『サメ』 15話
2013年 07月 16日
視聴率は、10.5%。前回より0.1%上がりました。今回のあらすじも、キム・ナムギルの台詞中心です。他の場面は要約に留めさせていただきます。ネタばれ、ご注意!
妹イヒョンの靴につけた発信機の信号を追ってきたハン・イスは、それが自分のマンションだったことに驚く。恐る恐る部屋に入るイス。リビングのテーブルに置かれた靴を見つけ、驚愕し、うろたえる。
イヒョンのスマホに再び電話するイス。
「もしもし」
「イヒョン?」
「イヒョンさん、携帯を置いて出て行きましたよ」
すぐに、スヒョン捜査官のスマホへ。
「(事務長を気にしながら)はい」
「イヒョンが拉致された」
「えっ?」
「今すぐ、イヒョンが働いていた店の監視カメラを確認してくれ」
一瞬、茫然としながら、黙って事務室を出て行くスヒョン。
イヒョンの靴を手にしたまま、考えをめぐらすイスの表情は怒りに変わり、チョ会長に電話するが、会長のスマホは書斎の机の上に置かれたままだった。
「出ろ、出ろ、出ろ。。。出ろ、チョン・ヨンボ~」
会長のスマホ着信音が途絶えると同時に書斎に入ってくる会長とヘウ。椅子にすわり、更に嘘の告白を続ける会長。
「チョ・ヨンボが許せなかった。父を日本の憲兵に密告して拷問させた。その後、北朝鮮軍に入り、父を殺させたやつだ。家も村も火事で燃えてしまった。罪のない多くの命を奪った。母もその時殺された」と泣く振りをする会長。「父はチョン・ヨンボを息子のように可愛がっていた。わしも兄弟のように、友達のように思っていた。やつが眼の前に現れたとき、神から与えられたチャンスと考えた」
なぜ自分をチョン・ヨンボと思ったのかと気にする会長に、「ごめんなさい。気にしていただくことではないので」と書斎を出て行くヘウ。
ロバート・ユニの「放火犯は不明。生き残った者はほとんどいない」を思い出し、「チョン・ヨンボが放火したというのは、目撃した者から聞いた」という祖父の言葉に疑問を抱くヘウ。
イヒョンの靴を左手に持ったまま、誰かに電話しているイス。
「何の用だ?」と電話に出るチョ会長。
「イヒョンはどこだ?」
「それは、何のことだ?」
「イヒョンはどこだ、今?」と怒鳴るイス。
「怒っているようだが、悪いことでも起こったか?」
「どこだ? 言え、今すぐだ! でなけりゃ、アンタが偽物だってこと、世間が知ることになる・・」
「偽物はわしではない。まさに、おまえだ」
「・・何が望みだ」
「ははははは。おまえは、わしが欲しいものは持ってはおらん。ははははは」と電話を切る会長。
「もしもし・・」と間を置かず、非通知の番号から電話が入る。釣り上がるイスの眼。
「もしもし」
「長い電話だったな・・」
「だれだ!」
「妹を助けたいか?」とトラックの運転席にすわる本屋の親父。
「何が望みだ」
「おまえの命。それから、カン・ヒスが持っていた書類の原本・・」
「(大きく息を吐き)いいだろう。どこに行けばいい?」
「わしに会いたければ、カン・ヒスの書類の原本をまず探すことだな」
「おれが持ってる。約束の場所を言え」
「妹の命がかかっている。嘘はだめだ」
「ほんとうだ。あの書類の原本はおれのところにある」
「ヨシムラ会長のところにあるはずだ」
「どういうことだ?」
「時間がない。妹が苦しがっているぞ」
「おまえ・・イヒョンに指一本でも触れてみろ。おれの手で殺してやる」
「何かしたら、妹には再び会えなくなるだけだ。時間と場所はあとで知らせる」
ソファの背に座り込むイス。盗聴していたチャン秘書も衝撃を受けている。
スターヴィルマンションの前の通りを走りゆく殺し屋のトラック。中には、手足を縛られ、口を塞がれたイヒョンがぐたっとしている。すれ違うビョン刑事。
「スヒョン、よく聞くんだ。時間がない。急げ」と電話をしているイス。拳銃を用意し、視えない敵に銃口を向ける。
イスの部屋のドアの前に立つビョン刑事。前回、ヘウと来た時のイスを思い出している。ドアフォンを押す間もなく、出てくるイス。
