市川猿之助@松竹座初春大歌舞伎
2013年 02月 10日
忘れないうちに記録しておかなくてはと思いながら、2月も早や10日。
三代目市川猿翁、四代目市川猿之助、九代目市川中車の襲名興行。1月25日夜の部観劇。
演目は
『操り三番叟(あやつりさんばそう)』
『小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべい)』
『口上』
『義経千本桜 川連法眼館の場(よしつねせんぼんざくら かわつらほうげんやかたのば)』
この日は、猿翁さんは体調不良のため、休演。もっとも、夜の部は、口上のみの出演につき、さしたる影響はないが、ご贔屓はがっくりしていたと思う。
私のお目当ては、市川亀治郎改め四代目猿之助。えんのすけさんと呼ぶより、やはり、かめちゃんと呼んでしまう。ご本人も、亀治郎さんと呼ばれると違和感があるが、かめちゃんならいいと言っているので、よしとしよう。
亀ちゃんが出演するのは、『義経千本桜 川連法眼館の場』というお芝居。演じるのは、源義経の家来、佐藤忠信と忠信に化けた狐の二役。忠信の凛凛しさも素敵だが、やはり、見応えがあるのが、狐に扮した亀ちゃん。静御前がもつ初音の鼓(の皮)を親と慕い、忠信に化けて静御前の供をしてきたという、歌舞伎らしい筋書き。
正体を現した狐忠信が舞台のあちらこちらから姿を現し、現しては消えて行く楽しさ。真っ白のヒラヒラがいっばいついた狐の衣装が映える身のこなしの美しさ。舞台を縦横に駆け抜ける身体能力の高さに感嘆する。舞台正面の前すれすれに身体を乗り出して静止した際は、1階4列目中央にすわっていた私と眼があう位置。明らかに人間ではない、妖しげな空気をまとっている亀ちゃん。
義経から親と慕う初音の鼓を与えられた狐忠信が狂喜する姿には大きな共感を覚えて、私まで嬉しくなってしまった。私にしてはめずらしい経験。亀ちゃんの演技力、おそるべし!
激しい立ち回りのあとの宙乗り。松竹座の座席の上、3階の高さの位置で乱舞する亀ちゃんに観客は大喜び。3階奥へと消えた後、カーテンコールでは、下手側の幕をちょっとだけ開けて現れた亀ちゃんに劇場は大盛り上がり。思わず立ち上がり、「おもだかや(澤瀉屋)~」と何回も叫んでしまった。
市川中車を襲名した香川照之さん主演の『小栗栖の長兵衛』は単純に楽しめるお芝居。ただ、中車さんが声を張りすぎているのか、結構、無理をしているように感じられてしまった。大阪公演とあって、息子さんの市川団子くんを観られなかったのが残念。
『操り三番叟』では、中村翫雀さん演じる人形の後見役、坂東薪車さんの操る糸が、実際にはないのに、そこにあるように見えて感嘆。
『口上』は、猿翁さんのお弟子さんずが下手にずらっと並んでいたのが目新しいというか。お弟子さんといっても、みなさん、魅力的な役者さんたち。
襲名興行とはいえ、1等席2万円は高すぎるけれど、亀ちゃんこと、市川猿之助さんに胸踊らせてもらった夜だった。
ちなみに、前回観た市川亀治郎時代のお芝居はこちら。次が観たくなる役者さんですね。
歌舞伎は30年近くもみていませんが、やはり、世界に誇る演劇だと思います。
おまさぼうさん、カーテンコールで「澤瀉屋」と叫ばれたんですって、
気持ちよかったでしょうね。
積極的、イケイケ場面を目撃された私ですが、ホントは気が小さくて、規範にとらわれる人間なんです。
ナムナムにパンドラの箱を開けられたんですね。
だだ、人に迷惑をかけない様にしないと、とは思ってます。
この年で感情を素直に出せる場ができました。
歌舞伎座も新しくなりましたし、ぜひ見に行きたいです。
わたしは東京で猿之介襲名、市川中車さん初舞台のヤマトタケルのチケットを取り損ねました…と前にお伝えしたかと…。
歌舞伎の公演はなかなかチケットが取れなくて…いつか見れる日が来るとよいなと思います。
猿之介襲名の特別番組かで、このポスター?撮影を見ましたよ!歌舞伎とは思えない構図で、さすが、みんなアーティストだなぁと思いました。
歌舞伎は見たことないんですが、野村萬斎さんが好きで、狂言は何度か見に行ったことがあります。西の茂山さん一家も、昔、仕事の関係で初めて知ってから、時々気にかけて見てました。
今、萬斎さんのエッセイ?本を読んでますが、この人たちの芸への思いや気迫、意気込み、考えは、ホントにスゴいですね。いやぁ…。
それにしても中車こと香川照之さん。わたしがいうのは、大変おこがましいのですが…。やはり少し気負いすぎなのかもしれませんね…。声が枯れちゃうのはちょっと残念です…。
ナムとはまた違って、「わたしが目をつけた俳優さん!間違ってはいなかった…!」と一人嬉しくなりほくそえんでました(笑) ナムほどのめり込んだ(笑)は人はいませんが
わたし結構好きな俳優さん多くって、日韓問わず、いいものはイイ!と応援し続けたいですね。
私が歌舞伎を見始めたのは、ぎんこさまと逆かな。平成が始まった頃なので、かれこれ25年~。
歌舞伎も韓国ドラマも、わたしにとっては非日常の世界、夢の世界といいますか。いっぱい、仕合せな気持ちにさせてもらっています。
