橋下府知事の大阪
2008年 06月 07日
橋下知事がいくら財政再建をお題目のように唱えても、職員の多くは、大阪府が夕張市のような財政再建団体に陥り、その結果、大幅な人件費カットや人員削減が実施されることなぞ考えてもいないのではないか。身分が保証されているから公務員になったとうそぶく者もいるだろう。
たしかに、「こんな時給で・・・」とパートの仕事ですら常々ぼやいていた私だから、もし、大阪府職員であったなら「私が何をやったっていうのよ!」とブーブーわめいている姿が目に浮かぶ。
しかし、自分自身の過失でなくても仕事を失うことは世間ではよくあることだし、一旦仕事を失えば、一部の能力のある人たちをのぞけば、元の給料どころか、新卒並の給与すら期待できないのが現実である。かりに多少給与が下っても、仕事ができるのがどれだけ有難いことか。もっとも、これは再就職活動で苦渋を味わって初めて感じることだから、警察官や教員を含めた大阪府の全職員に納得してもらうのは非常に困難なことかも知れない。
もひとつ、職員の給与をカットするなら、府議会でだるそうに質問していた府議会議員の報酬もカットすべきである。財政悪化の責任があるのは、むしろ議員の方でしょう。大阪府だけの問題ではないですけどね。
大阪府がらみで言えば、最近、顔が前知事の某太田女史に似ていると言われました(苦笑)。