「お話があります」
「今は困ります」
「すぐにすみますから」
「急ぎの用事があります。時間がないのです」と行くイス。
「(イスの背中へ)イス・・・待て」と呼びかけるビョン刑事。一瞬、立ち止まりながら、すぐにエレベーターに乗って去るイス。
「イヒョンが拉致されました」とスヒョンからの電話を受けるビョン刑事。監視カメラの確認を部下に指示。自分を責めているかのようなスヒョン捜査官。
車を走らせながら、「スパゲッティを食べない」と語ったイヒョンを思い浮かべながら、車のスピードを上げるイス。
「はい、代表」と冷静を装い、電話に出るチャン秘書。
「今、会長はどこにいますか?」
「ホテルにいらっしゃると思いますが」
「了解」
「あ、代表。わたし、正確な場所を確認してからご連絡します」
「頼みます」
すぐに会長へ電話するチャン秘書。
ヘウの検事執務室。ビョン刑事からイヒョンが拉致されたとの電話が入る。
「文書の原本はヨシムラ会長が持っている」との殺し屋の言葉に混乱しているイス。ヘウからの電話にためらいながら出る。
「おれだ」
「今、どこ?」
「用事がある」
「イヒョンを拉致したのが誰か、あんた、知ってるでしょ。もしかして、電話できない状況なの? 脅迫電話はあったの? わたしを信じて、イス。助けになるから」
「おまえが出てくれば、イヒョンがもっと危険にさらされる」
「それ、どういうこと?」
「あいつがほんとうに恐れているのはおれじゃない。おまえだ。イヒョンの命がかかっているんだ。無茶をするな」と電話を切るイス。
「イス」
事務長の問いかけにも答えず、事務室を飛び出して行くヘウ。イスのスマホ位置を確認するよう、どこかへ依頼。
ジュースカフェ。イヒョンの同僚に男の写真を見せ、状況を確認するビョン刑事。
ビョン刑事からの電話に別行動をとる方がいいと答えるスヒョン。「時間がない。急げ」というイスの声が頭に響く。
ジャイアントホテル前。「車はこのままに。すぐに出る」とベルボーイに告げ、ホテル内に飛び込んでいくイス。スマホ着信音。
「はい」
「会長はお客様とバーにいらっしゃいます」と伝えるチャン秘書。
「ありがとう」
(ジャイアントホテルと登場したホテルは、『赤と黒』でテソンがジェインを連れ込んだホテルですね。昨秋訪れた「インペリアルパレスホテル」かと思われます)
イス、ホテルフロントへ。
「スイートルームの鍵をお願いします」
「会長はバーにいらっしゃいますが」
「知ってます。会長に頼まれた書類があるので」
会長のスイートへ入るイス。隣室から見張っている会長の用心棒。
ホテルバー。ヨシムラ会長とチョ社長。
以前断った協定の話を会長に持ちかける社長。チョ会長は知っているのかと聞かれ、伽耶ホテル社長は自分だと何度も強調する。会長へそっと耳打ちする用心棒。
会長のスイート。片っ端から会長の書類やUSB、パソコンのファイルを探しまくっているイス。
スイート前の廊下。会長と用心棒が来るのを呼び止めるチャン秘書。
「チョ社長が酔っているので、会長が行かれた方がいいと思いまして」
「わかった」と言いながら、部屋へ入って行く会長。続く用心棒とチャン秘書。
堂々と会長を迎えるイス。心配げなチャン秘書。
イスのGPSを追いかけるヘウ。
「ここで何をしている?」
「父が持っていた文書の原本は、会長がお持ちですか? 私がいただいて行きます」
イスへ飛びかかろうとする用心棒を押し止める会長。
「他の者は出ていろ。出るんだ」
「どうした、ジュン?」
「お訊きしたいことは、私の方がたくさんあります。文書はどこですか?」
「それを探している理由から言え」
「会長がお持ちというのは、ほんとうなんですね。もしかして、私の事故、チョ会長ではなく、会長がしたことですか?」
「おまえを操っているのはチョ会長だ。おれはそれを知っておまえを見守っていた。お陰で、おまえを助けられたのだ」
