国民統一番号

年金請求に戸籍抄本が必要とあって区役所へ出向く。申込書には「戸籍筆頭者」や「父・母」の名前を書かなくてはならない。筆頭者としては60年前に亡くなった祖父の名前を書いたが自信がない。窓口で調べてもらったら合っていた。だが、もっと自信のなかったのが父の名である。

両親は、私が小学校に入る前に離婚している。そのせいかどうか、未だかつて父の名前を書いた覚えがないのだ。呼び名は覚えている。「ゆうぞう」を「祐三」と書くのか、「裕三」とするのか、考えてもわからない。覚えているかも知れない母も今はいない。とりあえず「祐三」と書いて提出。

抄本を請求するのは初めてではないが、以前は「父・母」の名前を記入する欄はなかったような気がする。どうなんだろう。それにしても、何かにつけて、謄本だの抄本だのと面倒くさい。国民に固有の番号をつけて、それで処理すればいいのではないか。プライバシーの侵害だの何だのとうるさいことを言う輩も多いようだけれど、年金記録や税金徴収など、改善されることもあるだろう。コンピュータの時代にいつまで亡霊のような人を「戸籍筆頭者」なるものにしておくのか。

父の名は祐三でよかった。全く縁のなかった父娘ではあるが、せめて名前くらいは間違えなくてよかった。
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by omasa-beu | 2010-03-12 00:17 | 日々のこと | Comments(0)

終活しなくちゃと思いながら毎日をだらしなく送っている団塊の世代です。写真は、ドラマ『子連れ狼』(北大路欣也さん版)の大五郎(小林翼さん)。私の癒しです。スカパー「時代劇専門チャンネル」のTV画面から撮影。問題でしたらお知らせください。


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