私が掛け声をかけたのは2度目。劇場内では初めてです^^
最初は、こちら。吉右衛門さんが京都の八坂神社で奉納舞を踊られた時でした。
http://omasabeu.exblog.jp/17133982/
私が「おもだかや~」と叫んだので、周りにいた男性たちも負けずにかけていました(笑)
ぎんこさま、気が小さいどころか、わたしは目撃者ですよ(爆)。だって、わたしはできませんでしたもの。
歌舞伎公演、いつか、ご一緒できるといいですね。
かめちゃんが福山さんの長年のファンという関係で写真撮影やら揚幕やら実現したみたいです。
狂言は数は観ていませんけど、茂山兄弟、いいですね。NHK『ちりとてちん』のもっくん(茂山宗彦)、よかったです☆
香川さん、たしかに気負いが凄いですね。気持はわかるような(なんて、簡単に言っちゃいけないですね)。。。
高良健吾 くんは、わたしも『おひさま』で爽やか~と感じてましたけど、映画の番宣かなんかで、全く違う役を演じていて、あ~と思いました。これからが楽しみな俳優さんです。派手さがないぶん、余計、期待できそうです☆
ひとつ訂正を…。ポスター なんて書いちゃって…^^; 失礼致しました…。
舞台の幕 でしたよね…。ホントに…知ったかぶりがよくわかる……。テキトーな記憶でテキトーに言っちゃう…悪い癖です。。。
すみません~…。
今日も雪です。
時々、書いてくださる歌舞伎の記事 楽しみにしてます。
とても心地よい刺激です。このモノトーンの空間で、勝手に彩り、音曲を想像するだけですが、楽しい(((o(*゚▽゚*)o)))
ナム씨 移動は、一般人の出張感覚ですよね。
お仕事の時は、しっかり決めて ! !
日本へ来てる頻度を考えると、色々楽しい想像してしまうんですが・・・ 待つしかないですね^_−☆
日本ではマイナー競技なのですが、世界選手権2/17 アルペンスキー 男子スラローム 湯浅選手の応援も お願いします(=^x^=)
あれ、この写真はポスターでいいんですよ。揚幕は写真がうまく撮れなかったのでUPしてませんけど、猿之助さんの初代から三代目までの隅どりを重ねた形のデザインでした。
知ったかぶりは・・・わたしもいつも・・・
こちらは、この週末にちょっとだけ降りました。でも、なかなか積るまではゆきません。都会はエアコンやら車やら、人口の温度が高いのかしら。
歌舞伎の記事、楽しみと言ってくださると嬉しいです。今月は、やはり、松竹座で片岡愛之助さんのお芝居を観る予定です。
ナムの来日目的・・・うれしい発表があることを期待しましょう☆
私は、ほんとに、スポーツ音痴で、メジャーなものでも弱いです。
たまたま昼間、久々に見た?!日本のテレビがフジテレビで、スマスマスペシャルやってて、今日の予告を発見…!
高良くんメインで、ビョンホンssiはオマケで見ちゃいました(ビョンホンssiペンの方ミアネヨ)。 なんか、普段と演じる役のすべての印象が違う俳優さんて、スゴいですね。
そう言えば昔、高良くんを知った当初、彼が「蛇とピアス」を演じたというのを知り相当ビックリしましたもん。おひさま のかずさん からは到底想像できず…。
でも今日ようやく早く終わりたくなくてゆっくりゆっくり見てた 花咲く~ を見終わり…。やっぱ ウリナムは捉えどころのないスゴい役者だなぁと痛感した次第です…。父親の所業に苦悩するジュンギの姿に一生懸命ゴヌクやテサンやジアンの姿を探しましたが…そこにいたのは、やはりキムジュンギという人物だけでした。いやぁ。テダラネ~。感服の一言です。
そうそう、「蛇にピアス」でした。そうか、そのカップルがさっき出てたのね。わたしも、おひさまの高良くんと結びつかず、俳優さんてすごいなと思いましたから。
花咲く~はドラマ自体も面白くないし、共演者、とくに女優さんがもひとつなので、ジュンギパートだけを編集して観てます。
はい、歌舞伎は、韓ドラにはまるずっと以前から好きでした。贔屓の役者さんは、中村吉右衛門さん、市川染五郎さん、市川猿之助(前、亀治郎)さん、そして、もちろん、玉さまも大好きですよ。
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福山さんというと、条件反射でmisakoさんを思い出しますよ。
残念ながら、龍馬伝は観てないんです。ミアネヨ。ところで、紅白で、猿之助さん、飛びました? 全然覚えてないです。
今年の京都でのフレンズの関西オフ会には参加します。おいでになりますよね。
ありがとうございます。歌舞伎に詳しい方が読まれるのは、ちょっとヤバいという感じですけどね。
私は、玉さまのお芝居では、やはり、歌舞伎公演や舞踊が好きなので、京劇との共演とか、にはあまり興味がないとういう中途半端なファンです。
あの女暫は貫録でしたね。共演の勘九郎さんもよかったけど。思えば、あの頃は、まだ勘三郎さんは闘病中ではあっても存命でしたのにね。時々、ああ、もういないんだと思いだして、めちゃめちゃ寂しくなります。あの方は、ファンという次元を超えて観てきたような気がします。ごめんなさい。玉さまから話しがそれました。