「ずっと、そのことが気にかかっていました。どうやって、私を救ってくださったのか。私を救う機会のある者は、現場にいた犯人だけです。そいつが現場にいたなら、私を生かしておく訳がないからです」
「そいつは、おまえが生きているかどうか確認しただろう。生き残るのが難しいほどの大事故だったからな。おれがちょっとでも遅れていたなら、おまえを救うことはできなかっただろう。神はおまえに生きる機会を与えてくれたのだ」
「わからないのです。なぜ、私を助けてくれたのか」
「覚えていないのか。生きていれば、いつかチャンスが訪れると言ったこと・・」
「何のチャンスですか」
「おれとおまえは目標が同じだ。チョ会長を完全に打ちのめすこと」
「だから、ぼくを利用してきたのですか?」
「おまえは誰かに利用されるようなバカではない。ただ、おまえが目的を果たせるよう、助けているだけだ」
「文書はどこですか?」と腰の後ろからピストルを取り出すイス。「会長を傷つけたくはありません」
「おまえはおれの息子だ。望むなら、なんだってやるさ。おれの命だって」
イスのスマホに非表示番号から着信音。
「話せ」
「文書は探せたか?」
「まず、妹が無事かを確認させろ」
「(泣きながら)オッパ~」
「イヒョン」
「ほんとうにオッパなの?(泣き続ける声で)ほんとうに、オッパ?」
「そうだ。イヒョン。オッパだ。イヒョン」
「どうなってるの、オッパ? どうして連絡してくれなかったの? どうして探しに来てくれなかったの? どんなに会いたかったか」
「ごめん、イヒョン。今、オッパが行くから、不安がらずに待ってな。何も起きないから、大丈夫だ。今、オッパが行くから。オッパが行って・・」
「文書は見つけたか?」
「どこへ行けばいい?」
「海が好きだろ」
「どこへ行けばいいと聞いてるんだ」と叫ぶイス。
「クァンジングの浜へ来い。すぐにわかる場所だ」
「わかった」
「警告しておくが、妹を助けたければ、チョ検事を利用するなんてことは考えるな」と切れる電話。
「文書ファイルだ」とUSBを差し出すヨシムラ会長。(電話に夢中で会長のことは全く眼に入ってなかったイスです)
パソコンで中身を確認するイス。ファイルのタイトルは、「チョ・ヨンボに関する真実」。
店の準備をしているイヒョン母にビョン刑事からイヒョンが拉致されたとの電話。家に連絡があるかも知れないから帰っているようにと言われ、店の戸締りもせず、泣きながら飛び出していくイヒョン母。
イヒョンの跡を探索するビョン刑事は、部下に事件を荒立てないよう指示。先程会ったイスがすでに事件を知っていると勘づく。(ジャイアントホテルに到着した)ヘウに電話し、イスの携帯番号を訊く。イスが脅迫されている可能性があり、イヒョンをだれより心配しているのはイスだから任せておいてと答えるヘウに対し、殺人容疑者をかばっていたのがわからないのかと怒鳴りつけ、電話番号は自分で調べると電話を切るビョン刑事。
「いつでもコピーが可能な文書だ。チョ会長が文書を持ってこいと言った目的は、カン・ヒス宛に文書を送った者を確認するためだ」とヨシムラ会長。
「そうだとしても、持って行かないといけないんです」
「おまえ、ひとりで大丈夫か?」
黙って、会長のスイートを出て行くイス。
廊下で待つチャン秘書とヨシムラ会長用心棒。
「代表。どこへ行かれるのですか」
「連絡します」
「代表・・」
イスを心配して見送るチャン秘書の横顔を見つめる会長。
エレベーター前で父のチョ社長と遭遇するヘウ。父を無視し、外へ出て行くイスを追いかける。ヘウが追っていった男を「あいつか」とひとりごちるチョ社長。
(KBS『サメ』HPに、捜査のため歩き回る検事なのに、ホットパンツにヒールというのは現実的でないという意味の書き込みがありました。私もずっと感じていたことですが、この衣装の意図は、ソネジンさんのきれいな脚を見せるということなのか。それとも、ヘウのキャラクターを考慮したうえで、検事であっても、こんな格好で出勤するということなのか、笑)
「待って。わたしはどうすればいい? どうすればイヒョンを救える?」
