話してくれるように、漢陽都城に行くまでに立ち寄ってきたあらゆる道の行路を話に込めて、心の中に書き連ねる。


そうして、自分だけの漢陽都城の話を作り上げながら、過去にこの場所を通って行った人々をありのままに感じてみる。あたかも、今、僕の前で生きて呼吸をする人のようにだ。


今こそ、その気になれば到達可能な漢陽都城だが、朝鮮時代には、今とは違い、行きたいと思って、その誰でもが簡単に手の届く道ではなかったのだ。当時、漢陽都城の中に住んでいた人たちも、その近辺と言える城底十里まで行くにも大きな勇気が必要だったのだから..


どれほどに感激しただろうか


あらかじめ見当すらできない、その遠くて険しい道を回りまわって漢陽都城の城門近くであることを知らせる巡邏軍に出会うとき、城門のアーチの中を通過するときは嬉しかったはずだ。城門の間に開かれる城の中の道。漢陽の風景ももの珍しかっただろう。


その頃は、ちょっと城門を開閉する時間を逃すと、都城の中に入ることさえできなかった。今は彰義門の案内所区間の季節別開放時間だけを注意すれば、漢陽都城を出入りするのは自由ではないか。案内(?)、その当時の人々よりも、漢陽都城の夜景を心ゆくまで享受することができるから幸いだ。


塀を越えたりしなくても城壁に映る星の夜の風景を限りなく見ることができる。その頃よりも風景は不完全であり、漢陽都城上に広がる無数の星を一つ一つ数えるのは難しくても、そのまま新たな趣を見せてくれる漢陽都城に僕たちはいつでも会うことができる。


昔とは大きく違ってきたが、今の僕たちにもそれなりの有利な面がある。


だから、まだ、そこにいてくれて有難いと夜が明けるまで漢陽都城に話しかけてみたい。世界のどこを旅しても、漢陽都城ほど特別ではないのだと言ってあげたい。そして、心ゆくまで何度も告白したい。



漢陽都城の風景の中に込められた

ソウルは深い


キム・ナムギル


「下に紹介する映像は、<ギルストーリー: ソウル漢陽都城1010色プロジェクト>の市民参加者、パク・クォンさんが直接撮影した映像で『流れ』をテーマに制作されました」


写真と映像は、↓でご覧くださいませ。

https://storyfunding.daum.net/episode/14296


「ぼくたちが作る文化遺産、漢陽都城11話」は↓です。



キム・ナムギル、粛靖門(スクチョンムン)から

その後も久しい間


by omasa-beu | 2016-12-04 13:13 | Gil-Story | Comments(5)

Gilstory FB 更新

12월이 시작되는 오늘,
반가운 뉴스로 아침을 시작해요!
우리가 찾는 길, 그 길을 걸으며
이 길에서 만난 사람들과 오래오래
다정한 마음을 나눌 수 있기 바라요~
길스토리의 '길이야기: 길을 읽어주는 남자'
문화예술 캠페인은 이후로도 계속됩니다~

12月が始まる今日、
嬉しいニュースで朝を始めよう!
私たちが探す道、その道を歩めば
この道で出会う人々と久しく
やさしい想いを分かち合うことができるよう願います~
ギルストーリーの「道の物語: 道を読むひと」
文化芸術キャンペーンは今後も続けられます~

というわけで、その「嬉しいニュース」とは次のギルストーリー代表としてのナムギルさんの記事です。

골목길・성곽길...140개 이야기로 풀어 읽어주는 배우
路地・城郭の道...140話の物語を展開し読んでくれる俳優


今、全文を訳す余裕がないのですが、ほぼ、代表として今までに表明してきた考えと変わりはないようです。
目新しいものとしては、先のクラウドファンディングで集まった後援金は1900万ウォン余となっていますから、ここには、海外からの後援金も含まれているように思われます。また、毎月、32,000人ほどがHPを訪問しているようですから、これも嬉しい話です。

f0020564_12224360.jpg

最後に、Vogue TV のナムギルさんです。

では、みなさま、元気で楽しい12月を!
건강하시고 즐거운 12월을 보내세요!
Have a healthy and happy December!


by omasa-beu | 2016-12-01 12:34 | Gil-Story | Comments(3)
line

♪ ♪ Kim Nam Gil Forever ♪ ♪  韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆ドラマ『名不虚伝(ミョンブルホジョン)』11/17からMNETにて放送開始!!


by omasa-beu
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30