おまさぼう春夏秋冬

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韓国映画「タイフーン(태풍)」(ネタばれあり、かも)

f0020564_6271962.jpg泣いた、泣いた、ああ、泣いた。映画館でこんなに泣かされた映画は始めてと言っていいかも知れない。号泣に近い泣き方をしてしまった。

チャン・ドンゴン(장동건)とウォンビン(원빈)主演の映画「ブラザーフッド(태극기 휘날리며)」は映画館で7回、DVDでも数回見ているが、10回合わせても、涙の量では「タイフーン」1回に敵わない。別に泣けたからいい作品というわけではないが、少なくとも、私の胸を動かしたことだけは間違いないだろう。

チャン・ドンゴン扮するシン(씬)は少年時代に、脱北者として、南朝鮮(映画のまま)から見放され、北に両親や兄達、一族全員を殺され、朝鮮半島への復讐を支えに生きてきた人間である。だが、それは主要なテーマではなく、クァク・キョンテク(곽경택)監督が描きたかったのは、東アジア、アメリカ、ロシアなど各国間の力関係や思惑が交錯するなかで翻弄される人間たちの愛や友情であったように感じられた。

私が涙せずにはいられなかったのは、姉弟の愛、親子の愛、同士の友情、仲間の絆などが描かれたシーンである。いい男が二人も出ているのに、この映画には男女の愛が含まれていないが、そう言えば、私はあまり俗なラブストーリーで泣いたりはしない。

イ・ジョンジェ(이정재)が得な役どころだと思う。職業軍人カン・セジョン(강세종)としての冷徹さの面に隠された情の部分を見事に表現していた。今までの映画でも、イ・ジョンジェは感情をあらわにするタイプの演技者ではなく、じわっと、その良さが効いてくる俳優である。母親への別れの手紙にはもう泣かずにはいられなかったし、最後のドンゴン氏との決闘シーンは両者の気魄にも感動したが、台風による雨が船の内部にまで降りしきり、雨と汗にまみれたなかで、ジョンジェ氏の目からすっと落ちた一筋の涙に驚かされた。ポスターの真ん中に書かれている「敵にも、友にもなれない二人の男」というキャプションが、追う者、追われる者に過ぎなかった二人の気持ちを表現しているように思われる。

ドンゴン氏は体重を7キロも落とし、普段の暖かな笑顔の全く見られない演技で、ファンとしては全くもったいないけれど、その荒涼とした半生をやるせなく体現していた。顔に傷を入れたり、歯に金歯をかぶせたりはしているものの、瞬間見せる美貌は隠しようがない。やっぱり、ええわ。ドンゴン氏の姉役、イ・ミヨン(이미연)さんの演技にも目を放せない。

脱北者という、まさに現代の深刻な問題を描いていながら、見事なエンターテインメントに仕上がっていたと思う。導入部から緊迫感のある運びで、前日、数時間しか寝ていなかった私をも眠らせてくれなかった(笑)。ただ、ラストの回想シーンは余計のように感じられたが、どんなもんだろうか。
by omasa-beu | 2006-04-20 06:30 | 韓国ドラマ/映画・韓国語 | Comments(1)
Commented by おまさぼう at 2006-04-20 21:16 x
韓国ドラマや映画のファンですし、民間レベルでの交流は進んでいると思うのですが、政治レベルになると、なんか気分が悪くなります。小泉さんは「冷静に!」の一点張りだし、言うべきことは言わないとだめでしょう。
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♪ ♪ Kim Nam Gil Forever ♪ ♪  韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆ドラマ『名不虚伝(ミョンブルホジョン)』11/17からMNETにて放送開始!!


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