「おまえは邪魔になるだけだ」
「ひとりではだめよ。あんただって危険よ」
「関係ない」
「ひとりでどうするつもりなのよ」
「おれを助けたければ、このことに関わらないでくれ」と車で走り去るイス。
追いかけようとするヘウに夫ジュニョンから電話。父のオ地検長の意識が戻ったので病院へ行くから一緒に行こうとのこと。急ぎの用があると最後まで聞かずに電話を切るヘウ。
(間の悪い夫です。ヘウをイスの元へ行かせたくないのは私も同じですが、事が緊迫している今、のんびりと電話してくるジュニョンにいらっときてしまいました。彼には何の罪もないですが)
「どこだ?」
「もうすぐ着きます」とスヒョン。
「着いたら連絡してくれ。いや、こっちからする」とスマホの電源を落とすイス。
イスのGPSを失い、「やつが恐れているのは、おまえだ。おれじゃない」というイスの言葉を思い返すヘウ。ビョン刑事に例の写真を持っているかと電話で確認する。
自宅で碁を打つチョ会長。
「ハン・イヒョンが拉致されたという事実をなぜすぐに報告しなかった?」と詰問するヨシムラ会長に、なんだかんだと言い繕うチャン秘書。
「ジュンに時間を与えようとしたのではないのか?」
「いえ、慎重を期する問題でしたので。。。代表はおひとりでは危険だと思いますが」
「ジュンがひとりで解決せねばならない問題だ。まかせておけ」
(唯一、会長が信頼を置いていたチャン秘書でしたが、それも揺らいでしまいました)
伽耶ホテルロビー。退勤するジュニョンと外出から帰ってきたチョ社長が遭遇。意識を取り戻したジュニョン実父について「全身がマヒしているのか。生きていても生きているとは言えんな」と心ないことを口にする社長。ヘウがジャイアントホテルにいたと話してしまう。「夫人とキム・ジュンは普通の仲ではない」というグランブルー社長の言葉が蘇り、妻への不信感を募らすジュニョン。
「着いたか?」
「今、着きました」とスヒョン。養護老人ホームの前。
「どうやっても、そこへ入り込むのだ。時間がない。急げ」
「わかりました。ヒョン(兄貴)!」(スヒョンがヒョンと呼びかけたの初めてです)
「何?」
「ぼくのミスです。すみません」
「そんなことを言っている時間はない。早くやれ」大きく深呼吸を繰り返し、拳銃を確認するイス。
養護老人ホーム内。面会申込書を提出するが、職員からスヒョンが続き柄として書いた「孫」というのは家族にいないはずだから保護者に電話すると言われ、でたらめなストーリをでっちあげ、部屋での面会許可をとる。
ジュースカフェでイヒョンにメモを渡した男の居場所をつきとめたビョン刑事。図書館の監視カメラに写っている男がジャイアントホテルのキム・ジュンであり、携帯の電源が切られているので追跡できないと電話で報告する部下。その会話を訪ねてきたジュニョンが聞きながら、パソコンの画像に眼をとめている。(ビョン刑事が着ているシャツの脇の下の汗がリアルです。イヒョン母同様、実の娘以上にイヒョンを大事に思っているのがよくわかります)
ジャイアントホテルの代表室。落ち着かないチャン秘書。代表の電話が切られていますがと入ってくるキム・ドンス。チャン秘書の様子を心配する。「もし、ハン・イスさんが生きていたらどうしますか」とつい訊いてしまうチャン秘書。「もしものことが実現すればいいんだけど」デートを申し込もうとするドンスに最後まで言わさず、「私のことは好きにならないで。私はいい人ではないです」と部屋を出て行くチャン秘書。
警察の取り調べ室。イヒョンにメモを渡した男を殴りつけるビョン刑事。「おれは刑事じゃない。イヒョンの父親だ。もし、娘に何かあれば一生ぶちこんでやる」と平静を失っている。マスクをした男から、車をもらう代わりに、メモを渡すよう頼まれたと答える男。
警察署の前。ビョン刑事を待っているヘウ。
「イヒョンの拉致はハン・イスと関係があるんだろ。疑わしいのは誰だ? チョ社長か、それとも、チョ会長か?」(さすがです、ビョン刑事)
