MNET『名不虚伝(ミョンブルホジョン)』8話 

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』にイ・ガンスの会社の後輩チャ代理役で出演しているキム・ジョンヒョンさんからキム・ナムギルさんと映画『奇妙な家族』にコーヒー茶のプレゼントです。同じ所属事務所のご縁ですが、ナムギルさんの代わりにマネージャーのイ・ジョンソクさんの認証ショットがインスタグラムで見られます。映画のクランクアップもそろそろかと思うのですが、そのあとのファンミの告知を期待しています。



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キム・ナムギル先輩と『奇妙な家族』を応援します!

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寒い折、心温まり、力が湧く応援

キム・ジョンヒョン俳優がキム・ナムギル俳優と映画『奇妙な家族』の

現場におやつ車を贈ったというお知らせです



さて、8話。倭軍の将軍の治療を拒んだり、賤民の子どもの手当てをしようとするヨンギョンを止めようとしたホ・イムでしたが、なぜ、彼がそういう行動に出たのか。


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「医者の道理と善意が、あとで、むしろ害を及ぼすことがある」と語ったホ・イム。


彼の過去の体験からその真意をチェ・ヨンギョンが知ることになる8話です。



倭軍の将軍沙也加を演じている武田裕光さんはよしもとクリエイティブ・エイジェンシー所属の大阪出身の俳優さんです。映画『空と風と星の詩人~尹東柱の生涯~』にも看守長の役で出演されていたようですが、気づきませんでした。その他、いろいろと韓国映画に出演されています。本作では台詞も多いですが、韓国語がお上手です。


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ホ・イムとホ・ジュンの再会。ヨンギョンとホ・ジュンの再会が盛り込まれ、400年の時を超越したストーリーが展開されますが、何と言っても、8話のハイライトはエンディングでしょう。


怒りと悲しみを抑え、自身を低めて、身体の奥底から血を吐くような思いでトゥチルの命乞いをするホ・イム。地を這い、頭を土にたたきつけて懇願を繰り返す姿。彼の眼から滴り落ちる涙とBGMの美しくも悲しい旋律がさらに胸を締め付ける情景です。



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『名不虚伝』製作陣ビハインドコメントによると


8부는 정말 현장에서도 숨죽이고 눈물터지고 난리났었소 임이 경이 두칠이 딱새 병판 모든 본체들이 연기를 살벌하게 하니.... 해떨어질때부터 해뜰때까지 체력 방전되며 찍은 최고의 씬이라 생각하오

8話はほんとうに現場でも息を殺し、涙をあふれさせて大変だった。イム、キョン、トゥチル、タクセ、兵判すべての俳優たちが演技を殺伐とさせて... 日が落ちてから日が昇るまで、体力を放電しながら撮影した最高のシーンと考えている


まさに、ホ・イムの演技に圧倒されたエンディングでした。



最後に、韓服を着たキム・ナムギルさんがあまりに素敵なので、いっぱい、キャプチャしてしまいました。


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8話の韓国語

今回は、朝鮮での呼称を中心に整理しておきましょう。韓国ドラマを観ていると、現代ものでも、役職で呼ばれるのが好きな国民性がわかります。日本的に苗字に(ッシ)をつけて呼ぶのは失礼にあたるのはよく言われることです。しかし、김사장님(キムサジャンニム・キム社長)、 이과장님(イクァジャンニム・イ課長)、 허선생님(ホソンセンニム・ホ先生)など、役職をつけるとOKなんですよね。たとえば、「キムッシ」という言い方はだめですが、このドラマでは、ホームレスのおじさんたちはヨンギョン祖父からそういう呼び方をされています。それは、彼らの置かれている立場を奇しくも表しているように感じます。


나리(ナーリ)

よく聞きますね。一般的に「だんな」というニュアンスで呼んでいるように思えます。ネイバー日本語辞典による「自分より身分の高い者に対する尊称」というのが分かりやすいです。


영감(ヨンガム)

ホ・イムはホ・ジュンを「ヨンガム」と呼んでいます。上記日本語辞典には「正三品と従二品の官吏を称した語」と書かれていますが、一般的に身分の高い人に対する敬称。現代のドラマでは、老妻が夫のことを「うちのヨンガムが」と言っていたりします。ナムギルさんのことを韓国のファンが「ヨンガム」と呼んでいたような気がします。


어르신(オルシン)

年配の方を呼ぶときの敬称。ホ・イムはヨンギョン祖父を「オルシン」と呼んでいます。日本語字幕は「ご老公」。ご老公と言うと、どうしても水戸黄門が頭に浮かんできますが(笑)、「おじいさん」や「ご老人」は適当ではないし、こういう呼称を日本語に置き換えるのは難しいですね。私なら、「先生」か「師匠」か、そのあたりにするかな。ホ・イムは、朝鮮で出会った子どもの祖父らしき人にも「オルシン」と呼んでいました。この場合は、「おじいさん」でいいかも知れません。


대감(テガム)

大監。ホ・イムは兵判(刑曹判書・ピョンジョパンソ)を大監と呼んでいます。ネイバー日本語辞書によると、「朝鮮朝時代, 正二品以上の官員に対する尊称、あるいは、大臣·長官の地位にある官吏に対する一般的な尊称」とあります。兵判(ピョオンパン)は法や刑罰を司る官庁の長官ですから、大監と呼ばれるんですね。


