国民統一番号
2010年 03月 12日
両親は、私が小学校に入る前に離婚している。そのせいかどうか、未だかつて父の名前を書いた覚えがないのだ。呼び名は覚えている。「ゆうぞう」を「祐三」と書くのか、「裕三」とするのか、考えてもわからない。覚えているかも知れない母も今はいない。とりあえず「祐三」と書いて提出。
抄本を請求するのは初めてではないが、以前は「父・母」の名前を記入する欄はなかったような気がする。どうなんだろう。それにしても、何かにつけて、謄本だの抄本だのと面倒くさい。国民に固有の番号をつけて、それで処理すればいいのではないか。プライバシーの侵害だの何だのとうるさいことを言う輩も多いようだけれど、年金記録や税金徴収など、改善されることもあるだろう。コンピュータの時代にいつまで亡霊のような人を「戸籍筆頭者」なるものにしておくのか。
父の名は祐三でよかった。全く縁のなかった父娘ではあるが、せめて名前くらいは間違えなくてよかった。