「父ではないわ。それに証拠がないと。写真をください。イヒョンのために、私にできることをやります」と写真を受け取るヘウ。
オ地検長の病室。見舞いに来ているチョ会長。おためごかしを言い、地検長の手を握る。会長を見る地検長の眼に恐怖の色。
指定された浜に到着したイス。車を殺し屋のトラックから離して停車。スマホの電源を入れ、拳銃を腰の後ろにはさむ。トラックの周辺を確認。中から聞こえるイヒョンの泣き声。
「オッパだ。ちょっとだけ待つんだ。オッパが出してやる」と呼び続けながら、必死で後ろのドアを開けようとするイスの首筋につきつけられる拳銃。
警察。ビョン刑事にキム・ジュンの携帯の位置がわかったと告げる部下。
イスの拳銃を取り上げる殺し屋。
「望みのものを持ってきた。約束どおり、イヒョンを放せ」
「ヨシムラ会長が持っていたのか?」
「いや、おれが持っていた。約束どおり、イヒョンを解放しろ」
「まだ、おまえの命が残っている」
「わかっている。だが、おれの命は、イヒョンが無事に家に到着したことを確認してからだ」
「おれが約束を守ると思っているのか?」
「当然だ。あんた、プロじゃないか」
「無鉄砲なやつだ」と拳銃でイスの首筋をなぐり気絶させる。
あたりが暗くなりかけた頃、眼を覚まし、殺し屋から拳銃をつきつけられたイヒョンに気がつくイス。見つめ合うイスとイヒョンの兄妹。
「オッパ~(すすり泣きながら)オッパだったの・・」
「そうだ、オッパだ」
「なんで、今になって・・。なんで言ってくれなかったの? わたしがどれほどオッパに会いたかったか。オッパにどれだけ会いたかったか」
「イヒョン、ごめん。オッパが悪かった。オッパがほんとにごめん」と涙するイス。
「ううん、いいの、オッパ。こわいよう、オッパ、こわい・・」イヒョンの口を塞ぎ、こめかみに銃を当てる殺し屋。
「車に乗れ」
「どうするつもりだ」
「車に乗ってエンジンをかけろ。そのまま海へ入って行け」首を横に振るイヒョン。
「イヒョンをまず放せ」
「約束は守る」
「信じられるか」
「では、妹は助からないぞ」
泣き続けるイヒョン。
「さっさと乗れ」
チョ会長書斎。待っているヘウ。病院から戻った会長が入ってくる。相変わらず、意味のない笑い。
「はっはっは。どうしたのだ」
黙って写真を差し出すヘウ。
「これは、おまえのひいじいさんの写真じゃないか」
「そうです」
「初めて見るが、この横にいるのは誰だろ?」
「チョ・インソク先生の息子さんです」と真っ直ぐに祖父を見るヘウ。
「一体、どういうことだ」
「それは、おじいさまが一番ご存知のはずですが」
浜。イヒョンを見つめながら、車の方へと一歩ずつ後ろずさりするイス。泣き続けるイヒョン。
「さっさとしろ」
車のドアに手をかけようとするイス。そこへ入ってくる一台の車。運転席の横には、スヒョンが連れてきた老年の女性。スヒョンの手には拳銃がにぎられている。
「イヒョンをこっちへ寄こせ」とイス。「夫人を助けたければ、イヒョンを放せ」
「(ためらうことなく)車に乗れ。計画は変わらん」と答える殺し屋。
チョ会長書斎。
「おまえが何をいっているのかわからんな」
「イヒョンを無事に取り戻してください」
「イヒョンだと?」
「イヒョンが無事に帰ってきたら、おじいさまがどうやって生きてこられたか、何を隠しておられるのかは、これ以上、お尋ねしません」
「ヘウ」
「でも、イヒョンに万一のことがあれば、わたし、おじいさまを決して許しません。イスが戻らなかったら、何としてでも、おじいさまが隠している真実をあばいてみせます」
16話へ。
16話放送の前になんとかアップできました。
実に見応えのある15話でした。キム・ナムギルの演技にただただ取りつかれております。ヨシムラ会長という存在も未だ真意が視えてきませんが、なかなか渋いですね。
(写真は、KBS『サメ』HPからお借りしました)
15話 時間の経過が、とても速く感じられました。
好きな表情が たくさん ! ! !
