おまさぼう春夏秋冬

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日韓合作映画『初雪の恋~ヴァージン・スノー』

京都とソウルを舞台にしたラブ・ストーリー。キム・ミン(イ・ジュンギ)は陶芸家である父親の仕事の都合で京都にやってきた韓国の高校生。神社で出会った巫女姿の七重(宮﨑あおい)に好意を抱く。七重はミンが転校した高校に通っていた。

親しくなった二人は互いの国の言葉を学び、ミンは興味のなかった陶芸を父に習う。清水焼にならい、ミンが作ったやきものに絵の好きな七重が絵付けするという約束のためだ。この初々しさは、私が韓国ドラマを見るきっかけになったTVドラマ「friends」を思い起こさせる。

祇園祭の宵山デートのあと、突然姿を消す七重。ショックで帰国するミン。2年後、日韓交流イベントの絵画展で入賞した七重はソウルを訪れ、偶然、ミンに再会する。

思い出のおみくじや直指庵の思い出ノート、七重の描いた絵、七重がミンにあげたお守りなどが効果的に使われ、ソウルの徳寿宮(トクスグン)の石畳の道でのラストシーンには泣かされてしまった。映画の前半、活発で勉強きらいなミンの性格を表現するためか、劇画チックな描写に笑わせられるが、終盤は運命的な恋物語にもってゆくあたり、やはり、韓国テーストである。

ミンが父親にタメ口をきいているのが一般的でないような気がしたが、微笑ましい親子関係として描かれており、自由奔放なミンの性格を裏付けているように思われる。

ミン役のイ・ジュンギ(이준기)は韓国の大ヒット映画『王の男(왕의 남자)』という時代劇で女形の芸人を演じ、突如トップスターとなった俳優。確かに、艶かしい女形の芸には驚いたが、私はミンの方が好き。元気のない七重を指人形でミンが励ますシーンはハン・サンヒ監督が『王の男』を意識していたりして(笑)。ジュンギくんは日韓共同制作のドラマ『Star's Echo~あなたに逢いたくて~』の端役でデビューしたが、友人のなかには目ざとく注目した人がいたほどだった。

東京出身である宮﨑あおいの京言葉に安心して観られた。おかしなイントネーションで話された日にはドラマそのものが嘘に思えるからだ。エキゾチックに響く韓国語の発音もきれいに聞こえたし、音感がいいのかもしれない。

ミンが京都の街で何度か遭遇する坊さん(松尾諭)が狂言回しの役割を演じていて面白い。

南禅寺三門での雨宿り、嵯峨野の竹林で交わす指切り、ボートに乗った嵐山、知恩院の段々下での待ち合わせ、祇園祭の宵山など、二人を彩る京都の様々な風景が見慣れた眼にもとても新鮮に映る。映画館のロビーにはロケ地マップなるものが掲示されていたし、京都好きには嬉しい映画だと思う。地元の私にも心に残る作品だった。
by omasa-beu | 2007-05-24 02:17 | 韓国ドラマ/映画・韓国語 | Comments(0)
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♪ ♪ Kim Nam Gil Forever ♪ ♪  韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』公開中!!


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