ある日どこかで

「お礼状、書いてくれへんか」と部屋に入ってきた母。
「ああ、めんどくさ」と思いながら、振り返ると、母の右腕がマヒしているのでびっくり。あわててその腕にふれたところで眼が覚めた。母の腕の感触は、14年前の生前と同じだった。覚えている自分に二度びっくり。

夢は割と見る方だけれど、覚えている場合もあれば、覚えていない場合もある。キム・ナムギルの夢も数回見ている。目覚めてからも仕合せと感じたことが一度あった。彼が私の腕をつかんで引きよせたのだ。それは、昨年6月のソウルファンミよりも前の夢。とすると、今から思うと、あの夢は予知夢だったのか。

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『ある日どこかで』というアメリカ映画がある。原題は、Somewhere in time

ある女性の肖像画に恋した主人公はタイムスリップして彼女に会いに行く。いったんは成功するものの、結末はどうしようもない切なさに胸が締め付けられる。時空を超えての恋は夢にも似ているが、現実でないようでいてリアルさがある。しかし、この世のことなど、みな、「いつか、どこかで」かも知れないと思うと、この先の人生も生きていけるという気がする。根拠なき楽観さである。

韓国で公開された時のタイトルは、『사랑의 은하수(サランエ ウナス)』。『愛の天の川』という意味。エンディングを思わせるタイトルだ。原題を韓国語に直訳すると『언젠가 어딘가에서(オンジェンガ オディンガエソ)』だろうか。

ジョン・バリーのテーマ曲やラフマニノフの「パガニーニのラプソディー」がいつまでも脳裡に残る大好きな映画である。
Commented by すみれ at 2014-01-28 21:48 x
この映画、ラフマニノフの曲も印象的で、よく憶えてます(*^^*)
夢での感触、さっきまで ここにいたんじゃない ?と感じる夢・・
不思議です そして懐かしくて嬉しい(*^^*)
Commented by おまさぼう at 2014-01-28 23:46 x
夢に過ぎないんだけど、されど夢ですね☆
Commented by ツッキ― at 2014-01-28 23:54 x
おまさぼう様


おヒゲなしギル様に“チョンワ~ン!”と思っていたら、今日の「クムスン」には泣かされました。お母さんとの親子のシーンには、必ず涙しちゃいます。“賢くて優しい私の息子”の遺影には切なくなります。

素のギル様はピダムでもあり、お母様にとっては可愛いチョンワンなんでしょうね。

ギル様は、玉三郎様のように、女形のお化粧さえ映えそうなお顔立ち。様々に化けられる最強の素材であるということは、面白い役者だともいえますよね。


甘くてロマンチックな「第18変奏」が流れる映画ですか。なんてステキ!

この曲、我が家の録画リストにはN響で常時保存。約三分。心落ち着くひと時にしてくれます。
Commented by おまさぼう at 2014-01-29 00:23 x
ツッキ―さま

今回のサイン会は、皆様のレポを拝見すると、かなり大盤振る舞いと言いますか、何にでもサインしてくれたり、結構、お話したりという余裕が感じられました。

映画がアップしたところだし、海外にもちょっとだけ行けたし、気持ちがゆったりしている様子が出ていましたね。

Into the wildにもオンマの言葉として、「わたしが口を開いたら、アンタは終わりよ」というくだりがありましたけど、どんなスターもだらしないわが子に違いないし。

ツッキーさま、さすが。ゲルでだったか、ナムギルの頭に女性の長い髪を合成させた写真が以前ありましたけど、すごい美人でした。女性といってもいいくらい!!!
Commented by ukosan at 2014-01-29 00:25 x
この映画、クリストファーリーブが事故に逢ったあと見たので、何だかよけい切なかった気が。自分の人生を省みて、いろいろ考えさせられる映画やドラマもいいけれど、つらい  というほどでもないけど、  現実から逃避させてくれるのも、映画やドラマのいいところ。ホント、この世のことなど、みな いつかどこかで なんでしょうね。  残り少ない私の人生に、咲いてくれているナムギルに感謝(笑)
    これから3月までの間、私は何回 横浜に行ってしまうんだと思うと、自分が恐いです(笑)   
Commented by おまさぼう at 2014-01-29 00:36 x
オモ、チャットしてますね^^
ukosanさま、熱いですね。燃え尽きないようにしてくださいね。

わたしが歌舞伎や韓国ドラマに魅かれたのも、ひとつには、あまり現実現実してなかったせいかも。いえ、韓国のドラマはたぶんに現実を描いているかも知れませんが、しょせん、外国のお話ですし、いろんなことが新鮮でした。
一方、日本のドラマでは、社会を反映している相棒などの刑事ドラマが大好きというおまさぼうでもありますが(汗)
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by omasa-beu | 2014-01-28 20:37 | 映画、TV、本、音楽 | Comments(6)

終活しなくちゃと思いながら毎日をだらしなく送っている団塊の世代です。写真は、ドラマ『子連れ狼』(北大路欣也さん版)の大五郎(小林翼さん)。私の癒しです。スカパー「時代劇専門チャンネル」のTV画面から撮影。問題でしたらお知らせください。


by omasa-beu
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