イスのように、深い意味で 海に向かうのではなく、ただバタバタとギルの海に溺れています((((;゚Д゚)))))))
16話のネタバレはなしにして、銃を持つ길がすごくいい感じ。今までに銃を持つ役ってありました?ぜひとも、今後銃をバンバン打つような役をやってほしい!あ、次の映画は山賊だわ・・・やっぱり刀?
視聴率あがってきてうれしいです。あと0.1ポイント!明日にはもしかしたらうれしいニュースになるかも。
そうそう、ヘウのファッションですが、本当にいくらんでも短すぎますよね。イェジンさんはあまり背が高くないから、ハイヒールでミニスカ?うーーん。検事プリンセスのマヘリだってあんなに短いスカートやキュロットじゃなかったと思うけどなぁ・・・。
15話あらすじ、ありがとうございます。
ドキドキしっぱなしでした!そして、ギル様のカッコよさ、美しさに見惚れ続けていると…♪ギューン♪が流れてくるんですよねぇ。あの…前髪のせいの、片方だけの切れ長の瞳で私を(おまさぼう様当たり前ですよね?)見つめる眼差し。必殺技です!
そして二日連続放送はたまりませ~ん。月火にたっぷりいただいてしまって、胃袋が大きくなり、反って空腹感が増してしまって困る~みたいな。(笑)一週間ギル様を渇望し続ける羽目?になるんですよ~。
今から8月がこわいんですけど…。
へウのお洋服…美しき秘書様と可愛い妹ちゃんに対抗するためかな?何せお嬢様にしてホテルの後継者でもあられるわけで…違和感があるとしたら描き方の不足かもしれませんね。それよりも、皆様、車で前方不注意が過ぎます!イヤホン対応はきちんとしていても、あんなに嘆き悲しんで!毎度毎度ヒヤヒヤで、集中の邪魔になっちゃうんです。そこは、リアルにお願いしたいで~す。
美しき秘書様、いい感じになってきましたね。9話?のお迎えシーンのハッとする美しさ。出会いも素敵だっただけに、もっとイス様を押してくれないかしら…。あっ!隠しカメラは言い過ぎました。防犯カメラです…。(苦笑)すみません。
リアルタイム視聴をしている途中でも、この時間がずっと続いてほしいという想いで観ています。もっと視聴率がふるえば、撮影現場のみなさまの意気もあがるかも知れないけど、そう、視聴率、視聴率なんてことを考えていては、いい仕事はできないかも知れません。
前作の『赤と黒』にしても、視聴率は『サメ』よりも悪かったように思いますけど、キム・ナムギル=「悪い男」というイメージは定着していますし、まさに、記録ではなく、記憶に残る俳優と言えます。
ギルが銃を腰の後ろにはさむ仕草ひとつにしても、とてもかっこいいです。ドラマ内の姿がそのまま画報のようだということで、最近よく取り上げられていますが、まあ、制作会社の売り込みであったとしても、その通りと見惚れています♡
ヘウのファッション、ソネジンさんクラスの俳優なら、衣装についても積極的に意見を言えると思うので、お嬢さま育ちということで選んでいるのか、自分の美脚をアピールしたいのか、監督の意見を聞きたいです。
ギルの眼差しは、一体幾通りあるのか、数えきれないくらいです。この数年ずっとファンで来て、今が一番素敵に見えるという俳優は稀有ではないかしら。カットがかかると、全く違う顔を見せているし、努力+天性の才能+容貌+性格・・・イ・ビョンホン先輩やチョン・ジェヨン先輩の演技に嫉妬すると語っていましたけど、彼らの方が、後輩のギルに同じ気持を抱いているかも知れませんね。
放送は月火ですけど、あらすじのアップが終わるまで、ずっと、わたしの『サメ』は続くので、もう、心の中は、ハン・イスでいっぱいです。
ヘウ、いくらショーパンがはやってるからってはきすぎですね。
ショーパンの検事さんには担当してほしくないです(-"-;)
今、教える仕事をしてるんですが(7月から)
ドレスコードが厳しくて。。。
短パンはもってのほかです。
昨日やっと、字幕つきで観れました。
あんなに細かく表情を変える(しかも一つ一つが素敵)俳優さん、世界を探してもいないですよね。
ギル、作品ごとにというか一話ごとに演技が研ぎ澄まされていますね。
惚れてよかったと毎日思います。
撮影が押しているみたいで、日本に来れるか心配している方もいらっしゃるけど、ヘトヘト、ヨレヨレでもいいから来てほしい。会いたいです。
やりがいのありそうなお仕事ではないですか。お疲れさまです。ああ、私も、ギル資金のために働きたい☆
私が若い頃には、職場でのズボン(言い方、古っ!)も認められてない会社がありましたけど、今や、パンツスーツなんて、女子の職場での服装として定着してますもんね。なんか、ヘウがバカに見えてしまってしようがありません。
この前のソウルファンミだって、ほんとに来るかなと心配してたけど、大丈夫だったし、期待しておきましょう。
さっき発表になったところでは、8/10、握手会ですって!! 当たればいいけど、東京だし。。。涙。
今日は少~ししのぎやすくて一息ついております。怒濤の週明けを前に、またまた余興などお届けしま~す。
「ゴヌク」と書きながら、もう脳内映像は完璧「イス」です。さすがキムナムギル!!