, 아어

兄、弟。トゥチル兄弟が互いを「ソン」「アオ」と呼んでいます。上のハングル表記は違うかも知れませんので、ご了解ください。私の持っている小学館朝鮮語辞書にも載っていないし、ネットでも見つけられないんですが、『名不虚伝』を最初に韓国の放送で観たとき、トゥチル兄弟のどちらが兄か弟か、呼び方だけではわかりませんでした。8話では、兄のタクセがトゥチルを「アオヤ~」と呼んでいます。字幕は「トゥチル」となっているので、兄弟関係がわかりません。他のエピソードでは、コップンハルメもボンタクとボンシクの関係についてこの言葉を使っていたように思いますから、地方や年配の人たちは今も使っているのかも知れません。



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韓国語の解釈について、間違い、勘違いはご容赦ください。ご指摘いただければ訂正いたします。


写真は、FacebooktvN토일드라마(土日ドラマ)、『名不虚伝』naver postから拝借、あるいは、youtube (tvNDrama)からキャプチャさせていただきました。


8話のあらすじはこちら↓。日本語字幕で観てみると、聞き違いしている箇所がありますが、そのままにしています。どうか、ご容赦ください。

http://omasabeu.exblog.jp/28123744/


Commented by kurikuri at 2017-12-17 20:06 x
おまさぼうさま こんばんは
8話は涙のシーンで終わりましたが、今回はじわじわと最後に迫ってくる話の展開にどこからかわからないほど涙が溢れてきました。マッケを助けにいくというところ「この地で唯一私を信頼してくれる者だ」ホイムの孤独な心に触れ(ジアン、ピダム、イス)じわっと。2年前のマッケとホイムの過去に涙。そしてクライマックスで涙。それにしてもマッケ役の女優さん存在感あります。特に母親を殺されて復讐に燃える眼の力、ここは母親を治療するホイムのナムギルさんの演技と重なりまるで映画のよう。またどこかで共演して欲しいです。牢でホジュンとの対話も映画さながらの迫力あるシーンでした。この回は何と言ってもナムギルさんの美しさが際だっていました。二十歳のホイムの美しいこと、水色と藍色の韓服を品よく着こなせる人はこの方だけです。(もうペン目線です)
Commented by omasa-beu at 2017-12-18 00:10
kurikuriさま、こんばんは。

コメントをありがとうございます。
ナムギルさんは、もっとかっこつけてもいいのにと思うくらい、かっこよく見せようとは決してしない俳優さんですが、やはり、素敵な姿を出来るだけ観たいのがファン心理というものですよね。もちろん、コミカルな演技も好きですけど、私、次は、もっと正統派ラブストーリーを演じてほしいという気がしています。いつも思いますが、ファンの望みは際限がないですね。

このドラマ、おっしゃるとおり、俳優さんたちの演技だけでなく、映像と音楽が素晴らしいし、もっともっと多くの人に観てほしいです。
Commented by ホタル at 2017-12-18 02:22 x
おまさぼう様こんばんは、8話のアップありがとうございます。何度見ても涙が溢れてきますね。叩頭して命乞いする屈辱に耐えたのは二度と踏まぬと心に刻んでいた轍を踏んでしまったことに対する自身への憤り、その中であってもトゥチルだけは助けたいとの思いゆえでしょう。納屋?へと連れられていくホ・イムの心に去来するのは癒しようのない哀しみ、諦念、絶望感でしょうか。憐れでなりませんが、その後のホ・イムの方が哀しいです。
スターとしてではなく、一俳優として演技し、ビジュアルに囚われないナムギル氏の姿勢が私はとても好きなのですが、主役であってもその姿勢が変わらないのは本当に演じることがお好きだからだと思いますし、舞台俳優として俳優人生を始められたことも一因かもしれませんね。ご自分が引き立つよりもドラマや映画全体の出来を重視していらっしゃるのが素晴らしいです。
Commented by omasa-beu at 2017-12-18 12:36
ホタルさま、こんにちは。

こちらこそ、コメントをありがとうございます。『赤と黒』がNHKで放送された頃とつい較べてしまうのですが、このドラマに対する反響が少ないので、コメントをいただくのがほんとうに嬉しいです。スカパーの放送なのでご覧になれる方が多くないのが非常に残念です。

8話は他のエピソード同様、あまりに何回も観過ぎてているので、最初に韓国の放送で観たときほどのインパクトはないですが~それだけに、私の感想もどこか上っ面で書いていてもいやになります~、最初にネットで観た時のエンディングの長かったこと。まさに、朝鮮でのホ・イムに同化して観たのを思い出します。
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by omasa-beu | 2017-12-17 13:25 | 名不虚伝(ミョンブルホジョン) | Comments(4)

終活しなくちゃと思いながら毎日をだらしなく送っている団塊の世代です。写真は、ドラマ『子連れ狼』(北大路欣也さん版)の大五郎(小林翼さん)。私の癒しです。スカパー「時代劇専門チャンネル」のTV画面から撮影。問題でしたらお知らせください。


by omasa-beu
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