桜の下で思うことは②~Road Show~
2016年 04月 06日
キム・ナムギルさんの”Road Show”では、ファン参加のコーナーがありました。ファンのお悩みをナムギル先生に相談するというものです。前もってファンクラブにお悩みを送られたファンの中から、舞浜と大阪、各3名のお悩みが選ばれ、そのひとつひとつに、ナムギルさんが懇切丁寧に応じていました。ファンに対して誠実であろうとする姿勢にお喋り好きが加わり、興味深く聴かせてもらいました。話し始めると長い。きっと説教されると長いんだろうな。でも、説教でも何でも聴きます。
私自身は、自分の悩みが選ばれるのがいやという自意識過剰のため(当たるつもりでいるのが怖い!)応募はしませんでしたが、基本的に、ファン参加のコーナーは要らないと思っています。
それより、一曲でも多く歌を聴かせてもらえる方が嬉しい。でも、それは、ナムギルさんに負担を強いることにもなるし、難しいところです。ご本人も、「ぼくは歌手ではなく、俳優です」と冗談っぽく言ってましたしね。それに、やはり、こういうコーナーを楽しみにしているファンもいるでしょう。座席の問題もそうですけど、全員を満足させることは出来ない相談です。
とはいえ、今回のお悩み相談コーナーはびっくりぽん!でした。なんとギル友のHさまが舞浜の一番手に選ばれたのです。ギル友が選ばれるのは嬉しいことに違いないですが、彼女は2年前の大阪公演でもスポットライトを浴び、15分DVDにも収録されている方です。ナム福と言えばいいのかしら。すごい運の持ち主です。こんなこともあるので、ファン参加なんて不要と言いきれないものもありますね。どっちやねん!という声は聞こえないことにします。
賀茂川右岸を南下し、葵橋を渡って下鴨神社へ。ここは、たぶん、子どもの頃に来て以来ですから、初めても同じ。奥に見えている楼門前の桜は葉桜に変わっていました。
参道の入り口あたりにある河合神社は美麗の神さま。美人水と呼ばれるカリン茶は下鴨神社で収穫されるカリンと御神水で作られたドリンク。さっぱりして美味しかったですよ。カリンは若々しい肌を作る効果ありですから、明日の朝が楽しみですが、相変わらずの夜更かしでは無理でしょう(笑)
下鴨神社から出町まで出たついでに、ふたばで大福を買って帰ろうと思ったら、火曜は定休。そこで、思い立って訪れたのが、同志社大学のキャンパスに設置されている韓国の詩人、尹東柱(ユン・ドンジュ)さんの詩碑です。出町からは歩いて5分。
尹東柱さんは同志社大学英文科に留学中の1943年7月、独立運動の嫌疑で逮捕され、その後、敗戦の半年前に福岡刑務所で獄死します。まだ、27歳という若さでした(詩集『空と風と星と詩』岩波文庫より)。
尹東柱さんの有名な序詩
韓国ドラマ『アングリ―ママ』1話では、塾の講師役、チ・ヒョヌさんが教室でこの詩を読むシーンがありました。ナムギルさんが、みなさんに詩を紹介したいと言った時、もしかして、この詩?と思ったのですが、違ってました。
上記の詩集から引用させていただきます。
죽는 날까지 하늘을 우러러
チュンヌン ナルカジ ハヌルル ウロロ
死ぬ 日まで 天を 仰ぎ
한점 부끄럼이 없기를,
ハンチョム プックロミ オプキル
一点の 恥入ることも ないことを、
잎새에 이는 바람에도
イプセエ イヌン パラメド
葉あいに おきる 風にさえ
나는 괴로워했다.
ナヌン クェロウォヘッタ
私は 思い煩った。
별을 노래하는 마음으로
ピョルル ノレハヌン マウムロ
星を 歌う 心で
모든 죽어가는 것을 사랑해야지
モドゥン チュゴガヌン ゴスル サランヘヤジ
すべての 絶え入るものを いとおしまねば
그리고 나한테 주어진 길을
クリゴ ナアンテ チュオジン キルル
そして 私に 与えられた道を
걸어가야겠다.
コロガヤゲッタ
歩いていかねば。
오늘밤에도 별이 바람에 스치운다.
オヌルパメド ピョリ パラメ スジウンダ
今夜も 星が 風に かすれて泣いている。
尹東柱さんが24歳の頃の詩です。
※日本語訳はいろいろと出ているようですが、上記文庫本の編訳者、金時鐘さんの翻訳をお借りしました。
※片仮名のルビはご参考までにです。
※英語訳は恐れ多いのでパスさせていただきます。
尹東柱さんの詩碑の右側には、やはり、同志社大学英文科に留学していた鄭芝溶(チョン・ジヨン)さんの詩碑が建っていました。年齢的には尹東柱さんの先輩にあたる方です。
同志社大学今出川キャンパスのメインストリートには新入生を勧誘するサークルの出店がいっぱい。まるで、学園祭のような賑わいでしたが、この二つの詩碑の周りは静寂が漂っていました。
ナム福、光栄です!
