おまさぼう春夏秋冬

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『ハングルの愉快な迷宮』戸田郁子著(講談社+α文庫)

韓国のテレビドラマや映画を見始めて9年目になる。生活習慣や文化の違いなど、最初の頃に感じた「なんで、なんで?」という疑問も最近はいつのまにかわかった気になっていることが多い。でも、実際はわかった気になっているだけなのだ。

韓国語を中心に置いて書かれた文化論とでも言うべき本書の著者は韓国語学習歴30年、韓流など存在しなかった頃から韓国に興味を抱き、韓国に関わってきた女性である。韓国の大学に学び、韓国で働き、韓国人男性と家庭を持ち、韓国の家族制度の中で暮らしてきた著者はまさにドラマでは語りきれない韓国の文化や日常を教えてくれる。

日本語で人の名前につける「さん」という呼び名を韓国語で「씨」と書き、ssiと発音する。日本語の「氏」と似てはいるが、ちょっと違う。韓国ドラマを見ている人なら誰でも知っている言葉である。ある時、著書の夫君は自分より年下の者から○○ssiと呼ばれ憤慨したというのだ。ssiというのは対等の立場にある者に対して発せられる言葉だからだ。付き合う相手はほとんど年下という私位の年齢になれば気にすることはないけれど、若者が年配の人に○○ssiと呼びかけたりすると、こいつ生意気ととられることになる。

ドラマでは料理をする光景もたびたび見られる。韓国料理は、ナムルなど手であえることが多い。多くの場合、主婦は使い捨てのビニール手袋をしている。調味料でべたべたした手を洗うのが面倒なんだろうと思っていたが、他にも理由があった。とくにキムチを素手で混ぜたりすると、青唐辛子など香辛料のために手がひりひりして眠れなくなるらしい。先日開催された「2010年日韓交流おまつり」にチマチョゴリ姿で登場した前首相鳩山由紀夫夫人の幸さんは素手でキムチを漬けたそうだ。なんでも、素手でないと、おふくろの味が出ないと言ったとか。親孝行な韓国の若者なら、おふくろの味のために母親の手が痛むのは望まないだろう。まあ、夫人はそんなに大量のキムチを漬けるわけではないでしょうが。

韓国語の熟語やことわざの引用も多く、私のような韓国語万年入門クラスには難しいが、韓国の日常生活が興味深く描かれている。自分の時間が一番大事という私など、韓国の大家族の中ではとても暮らせない。仮に嫁になっても3日で離縁されるのが落ちである。
by omasa-beu | 2010-10-17 20:30 | 韓国ドラマ/映画・韓国語 | Comments(0)
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♪ ♪ Kim Nam Gil Forever ♪ ♪  韓国の俳優キム・ナムギルさんが好きです☆ドラマ『名不虚伝(ミョンブルホジョン)』11/17からMNETにて放送開始!!


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