へウは気高き財閥の長女テラ様にお願いいたしました。(笑)
妄想劇場
『鮫』〈赤と黒編〉
ゴヌク
「君は熱血漢溢れる検事だ。そして海神ホテルの後継者としての責任のため、愛のない結婚をも選んだ。しかし、私にとって君は、痛々しくも美しき一人の女性にしかすぎない。」
「すまない。愛してしまって…」
「前に言っただろ?恐ければ逃げてもいいんだよ。全力で。」
テラ
「いけるところまでいってみるわ」
ゴヌク
そっとテラの手を握り、指と指を絡ませる。
テラ
手の温もりにハッ!とする。
「あなたは…」
ゴヌク
切なくテラをみつめる。
テラ
茫然としながらも
「やっぱり…イス」
「私が貴方に惹かれたのは必然…。」
一筋の涙。そして熱いキス。
「これからもゴヌクと呼べるよう……努力してみる」
車を降り立ちすくす。
ゴヌク
フッと微かな笑み。
振り返ることなく車のアクセルを踏む。
執務室に入ると秘書官が驚いた様子で、テラをみつめる。
「どうされたのですか?」
テラ
「何も…」
「でも眼が赤くて、まるで…アハハまさかですよね。検事はお強い方ですから」
テラ
笑って「何でもないのよ…ありがとう」
いつも、決して人前で涙をみせることのなかったテラであった。
そう…イスの前をのぞいては!
席に着き、パソコンの「ゴヌク」の捜査資料をみつめ、大きく深呼吸を一つする。
ゴヌク
TIGER HOTELの準備室で、涙を流すテラの横顔を思い出し、目を潤ませる。
しかし、目を閉じ顔を左右に振り、冷静な、いつもの彼に戻っていく。
絡まった二つの「鮫」。二人はどこへ行くのか?天国か地獄か。
(『街の灯』へのオマージュを込めて)
END
少しは暑気ばらいとなると嬉しいのですが?
笑顔が可愛いイェジンさんも好きなのですが、本編?では涙と悲痛なシーンが多くて…何だか可哀想になります。
『赤と黒』と『サメ』のコラボですか。こういうのが書ける方、素晴らしいと思います。私自身は、そういう能力は、さっぱりですので。
この妄想劇場、なんと申し上げればよいか?!
ごめんなさい。テラもヘウも、ついでに、ジェインも嫌いな私は、ゴヌクであれ、イスであれ、もう近づいてほしくないのが本音かも知れません(チルトめらめらです)。
でも、それでは、物語は進行しませんね。
私にとって、魅力ある男とは、孤独が似合うひと。
チョンマル ミアンヘヨ。
私の妄想に付き合ってくださり、ありがとうございます。言葉遊びのようなもので…呆れられたでしょう?すみません。自分で“キス”と書きながら、確かにドキッ!イラッ!としましたよ。(笑)脚本家さんは平気なんでしょうねぇ。
孤独の似合う男!影があって?私もメチャメチャ好きです~。でも、そんな男がもてないはずはなく…いい女がまわりをウロウロするわけですよ!もてない男性を好きになれば、心穏やかですけど、女心はままならず…。あの!ギル様に惚れてしまったわけですから、これからも苦行は続きますね。(泣)共に…Fighting!