二月花形歌舞伎(染五郎・愛之助・獅童)@松竹座

f0020564_14292853.jpg二月の歌舞伎見物の感想も書かないうちに、昨日は南座観劇。今日は仕事はオフ。忘れないうちに走り書き。
左の写真は筋書きの表紙。花柄のデザインに混じっている若葉マークは、歌舞伎をあまり観たことがない人にも楽しめるお芝居ということらしい。

花形歌舞伎の意味を長いこと誤解していた。単に、若き役者たちによる歌舞伎と思っていたのだ。実際は、人気があり華がある役者たちよる歌舞伎のことらしい。どちらにしろ、二月松竹座の公演は、市川染五郎さん、片岡愛之助さん、中村獅童さんという、人気・実力ともに備えたお三方による上演とあって、観る前からわくわく感がいっぱい、染五郎ファンとしては、期待通りの満足感が心地よく劇場を後にした。

私は大体、午前11時から始まる昼の部が苦手。今回も夜の部だけのつもりが、昼の部の『大當り伏見の富くじ』の評判がよく、急きょ、同じ日に昼夜通しで観ることにした。とはいうものの、毎夜、午前3時、4時まで起きている身に11時からの観劇はやはり無理、なんとか2本目の富くじに間に合うよう松竹座に到着。

富くじは、たしかに、絶えず笑わせてくれるし、楽しい。染ちゃんのアイディアがいっぱいの舞台。最後は、宝塚の大階段ならぬ中階段が出現。マツケンサンバ的踊りは、一流の踊り手にかかると余計に見応えあり。しかし、全体として何か物足りない。それが何か考えていたが、ひとつには「間」かも知れないと思い当たる。どこの間ということではなく、全体を通して。しかしながら、染ちゃんの大阪弁は合格点だし、この芝居を新しく創りあげる才能と情熱はお見事である。

夜の部は、『義経千本桜(通称、すし屋)』と『研辰の討たれ(とぎたつのうたれ)』。前者では、すし屋の奉公人弥助が実は平家の武将平維盛であるという歌舞伎によくある設定。なよなよとした弥助が一瞬にしてきりっとした武将に変わる染ちゃんの演技が素晴らしかった。愛之助さん演じるならず者権太(ごんた)が自分の妻子を犠牲にして維盛親子を救ったことがわかる場面では、隣の若い女性は鼻をすすりながら泣いていた。私は芝居にここまで感情移入できる人が、実はうらやましくてしようがない。ちなみに、関西では、やんちゃな子のことを「ごんた」と言うが、それはこの芝居から来ているという話を聞いた記憶があり。

『研辰の討たれ』は、野田秀樹さんの野田版が有名だが、私が観るのは、平成5年の南座、中村勘三郎さんが勘九郎時代に上演された歌舞伎版のとぎたつ以来2度目。あの時も面白く観た記憶があるが、今回は、その勘三郎さんの役を染ちゃんが勤める。調子がよくて鼻もちならない町人あがりの侍をほんとにイヤなやつと思わせてくれる。愛ちゃんは何がおかしいのか、地に戻って笑ってばかり。それをとがめる獅童さんがまたおかしく、ファンとしては楽しめたお芝居だが、役者よりも芝居そのものを観にきた客にはどうだったか。

感想というより、キム・ナムギルさんの写真集を真似て、ともかく記録。
Commented by satiareko at 2012-03-19 19:47 x
歌舞伎を堪能されたようで何よりです。
わたしは歌舞伎のいろはのいの字もわかりませんが
それでも楽しく読ませていただきました(^v^)
お忙しい中、ナムのブログの訳をしていただき感謝です。
Commented by じぇん at 2012-03-19 22:16 x
satiarさんとおなじく~歌舞伎のいろはも、わからない私ですが、、、京都にいるころ、この子育てが、終わったら、絶対に、南座にくるぞ!と、あの界隈を、歩きながら、いつも、想っていた私です。

でも、、、悲しいことに、一度もその思いかなわぬままに~この地に移り住みました。。。
そして、友人の誘いで、2度だけ見た歌舞伎舞台。。。南座ではなく、歌舞伎座~~
ほんとは、もう少し、勉強して、あの世界に浸りたい!のですが。。。

実は、仁左衛門さんが、大好きなんですぅ~~~以前にも、書いたかもしれませんが、、、一番、心ときめく日本の俳優さん<役者さん?>です。
今日、テレビで、あの方を、久しぶりに拝見して、このおまさぼうさんの記事、、、いつもにもまして、興味深く、読ませていただきました。

また、仁左衛門さんの舞台など、見られました折は、おまさぼうさんの、鋭い批評を、お願いします。
楽しみにしております。

過去に、どこかに書かれてましたか?今から、探しに行きましょう~~

Commented by おまさぼう at 2012-03-20 08:37 x
satiarekoさま
読んでくださってコマウォヨ。日々、赤黒で追われていますので(うれしい悲鳴~~)なかなか他のことは書けないでいますけど、一応、日記代わりです。
Commented by おまさぼう at 2012-03-20 08:45 x
じぇんさま
歌舞伎って、そんなに勉強して観るものではないし、単に楽しめばいいだけのお芝居だと思いますよ。すくなくとも、私は、韓国ドラマも歌舞伎も他のドラマや映画も同じです。それが、好きかどうかというだけ。

仁左さんを『徹子の部屋』でご覧になったのですね^^私は昨夜、録画で見ました。相変わらずダンディですが、やはり、舞台姿は今も色男ができるほど素敵です。とくに、玉ちゃんとのツーショットは今でも美しい。

仁左さんも好きですし、観てはいますので、書いているかも知れませんね。よろしければ、右下の検索でご覧いただけますか。

今日は、京都市内にあるお寺へお墓参りに行ってまいります。
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by omasa-beu | 2012-03-19 14:19 | かぶき・演劇 | Comments(4)

♪♪Kim Nam Gil Forever♪♪ 韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆ドラマ『名不虚伝(ミョンブルホジョン)』MNETにて放送中!!


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