急に名前を呼ばれたわりには、さして緊張もせず「ナムギルが私を見ている」「こんな事は二度とない(起こったけど)、ギルの視線をしっかり感じよう」と只々嬉しい気持ちで数分間が過ぎます。
ところが、帰って来てからその数分間を思い出すと、顔から火が出そうなくらい恥ずかしくなってくるのです。
どれ程幸運な時間だったのか、、、。
あまりの幸運を考えれば考える程、気持ちが
動揺して「夢だったのかもしれない、、、。」「いや、たしかにギルの視線をうけた、、、。」などと言う想いで、今頃心臓がバクバクしてしまうのです。
こうやって文章にしていても、ドキドキしてきます。
おまさぼうさまが、ソウルでギルとハグされた時はいかがでしたか?!
鴨川沿いでも、歩いた記憶のないところ。道といえば、「哲学の道」が有名ですね(他府県の者にとって)
詩のご紹介やら、ファンミレポやら、盛りだくさんの内容なのに、いちばん食いついてしまったのは、お休みだった「ふたばの豆餅」、ああ食べたい(笑)
ええ、公演の後にお訊きしたときも、あまり緊張しなかったとおっしゃっていました。それにしても、ナム福をお持ちですから、二度あることは三度ある。素敵なことは何度起こってもいいですよね。
その後、娘ちゃんにはお話されたのかしら。どういう反応だったのか、ちょっと知りたいです(笑)
ナムギルさんと私のハグ~~~くっーーー、こうして書くだけでも嘘みたいですね。ステージから降りた瞬間、ギル友さまたちから「匂いはした?」などの質問攻めにあったような覚えはありますが(苦笑)。
更新時間・・・ほんと、そうですね。大体、次の日に早起きする必要がない限りは夜はいつまでも寝ないという悪癖。だめですね、だらしなくて(涙)
京都はどこに行ってももう人がいっぱいです。昨日は平日なのに、桜見物の人がぞろぞろ。シャッターチャンスを待ってばかりでした。最近は、うちの下町のような界隈でも欧米の方たちをよく見かけますよ。この前は、すれ違った男性に無意識に会釈してしまったら、「こんにちは」と日本語で返してくれました。知らない日本人や近くの国の人なら知らん顔するのに、いやだ、わたし!と、めちゃ自己嫌悪でした(苦笑)
サハラさんは花より団子ですね(笑)。ふたばは、うちの姑のような妹が小豆に眼がないのでゴマをすろうと思ったのですが、豆餅はこしあんでしょう。うちはつぶあん派なんです。
尹東柱さんの詩は別記事にしようと思ったんですけど、礼拝堂の桜の風景が素敵だったので、つい、ごった煮のような記事になったしまいました。
高山は、桜はまだ蕾ですが、お天気がよかったので、午前中から ウロウロ歩きまわっていました。
私の場合、ほとんど同じコースですが、京都はルートが多すぎて迷ってしまいますね ♪( ´▽`)
このコース、御一緒させていだだきたかった^ - ^
尹東柱さんの詩碑も ‼️
文中の、길을 にも、妙にテンションあがってしまいます(笑)
先日書いた、八木重吉さん
ギルさんを好きになった時、字はちがいますが、吉 に反応してました(笑)
八木さんも、キリスト教者でしたね。
ちなみに 私は無宗教ですが^^;
わたしも、今日はいつもの散歩ルートのひとつをぶらぶら。観光地でも何でもない場所にも素晴らしい桜キルがあったりするのでこの時期の歩きは楽しいです。
ほんと、すみれちゃんと一緒に歩いたら、どんなに楽しいかしら。ナムギル妄想トークも盛り上がることでしょう。わたし、ふだんは、友だちに声をかけるよりもひとり歩きが好きだけど、ギル友は別枠という気がします。あ、他の友だちに読まれたらまずいな、これ。でも、彼らは読んでないと思うからいいか、笑
同志社に立ち寄る気は全然なかったんだけど、出町辺りで疲れてきちゃって、街中に出られなくなったおかげでした。尹東柱さんの詩碑、いい場所に建立されていてよかった。警備のおじさんも親切に場所を教えてくれました。
初コメントさせていただきます。(^^;;
いつも、どの記事も、角から角まで読ませて
いただいてます。
m(_ _)m♡
ご自分を飾ることなく、
素直に、心の奥底の深〜いところが、
とても温かいおまさぼうさまを
尊敬します。
毎回書いていらっしゃる内容は、
全て一言一言、納得し
感銘を受けている私です。
(*^^*)♡
また、お会いしてお話させて頂ける事を
楽しみにさせて頂きます。
今後ともよろしくお願いします。
inmyon
gil-veot-tonmanさま? 二つ名をお持ちでしたか(笑)
コメントをありがとうございます。初コメでした?
オモオモ、過分なお言葉、恐縮です。
そんな風に言っていただくような人間ではないことは、自分自身が一番わかっていますけど、年々歳々、わがまま度は増すばかりのような気がしています。
inmyonさんこそ、私がいい加減なことを言っても、笑って受け止めてくださるし、すごく人間ができておられると思いますよ。やはり、周りの方たちから愛されている方だけが持つオーラがあります。
みな、それぞれに長所も短所も持ち合わせていますけど、ギルペン同士、これからも楽しくお付き合いできればいいですね。